立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り~十三杯目~ | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

東京都渋谷区笹塚の非公認ご当地キャラの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するコラムです。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!
※PC版、アプリ版での閲覧推薦。

おはこんにちソバ!!!ズゾゾゾゾーーーー!!!

 

どうですか???手繰ってますか???暑いからざるそばをズゾゾー!!!

 

さぁ、久々に蕎麦探偵ですよ!!!

今回は都内の立ち食い処から、神奈川…そして大阪!

そして!Twitterに上げていないお店ばかりの回となっております!!!

2年近くかけて、紹介してきたこの企画…次回で最後!!!

 

最後まで変わらず、全力疾走だッッ!!!ズゾゾー―!!!
 

それでは早速…行ってみよッ!!!

 

86杯目 『かめや 新宿店』

 

 

蕎麦探偵はふらっと現れる。

 

珍しく街中からスタートする。

いや、あまりにもこの雰囲気が良くて。

新宿駅西口近くにある思い出横丁。

昼間なので閑散としている。

闇市の名残ある、この狭さと雑踏さ。

一度火災で焼失してしまったが復活し、今日に至る。

 

目移りするこの感じが良い。色んな形の色んな物が所狭しと置いてある感じ。

昭和だ。まさしく昭和である。

今ではどの街も再開発が進み、綺麗に整備されてきているが

やはりこちらの方が街の息吹を感じる。

だが、ここは新宿の一等地だからなぁ。いずれ淘汰されてしまうのかなぁ。

 

 

刮目せよ、この写真を。

あまりのも人間臭い場所だ。

令和の時代において、この感じ。良い意味で汚くて良い。

 

昼呑みのお店はオープンしており、覗くと結構お客さんが入っている。

ああ~もつ焼きの良い香りだ~!

むむ、ダメだ。気を強く持たないと入ってしまう。

本日の目的はそばだ。

 

 

そんなこんなで目的地に到着。

という事で本日は新宿区西新宿にある、かめやを調査だ。

 

あれだけ呑兵衛の瘴気にあてられたのにも関わらず

見た瞬間、完全にそばモードに。これは引き込まれた。

 

映画のセットのような外観だぁ…。雰囲気良過ぎる…。

オープンスペースのカウンターのみとか熱すぎるだろ…。

神田東口店はめっちゃ通っていたけど、あちらは普通の立ち食い処だった。

新宿店は情緒あり過ぎる…。

 

 

・天玉そば

 

かめやと言えば天玉そばなので、天玉そばをオーダー。

これで430円という事実が食べた時に驚く事になる。

 

このかめや独特の白く分厚い天ぷら!噛り付く準備は出来ている!

早速頂こう!

 

 

やはり、そばとつゆ…ああ、この味だ。

立ち食いなのにこの高級感のある味。

美味しいそば処は色々とあるが、かめやはかめやにしか出来ない味がする。

 

分厚い天ぷらも良いわぁ…。外はカリッと中はジューシー。

もはや唐揚げだよコレ。

天ぷらもここでしか味わえない味である。

 

立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り~十一杯目~で、新宿のかのやの話をしたが

同時期にかめやのそばも食べていたのを思い出す。

あの時代は奇跡的に立ち食いの名店に入っていたんだなぁ…。

 

ご馳走様でした!

個人的な都内最強だと思う、そばチェーン店。

立ち食いの枠を頭二つ分程、抜きん出たそば。すごい。

 

 

87杯目 『そば・うどん蓼科』

 

 

夏でも蕎麦探偵! 

港区赤坂にあるそば・うどん蓼科にやってきた。

 

すぐ隣はテレビ局のTBS、永田町、そして国会議事堂もある赤坂。

東京の中心…いや、日本の中心のすぐ側の場所にある立ち食い処だ。

 

年季が入った外観だなぁ。うむ、情緒あり。

隣の千成も良い雰囲気だ。サクッと立ち飲み…いいぞ。

 

外に貼ってあるお品書きを見る。

うむ、このような立地なのにも関わらず、どれもリーズナブルだ。

かけになると290円というお値段。

日本の中枢近くに庶民の魂…中々、感慨深いものがある。

 

お、かつそばという攻めた物もあるな。

初めての所はやはり定番物を抑えてから。かつそばは次回だな。

海鮮そばがある…あ、即決だ。これにしよう。

 

 

・海鮮そば

 

店内に入ると…おお!渋い!カウンターには並べられた揚げ物!

