405 「ストレンジャー・シングス」2 証明されたスピルバーグ、キング、カーペンターの普遍性 | ササポンのブログ

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ひとを観ていないものを観ます

このドラマが大ヒットしたことで、

ある真実が証明されました

それは

キング、スピルバーグ

そして

カーペンターが

作り上げた世界観は

時代を貫いて存在し続ける

普遍性があるということ

 

信じられないことだが

宮崎駿が好きと言っている

10代、20代、30代の子は

「風の谷のナウシカ」を

見ていない

 

「もののけ姫」以降の作品を

見ているが

「風の谷のナウシカ」が見てない子が多い

僕の感覚では

「風の谷のナウシカ」を見ていないのに

宮崎駿を好きなんていうな・・だが

この映画が封切られたのは

1984年だ

33年前!!

 

最近では、

あまりTVでもやらなくなった

見たことない若い子がいても

不思議はない

 

「ET」の封切りがその2年前

「ニューヨーク1997」が、3年前

「シャイニング」の翻訳本が出たのがその4年前

 

スピルバーグも、キングのまだ現役だ

カーペンターも細々とマイナー世界で創作している

 

でも、

残念ながら

あのころの全世界を

そして

僕たちを完全に打ちのめした切れ味はない

それも

仕方ないことだ

創作者は常に成熟という名のパワーダウンを

余儀なくされる

しかし

彼らが生み出したパワーを浴びて

大人になった創作者が

それを

さらに

磨きをかけ

増幅させ

再構築してしまったのだ

 

確かにJJもスピルバーグの生み出した息子だ

ただ、彼は、忠実に再現したわけではない

いくら好きだとはいえ、時代遅れだとわかっていた

だから彼なりの構築理論で、

大ヒットドラマを作り出した

ただ、それによって、

図らずも証明してしまったのだ

スピルバーグ、キング、カーペンターの

あの頃の世界観の古さを

 

だから

この「ストレンジャー・シングス」の企画は相手にされなかった

ところが

ほとんど無名だったダファー兄弟が作り出したのは、

スピルバーグ、キング、カーペンターの全盛期の世界を

堂々と緻密に再構築することによって

40代以上の世代には懐かしい

それ以下の世代には初めて見る新鮮な世界に写ったのだ。

 

さて、

次回は肝心のドラマの中身を分析する

当然、ネタバレ全開になる

ほんと

悪いことは言わない

Netfilkは入ったほうがいいよ

僕のブログを読んでいるような

脳みその半分が

映画、ドラマ、音楽でできてるようなご同輩は

もう

世界が一気に広がるから