立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り~十二杯目~ | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

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東京都渋谷区笹塚の応援キャラクターの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するエッセイ的コラムです。
たまに趣味のやつも。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!

おはこんにちソバ!!!ズゾゾゾゾーーーー!!!

 

どうですか???手繰ってますか???ハシゴして手繰ってますか???

 

もう100杯が近くなってきたので、いつ達成するのか逆算してみました。

今回で85杯目まで行くので、次で92杯…その次で99杯!!!

99杯目の回は8個載せて100杯に達成させる予定なので…あと2回!!!2回ですよ!!!!!

 

2回やったら100杯いきますよ!!!!!!!!

 

あ、突然ですが…。

100杯いったら、丁度節目という事でこの企画は一旦終了の方向で御座います。

はい、悲しいけど、あと2回掲載したらおしまいです。

 

え!?何か心境に変化があったの…?!もう書かないの…?

 

あ、いえいえ。そうではなくて…。

長年、書き物をしてきましたが、どれも際限なくやっているので

たまにはキリの良い所で連載を終わらすチャレンジをしてみようかなというだけで御座います!!!

なので、ご心配なく!!!!

 

おりゃーーーーー100杯目までズゾゾゾゾーーーーー!!!!!

 

78杯目 『永當蕎麦』

 

 

蕎麦探偵は沖縄に来てもやる事は変わらない。ただ一つの探偵。

沖縄のローカルラジオカルチャーヒーロー・天声戦士アライブさんの紹介により参上したぞ。

 

 

…しかし、不思議だ。

沖縄そばが圧倒的シェア率を誇る、沖縄。

その地でコテコテの日本蕎麦があるとは…。しかも立ち食いの方という…。

実際、こうして店前にいるのだが…それでも、この独特な違和感というか

ここだけ空間が移転してきたんじゃないかという信じ難いような、不思議な感覚がある、あり過ぎる。

 

外観は都内の立ち食い処とほとんど変わらず、ザ・立ち食い処という感じ。

唯一の沖縄らしさは店頭にある自販機にさんぴん茶が並んでいる所ぐらい。

お品書きは店前の券売機のみ。しばし、券売機と睨めっこ。

 

うわ!!!どれも恐ろしく安い!!!

 

かけそばが…なんと190円となっている。

おお…最安値だ…!この企画…いや!猫生で一番安い、かけそば!!!

ちなみにもっとも高いメニューはそばではなく、ビール(500円)が最高値となっている。

あ、蕎麦で一番高いのは肉蕎麦(490円)ですぞ。

 

そのかけを中心に定番物がズラリ。

天玉に山菜にコロッケ…。

見慣れた物ばかりだが、やはりこの地でこの名前を見れる意味は物凄い重みがある。

 

そんな定番物の中に…むむ?!

チーズカレーそば…?!丼ものじゃなくて?!!そばなのか!?!?!

トリッキーなものも入っている…やるなぁ。

よし!どこにいても変わらず、これでいこう!

 

 

・コロッケそば

 

直球勝負!立ち食いの王道、コロッケそばをチョイス。

やはり変わらずいく場合はこれしかない。

それでは、いただこう。

 

お……………おおお!!!!

こ、これは!!!!!

 

慣れ親しんだ、いつもの味だ!普段食べている、あの味だ!!!

都内で食べている味と遜色無し。

つゆは返しとダシのバランスもよく、そばもゆるめの立ち食い仕様。

 

完璧だ…。

この味がここでも食べれるんだ…。何故だろう、めっちゃ感動する。

 

 

そして、更に一つ分かった事がある。

それはコロッケはどこで食べてもミスマッチという事。

改まって書く事ではないがあえて書きたくなる。コロッケのスタンス…恐るべし。

 

ご馳走様でした!

沖縄に路麺の魂アリ!

 

いや~改めて“普通”の凄さが分かった。

普遍は退屈なようで偉大だ。感服致した!

この立ち食いの“普通”の味を是非とも沖縄の方は食べてみて欲しいな!

 

 

79杯目 『はせ川

 

 

蕎麦探偵は今日もゆく。

 

新宿区早稲田鶴巻町にある立ち喰いそば はせ川にやって来たぞ。

早稲田大学の近くにあり、学生でいっぱい。うーん、良い活気だ。 

 

お品書きは店頭に置かれているな。どれどれ…。

 

お!やはり学生向けなのか値段設定が都内にしては結構安めだな~。

かけそばは290円からと中々の安さ。

ラインナップとしてはオーソドックスなものが多い。

おお!?花巻そば!?こりゃまた渋いのがあるではないか!更に納豆そばまである!