そして横に食券機。よし、海鮮そばっと…。

 

食券を渡す。

…あれ、カウンターには揚げ物が並んでいるので、どこで食べるんだ…?

見渡すと…おお!?

 

隣の千成と繋がっている?!!?!?!?!

 

ああ、食事の方は隣の千成の方で食べるのか。これはまた面白システムだな。

 

蓼科でそばを受け取り、千成で食べる。

…なんだろう、この国境を越えて食べる感。

 

 

早速、頂く。

 

つゆはかえしが強い、甘めのつゆ。

それと共にやってくる昔ながらのそば屋のつゆの風味。

強く甘い味。ああ、働く人にはうってつけの味だ。好きこれ。

 

そばはもっちりとした、歯応えのあるそば。

つゆの味の存在感とそばの食感の存在感が凄いので、これぞ食事という感じがする。

海鮮天もひと口かじれば、海の味。抜かりなし。

 

ご馳走様でした!

器といい、内装といい、ホント一昔前のそば屋という感じ。凄く好き。

今度は夜に千成の方も行ってみたい…。

 

 

88杯目 『仲や』

 

 

本日は立川市柴崎町にある、仲やを調査しにやってきたぞ。

立川駅南口すぐの所にお店はある。

 

駅前の細長いビルの一角にひっそりと。

歓楽街にちょこんとある感じがアングラ感もあって、なんか良い。

控えめな看板と暖簾もまた良い。4,5人くらいしか入れない狭さも良い。

とにかくツボを突かれている。

 

お品書きは店頭に。

うむ、オーソドックスなものばかり。

おお、さつま揚そばがあるのか!ほほぅ!

ムム!めかぶとろろ…中々、渋い物もあるが……やはりコイツでいきたい。

 

 

・コロッケそば

 

この手のお店はやはりこれでないと。

早速、頂こう。

 

お!?平打ちのそばか?!これはまた珍しい!

噛んだ時の食感が良いな。

そばが縦で口に入った時と横で入った時の口当たりの変化も面白い。

 

その平たいそばに乗る、つゆもまた美味い。

関西チックなダシの効いた旨味つゆ。かえしとダシの良いバランス!

さりげないのにレベルの高い感じ。

 

普通の立ち食い処かと思いきや…結構衝撃的である。

そばもつゆも丁寧に作られた味わい…美味いぞ。

こういった思いがけないサプライズが個人店の良さでもある。

 

コロッケもTHE・コロッケという感じ。

これがまた立ち食い力を底上げしている。

いいぞ。美味いぞ!

 

ご馳走様でした!

小さなお店に秘めたるパワー。

“隠れた名店”というのに相応しい所。

 

※残念ながら閉店してしまいました。(2024/1/23追記)

 

 

89杯目 『都そば 福島店

 

 

なんと大阪です。

 

キャプテン・ソル君の居る、直すカフェ赤い糸に行く為に大阪に来たのだが

時間があるので夕飯を食べる事に。

 

なんだかんだで初の大阪なのだが…いやはや、中々面白い所だな。

都会なのだが、古き良き部分が残っている。

東京で言う所の錦糸町や亀戸に雰囲気が近いかも。

なので初めてでも、どこか馴染みやすく、臆せずフラフラと探索出来た。

いいなぁ、人の為の街って感じだ。エネルギーを感じる。すぐに気に入った。

 

ササローの気に入る基準はただ、人が多くて店が多ければいいという訳ではなく

空気感を大事にしている。

本当に個人の感覚なのでなんとも伝え難いが、なんかこう建物や地面など無機物からの

見えないパワーも大事にしている。引き寄せられる何かを感じ取ってる…かもしれない。

なんだ、この急なスピリチュアル語りは。

 

良さげな雰囲気の居酒屋や知らないチェーン店があるなぁ。

ああ。色々と立ち寄りたい。寄りたい所が多すぎる。だが時間はそこまでない。

このコラム用に取材を兼ねて、ゆっくりと見たい所だが

イベント前日なので、ささっとご飯を食べて宿に戻らなければ。

よし、心に決めた一店舗だけ入ろう。

 

 

 

大阪市福島区まで歩いてきた。

 

圧倒的に良き雰囲気。活気を浴びつつ歩く。

昔から人々が行き交う場所という感じだ。

いいなぁ、好きだなぁここ。人間臭い街がやはり良い。

ホント、フラッと色んな所に行きたい。

立呑み…街かど屋…ダメだ…この中から一軒を選べなんてそんな事、出来………

 

た!!!!!!!

 

そば!!!!!!!!!!!!!

そばがあるよ!!!!!!!!!!!

即決!!!!!!!!!!!!!!!!!

ヨッホイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

・玉子丼セットのそば

 

という事で都そば福島店に来た。

関西を中心に出店しているチェーン店のうどん・そば屋である。

 

お店に入ると、すぐにカウンター席が。

口頭で注文して、品物と引き換えに代金を渡すシステムのようだ。

厨房にはお品書き。さて、何にしよう。

 

猫生初の関西での立ち食い。失敗は許されない。

それが最初の思い出となるからだ。

う~ん、そう思うとプレッシャーを感じてきた…。

 

お品書きはよく見るものばかりだな。

これぞ!というのは特にない。使用されているネギが九条ネギという所は土地柄を感じる。

 

スタミナそば…。うん?天ぷらと玉子入り…。肉と玉子ではないのか。

あ!天玉か!関西では天玉そばをスタミナそばと言うのか?!?!

お品書きの書き方にも土地柄を感じる。ああ、なんだかワクワクしてきた。

というかワクワクしている場合ではない。早く注文せねば。

ええっと、あーっと…えい!これだ!

 

『 玉子丼セットのそばで 』

 

 

・玉子丼セットの玉子丼

 

到着。

まず先にそばがやってきた。

 

猫生初の関西のそばは“かけ”であった。

天かすもワカメもない、そばとつゆとネギだけ。完全に真っ向勝負である。

 

というか…。

 

これがモノホンの関西風つゆ!夢にまで見た!

 

都内では関西風と謳われているのを多々、食べてきたが

ようやくその食べてきた物が本当に“関西”だったのかが分かる瞬間でもある。

それでは頂こう。

 

芳醇なダシ感…桁違いの旨味…。うわぁああああああ……。

 

本物の関西風!!!!!

 

ダシ感タップリだが塩味のバランスも良く、違和感なく美味い。

ナチュラルに旨味が舌に染み込んでいく感じ。圧倒的な繊細さ。

 

それと同時に東京都内で食べてきた関西風は間違いでない事も分かった。

ダシ豊富なのに塩味のバランス感…。

本場の味を…キチンと再現していたんだ…。

そして…昔、笹塚にあった後楽のそば・うどんは…本物の関西風だったんだ…。

数十年越しに伏線回収。ちょっと泣ける。

 

歯応えある田舎そばも良い。立ち食い感満載だ。

なんかもう…ここで本当に良かった………色々と迷ったがここで良かった。

来て良かった。まだ食べてる途中だけど。来て良かった。

 

遅れて、玉子丼も到着。

ほう、かつ丼のカツ無し、卵とじのみのヤツか!早速、頂く!

 

あ、全然味が違う。なんだこの美味さは…。

玉子丼にも、そのダシが使われているのか。

かえしの主張がないので玉子と玉ねぎの甘みの自然な甘みを感じる。

本当にスマートな口当たりだ。関東だとかえしで甘々な感じだが、それがない。

口当たりはすんごい爽やか。

めちゃくちゃ美味い。猫生一番の玉子丼かも。これは参った。

 

ジンワリと効く、ダシ感のそばと玉子丼を黙々と食べる。だが脳内はうるさい。

 

そして…ご馳走様でした!