なんだか町蕎麦のものがチョイチョイ入っているな。

ここは~あえて普通で行こう、そうしよう。

 

 

・ごぼう天そば+コロッケ

 

店内に入る。

お、完全な立食スタイルだな。

内装は食堂らしい清潔感のある白を基調とした昔の市役所の食堂のような内装。

口頭で注文し、待つ。

 

はい、到着。

学生気分でダブル揚げ物。

お~こりゃまた色の濃い、田舎そばが使用されている!黒色のつゆも良い!

期待出来るこの見た目よ…。それではいただこう。

 

返しの甘さが際立ったつゆ!そこに武骨な田舎そばの食感!

あ、普通に美味いなコレ。

この甘いつゆがいいな~。揚げ物達がそのつゆを吸い、美味さ倍増。

特にごぼう天よ…この甘さと合い過ぎる!

板橋のときわ朝日もそうだったけど、甘いつゆとごぼう天最高過ぎるのよ…。

コロッケも同様に甘美味く変貌していた。ああ、最高。

 

 

黒いつゆに黒いそば…味も見た目も標準的な関東の立ち食いそばという感じ。

ホント、関東そばの良さを体現した一杯でもあると思う。

また癖なくシンプルに美味しいので、これは飽きないね~。

昼飯がここのお店ばかりになっても、全然いける!

 

ご馳走様でした!

時は移り変わっても愛され続ける、早稲田のソウルフード! 

あ、ちなみにここの大盛りは本当に学生サイズですぞ!

 

 

80杯目 『味元 末広店

 

 

蕎麦探偵…イベント前なのに?

 

はい、という事で!日本ローカルヒーロー祭前日ですが…来ちゃいました!

 

だって!!!そこにそばがあるんだもの!!!

 

日本ローカルヒーロー祭の会場となる、フェスティバルウォーク蘇我の近く

千葉市中央区末広にある、立食 味元 末広店にお邪魔しますぞ!

 

おわ~外観が渋いな~!派手な色の看板といい、本当にロードサイドの立ち食い処って感じだな。

いいぞ、食べる前から美味しいぞ。

お品書きは…店頭には無いので店内にあるのかな。

早速、行ってみよう。

 

 

・イカ天そば+なす天

 

店内は立食式。特徴的な水色のカウンターが目を惹く。

水色の飲食店…なんだかコルソ高崎を思い出した。

この派手な色使いがロードサイドっぽく、また時代を感じさせてくれて非常に良い…。

 

お品書きは厨房に貼られていた。さて何にしよう。

揚げ物の種類が多く、色々な種類のそばがズラリと並べられている。

 

ほほぅ、牛丼…!

この手のお店の牛丼は当時から味が変わってなさそうで、期待出来る感じがある。

いや~でも、ハシゴそばもしたいので、そばだけにするかなぁ~。

 

そして、口頭で注文。からの到着。

 

…おお!?イカ天!?なんだこの大きさは??!このパターンは初めてだ…。

玉ねぎを纏い、かき揚げチックになっており、結構なボリュームに仕上がっている!

色鮮やかさが残るナス天、最高過ぎないか…。見た目…200点満点!

それではいただこう。

 

 

ダシの効いた、サッパリとしたつゆ。滋味味である。

そして劇的にゆるいそば。ああ!凄いクラシックな味!

探そうと思っても中々見つからない、昔ながらの王道の立ち食い味。素晴らしい。

 

つゆに馴染むと、崩れちゃう天ぷらも良い。

一体となって手繰る…流し込む…このスタイルが凄い、リアルなロードサイド飯な感じ。

早くお腹を満たすに特化したアレだ。

巡り巡って、立ち食いの原点の味にまた出会えたな…。

 

ご馳走様でした!

在りし時代の風情を食べている感じ。

レトロ自販機飯が食べれるお店と感覚が近い、エモーショナルなそば。

そうです。エモそばです。

 

 

81杯目 『寒川そば

 

 

蕎麦探偵はブレない。

 

日本ローカルヒーロー祭前日なのにも関わらず、ハシゴそばです。

 

だって!!!そこにそば(ry

 

先程紹介した、立食 味元 末広店に続き
フェスティバルウォーク蘇我近くの千葉市中央区寒川町にある、寒川そばにも来ましたよ!

そうです!会場近くには2軒も!!!立ち食い処があるのです!!!


いや、しかし…千葉の立ち食い処はどこも趣がある…。 

というか2022年度外観オブ・ザ・イヤー暫定1位。

作ろうと思っても再現できない、この味…。歴史の重みを感じさせる味ですね。

屋根の色から、看板の文字の書体に至るまで余すところなく、激渋。

ドラえもんに出てくる、ひみつ道具・ミニチュアせいぞうカメラを使い

自宅に寒川そばのミニチュアを置きたい。置きたくない?

こちらは湾岸道路沿いにあり、正真正銘の路麺店なのもポイントが高い。

 

それでは早速、手繰りにゆかねば。

お品書きは店内にあるようだ。ササっと入店。

 

ハッ!

 

な、内装も……………素晴らし………。

 

色褪せたオレンジ色の使い込まれ、傷んだカウンターテーブル。

テーブルから見える厨房。

ゆで釜から立ち上る湯気。

そして何より…この!古びた煙草の自販機よ!店内に自販機があるのよ!!!

高度成長期の名残って感じだなぁ…。昔からの休憩処であった事も窺える。

本当に愛され続け、今に至ってきたんだなぁ…。

 

それよりお品書き…お、厨房にぶら下がっている。

見慣れたものばかりだな。そういう場合は…これ!

 

 

・天ぷらそば

 

スーパーベーシックでゆく。

ネギの盛りが気前良いなぁ。それではいただこう。

 

お…!?返しの味が強いな…そして、塩味とコク…。

うん、中華そばのような醤油感の強い味だ。あ、凄い…美味い!!!

過去に出てきた、調布のより道、神奈川のたつみやに匹敵する濃いつゆ。

味の奥の方に懐かしい風味も感じる。

 

おお…これは…久々にドンピシャで来た、好きな味。

本日、2杯目のそばだがそれを忘れ、空腹の時のような食欲が出てきた。

いやぁ…本気で美味いヤツだわこれ…。
 

 

そばは王道のゆるそば。

濃いつゆも乗り、良い感じの塩梅。

天ぷらもカリッと香ばしく、つゆのパワーも得て超旨味に。

塩辛いつゆをこの薬味の爽快感で、ちょっと住なす感じも良い。

あ、だから多めなのか!

 

いや~…どれもが仕事をしている。どの部分も無駄がない。

試行錯誤を繰り返し、利用する人達に合わせた作りになっている感じですなぁ。

 

ご馳走様でした!

感動的なまでのロードサイド味。

お店自体は古いかもしれないが味は現代の立ち食いと肩を並べられるくらいのクオリティ。

これは通いたくなる味だな…。

ちなみに…千葉県で食べた立ち食いの中ではここが一番かも。

 

 

82杯目 『立喰そば・うどん ふじ

 

 

はーい、蕎麦探偵でーす。

 

品川駅近く、ビルに囲まれたTHE・都会という場所に情緒あるお店が。

ふむ、ここが立喰そば・うどん ふじか。

 

店頭にはお品書きが。

そばの部、呑みの部………おー!立ち呑み処も兼ねているのか!

仕事帰りに一杯…か。立地も最高だし。

では、生ビ…いや違うか。蕎麦探偵だったな。

どちらの部も格安だな~。オニオンオムレツにゲソつまみ…。

い、イカンイカン!どうしてもそっちのお品書きに目が行ってしまう!!!

 

そばの部は…ふむ、定番物が多いな。

その中に天ぷら1個、天ぷら2個…んん?天ぷらの種類ではなく、数…?初めて見るな。

店内で選べるのか?とりあえず入ってみよう。

 

中に入ると食欲そそる美味しい香りが漂っている。あ、いいな…。飲食店って感じ。

立食式。そして店先には食券機が。

 

先程の天ぷら2個というのはどれだ。

ん…?天ぷら小2ヶそば…?これか?というか……小2つ?!

80杯を超えても、なお新しい概念が!!!

 

小と書いてあるくらいだから通常のサイズを2つではなくて

1つ分のサイズを半分ぐらいにして、それを2つという事か…?