 

都そばすげぇ…。

本場の本気を見た気がする。

どちらもダシのハーモニーがヤバすぎる。

…次回はカツ丼だ。この玉子のカツ丼を食べたい。絶対にだ。

 

 

からの番外編。

 

気分が良くなり、帰りに銭湯へ。

なんだかもう、気分はすっかり地元の猫だ。

 

こちらは福島区のすぐ上、北区大淀中にある出世温泉。

古風なネーミングがナイス。

そしてこの激渋外観。横の古びたコインランドリー。情緒あり過ぎてヤバい。

色褪せた柔軟剤・洗剤自販機もたまらん。レトロ探偵歓喜。

 

梅田駅、スカイビルなど煌びやかな建物が並んだ、ちょっと先にこの温泉があるのだが

ホント、下町って感じの場所だなぁ。

数メートル先は令和で数メートル離れると昭和という、このちぐはぐさ。

この感じよ。この感じ。
 

中に入ると遅い時間帯にも関わらず、大盛況だった。

昔から愛され、世代が変わってもまたここに来る。

本当に地元に愛され続け、今日に至って来たんだとすぐに理解した。

 

これもまたレトロな番台で入浴料を払い、中へ。

そばの事もこの温泉の事も明日の事も考えながら湯に浸かる。

 

たった1日過ごしただけだったが、良い経験になった。

そして、改めて北区や福島区を深く掘り下げてコラムにしたいと思った。

 

さぁ、明日はイベントだ。

 

 

90杯目 『蕎麦いまゐ 四ツ谷三丁目店

 

 

蕎麦探偵であ~~る!

新宿区四ツ谷にある蕎麦いまゐ 四ツ谷三丁目店へとやってきた。

 

しかし、この四ツ谷あたりの20号沿いは立ち食い処が多くていいね。

前回紹介したつぼみ家もこの通り沿いにある。

 

ふむ、今までの立ち食い処とは打って変わって、かなりおしゃんてぇな外観となっている。

敷居が高そうに見えるが、かけは370円からと非常にリーズナブルな価格となっている。

 

店前にある、お品書きを見る。

種類豊富だな~。定番物がゾロゾロと。セット物もお得で良い感じ。

ざるではなく、冷やしそばメインなのも興味深い。

あ、鶏天そばがあるのは熱いな…。

その中で…お!生海苔天そばを発見!これは珍しい!即決だ、これでいこう!

 

 

・生海苔天そば

 

店内に入るとショールームのようなモダンな内装。

お…おおう…。こ、これが今時のそば処なのか…?

入り口横には食券機。うむ、生海苔天を…よし!食券を渡し、着席。

 

和なテイストで清潔感のある非常に落ち着いた雰囲気の場所。

コテコテな立ち食い処に慣れ過ぎてソワソワしていたが…うむ、静かで良い場所ではないか。

どのようなそばが出てくるのだろうか…?これはちょっと楽しみだ。

 

 

到着。

 

おおお…これはまた美しい…!

青々とした生海苔天と潤い感じる色白いそば。頂こう!

 

見た目通りの手繰り応えのあるそば。チープさの無い、本格派だ。

そんなそばにダシ感豊かなつゆ。優雅と言うに相応しい風味だ。

ほぉ~このお店のイメージ通りの味というか全体的に洗練されている…という言葉が似合う。

 

そして天ぷら…これが良い…。

磯の香りと海苔の味わい広がる中々の一品。

衣少なく、サクサクで素材の味が分かる、これもまた上品な揚げ方だ。

いやぁ~…美味い、これは美味いよ…。

 

ご馳走様でした!

これで500円という…。いやはや感服致した。

手頃なお値段なのに高級感を感じさせるそば。

感じさせ方は100杯紹介した中では1番かも。ここは近いし、また来たいな…。

 

 

91杯目 『そば処 大吉田

 

 

蕎麦探偵はサラリーマンの聖地に現れた。

 

港区西新橋の虎ノ門駅と内幸町駅の間にある、そば処大吉田にやってきたぞ。

やや新しめの外観にクラシックな看板が目印だ。

というか働く男達の飯処だよ…これは期待大だよ…。

 

そういえば、この新橋近くにも多数の立ち食い処があるようだ。

ちょっと調べただけでも7店舗。マジか!

もう新橋の立ち食い処だけで、次のラストの蕎麦探偵コラム、埋められるじゃん…。

 

まぁ、それは置いといて…。

ポスターに書かれている超大吉田が気になるが

詳しいお品書きは店内にありそうなので、早速入ってみよう。

 

 

・大吉田そば

 

店内に入るとU字に曲がった大きな白いカウンター席が。

牛丼チェーン店のような今時な装いだ。そして券売機。睨めっこが始まる。

 

おわー!豊富な品揃えだな!

やはり働く者達の腹を満たす為にセットや丼の物が豊富。むむ?!酒もあるのか?!

おお、久々に目まぐるしい程の…。これは困ったな~。

 

上部に店長オススメを見つける。

大吉田そば…。店の名前入りか!分かりやすい!迷った時はこれだ!

 

食券を買い、着席。

 

壁面を見ると、たこわさやだしまきのお品書きがあるな。

よくよく見るとおでんや一品物の肴類、煮込みなど呑みのお品書きが。

夜は呑みにも使えるのか…?

田楽に関しては1本30円からと、とんでもなく安い。

…いや、というかどれも安いな。

おでん類も50円からあり、なんだか大人の駄菓子屋な感じだ。

チョイ呑み所かガチ呑みに発展するぞ、この種類と安さ…。

懐にも優しくありつつも、満足できる…これぞサラリーマンの街だ。

 

…ダメだ。呑みの妄想が膨らみ過ぎて目的を忘れそうだ。

しかし、ここまで呑みに特化したそば屋は初めてだなぁ。

 

 

お品書きを見ながら、どう呑むか考えていたら到着。

 

ぐわ!!!

思わず、漫画の台詞みたいな擬音を発してしまった。

なんだ、この大きい天ぷらは…?これが大吉田の大吉田たる部分か。

ええい!いきなりいってしまえ!

 

おお!サクサクで香ばしい!

エビやイカなど海鮮の具材が盛り沢山で、味も良し。

一口食べれば色々な味がする…しかも口一杯に。これは薦めるだけの事はある!

 

そばも行こう。

ゆるめのこの手のそばらしい、そば。美味い! 

普通盛りだが、ボリュームも感じられる。

 

返しの効いたつゆも良いな、甘めで主張を感じるつゆ。

そばにも天ぷらにも、この甘い濃口の味が映える。

 

 

ご馳走様でした!

 

やはり甘口の濃い目つゆ好き…。

味付けも量も、働く人達に元気を与えるそばだ。

この感じの呑み兼そば処…近所に欲しい…。笹塚店出店…待ってます!

 

 

92杯目 『立喰いそば新世界』

 

 

蕎麦探偵はまた立川に。

 

立川市錦町にある立喰いそば新世界へとやってきた。

大阪の新世界ではなく、立川の新世界である。

ここでまさかの大阪繋がりとは…運命とは恐ろしいものだ。

というか…もしかして関西風だったりする…?

 

先程、紹介した仲やそうなのだが

なんだかんだで新橋に負けないくらい、立川にも立ち食い処が非常に多い。

ざっと調べただけで周辺に5店舗もある。なんだ、ここも夢の国か。

 

…次のラストは立川&新橋スペシャルというワードが脳裏に浮かぶ…。

 

さてさて、店前にあるお品書きを見ていこう。

ほぉ~トッピングが多いな。

インゲン!ナス!中々いいネタが揃っている。ふむ、これは天ぷらにこだわりありだな。

 

他は…むむ!?ねぎ…そば?!

こ、これは初めてだな。完全に初見だ。

乗っているネギは家系ラーメンの白髪ネギのように辛みのソースが絡んだネギの様だ。

非常に現代的なトッピング。うむ、これしかない!

 

 

店内は清潔感ある内装。そして最新の食券機が。

よし、ねぎそばっと。

 

食券を渡し、適当な席に立つ。

お、早くも到着。

 

お~!良き見た目!ラーメンショップなどで出てくるあのネギって感じだ!

よし、早速絡めて手繰ろう。

 

うむ!!!美味い!!!

そばはモッチリと立ち食いらしいそば。つゆは黒い関東つゆに見えるが

しっかりとダシの効いた、本格派なつゆだ。美味い!

 

そこからのネギが良い!シャキシャキ食感の後にネギの辛みとタレの味がやってくる。

ラー油そばのように辛みと油はそばに合うので、普通に合う。

一工夫なのだが…シンプルに美味いし、新しさを感じる。

これは…流行っても良いくらいだと思う。

 

ご馳走様でした!

味も良いし値段も安いので、ここ…密かな良店だと思う。

肝心な揚げものに行けなかった…次回はダブル揚げ物だな!

 

 

 

93杯目 『立ちそばWARABI

 

 

 

蕎麦探偵 in 横浜。

2度目の登場である。

 

八杯目では横浜駅前のきそば 鈴一を紹介したが

そこから更に先に進んだ所にこの立ちそばWARABIはある。

 

…お気づきであろうか?

90杯目越えて初めての横文字の立ち食い処である!

しかし、先程紹介した蕎麦いまゐといい

近年、出来た立ち食い処は和を前面に出したモダンな装いの所が多いな。

麻の葉模様も目を惹き、特徴的で良い。

 

券売機は外に置いてあるので、とりあえず睨めっこタイム開始。

ほぉ~ここにもざるではなく、冷やしそばがあるのか。

これは近年のトレンドと捉えていいだろう。

他には丼ものや温かいそばも豊富。

さて、揚げ物に……おお!?磯のりそば?!こここれだ!何かピンと来るものがある!これでいこう!

 

…というか、ここんところ海苔に弱いな…。

 

 

・磯のりそば

 

店内に入ると光り輝くステンレスのカウンター席が。

内装は黒を基調としたシックなものとなっている。

なんだか蕎麦屋というよりかは新進気鋭のラーメン屋のような感じだな。

 

食券を渡し待つ。そして早くも到着。

 

…黒いな。

そばが全く見えないほど、黒いな。

一瞬、十割そばでもここまで黒くないだろう。なんだ…?普通に思ってしまった。

いやいや海苔だから。

 

この気前の良い盛り方…めちゃめちゃ嬉しいんだが…。

からの湯気と共に磯の香り。ああ、これで正解だったな。

 

 

磯を感じつつ、そばを手繰る。

 

うむ!そばが美味いなぁ!細身で歯応えしっかりの本格派。

これぞ、そばを手繰ってる!と感じさせる、品質の高いそば。

ホント、近代的な立ち食い処はそばのクオリティが圧倒的に良いな。

 

つゆのかえしの味わいもありつつ、ダシもキチンと効かせている。

うん、美味い!更に海苔効果で風味が格段に増している。

 

つゆを吸って、コリコリ食感の海苔も良い。

ワカメとはまた違うコリコリ感だ。付け合わせではなく、天ぷらと競える程の主張感。

天ぷらにしても良いし、この状態でも美味い。

海苔を前面に押し出す流れ…これ流行って欲しい…。

 

 

そばもつゆも両方バランスがとれている。

美味いなぁ。美味いよこれ。

 

ご馳走様でした!

 

低価格で高級感のある、立ち食い処が増えたなぁ…。

そんなムーブメントの一端をWARABIは担っていると思う。

 

横浜西口の古きよきそばとニュージェネレーションそばの二大巨塔。

どちらも末永く営業して欲しいな。

 

ディスクユニオンの近くにあるから、また来よう…。

 

 

如何でしたでしょうか?!!?!?!?!!

 

さぁ、次回でラストです!!!

読者の方に日本古来のファストフード、そばを通じてそこの地域を知ってもらおうと思い始めた企画。

あと残り7杯となりました。

ちなみに100杯目に紹介するのはもう決まってます!なので実質6杯!

ラストも変わらず、地域を知ってもらう為、尽力致す…!

それではまた!ズゾゾゾゾ~~!!!

 


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