まぁ、いつもダブル揚げ物にしてるのでこれで行ってみよう。

そして…入った時に気になっていた良い香り…あ、カレーか!

いいや!この際、カレーもいってしまおう!

 

 

・天ぷらそば小2ヶ(紅生姜·春菊)+ミニカレー

 

食券を渡す。

なんと小2を選ぶとカウンター上にあるケースから2種類天ぷらを選ぶ事が出来る様だ。

うわぁ…なんて最高なシステム…選べるって最高だよね…。

だってさ…好きにチョイス出来るんだもの…間違いないもの………というか…。

 

天ぷら、小の大きさではないね?!

 

一般的な立ち食い処の揚げ物のサイズですよ?!小さくないね?!

それを2つか!いや、これは嬉しい誤算だ。

ここはササローとアカローさんを意識して…春菊と紅生姜で緑赤にしよう!

 

到着。

見て、ダブル天ぷらのこの彩りよ!素材を活かした揚げ方!絶対美味しいでしょ!

そして、予想外の驚きだったのが…ミニカレー。

他では見ない、濃そうな見た目。普段感じない、特別な美味さがありそうな雰囲気が漂っている。

というか、お椀のように見えるが実は結構底が深いので、そこそこのサイズ感があるミニカレー。

ふじの小やミニの概念はどこか違いがある。

 

さぁ、いただこう。

 

 

うん、ダシが非常に効いたつゆ!

返しとのバランスも良く、ワザアリ!舌をくすぐる、豊富な旨味。

立ち食い的なチープさもありつつも、作り込まれている感じがある。

いや~この値段で、この味…初めて食べた方は驚くと思うよ。

 

更科っぽい白いそばも良い感じ。

程よい硬さが手繰りの喜びを感じさせる。

 

衣少なく、素材の味を存分に感じる天ぷらもすこぶる美味い。

この風味の主張の強い紅生姜、春菊。このチョイスで大正解だったな。

カリッとガツンと。天ぷらも驚きの美味さ。

 

いや~これで440円は信じられんな…。コスパ良過ぎる…。

正直、立ち食いそば探偵シリーズでNo.1と言ってしまっても良い程。これは凄い…。

 

 

ただならぬ気配を出していたカレーもいただく。

 

…はい!?!?!!?!

 

これは…ただ事ではない…。

おおおお…?なんだ、このコクの深さは…。

水平線のような、どこまで続くのという感じ。これは…どういう作りなんだ…?

 

そば屋のカレーでもよもだそばのようなインドな本格カレーでもない、第3のカレー。

うん、最初に感じ取った雰囲気は間違いではなかった!

口に入れた瞬間はオーソドックスなカレーの印象なんだけど、旨味の深さというか重さが違い過ぎるな…。

じっとりと美味い。多分、このカレーに一番ふさわしい言葉。

そして後から来る、懐かしいような香辛料の香り。

 

継ぎ足されて作られているのか…?何日も寝かされ作られているのか…?

驚異的なご馳走カレー。

猫生で一番の立ち食いカレーと断言出来る。

ちなみに卓上にあるカレーホットを入れると更に味が上がる。

 

 

後日、カレーが食べた過ぎて、また来てしまった(笑)

 

そばも然ることながら、やはりカレーの一言に尽きる。

具体的に言葉として書けないんだけど、確かな美味しさがそこにあるとだけ書いておこう。

ホントにココの味は自分の中でドンピシャにハマった。

 

いや~2回もご馳走さまでした!

ふじは港区の宝。いや、立ち食い界の宝。

 

 

83杯目 『そば処 JR北千住駅2・3番線ホーム店

 

 

蕎麦探偵…推参!

 

北千住駅ホームにある、そば処にやってきた。

名前は…そば処〇〇ではなくて、そば処という名前なのね。

 

駅そば…駅そばは格別だな。“駅にある”というバイアスがとびっきりのスパイスである。

このホームに佇む、この感じ…好き。というかホーム沿いのお店はそばに限らず、なんか好き。

乗る時間が迫っているのに買い物するあの緊張感が良いのか。よく分からないが、ホーム沿いの店好き。

普通に利便性も良いし、ネガな要素が無い。

 

さてさて、今日は何にするか。

店頭にある券売機と睨めっこ。

 

お!ここのは結構、面白いラインナップだな!

スペシャルそば(天ぷら+わかめ+玉子)に、むじなそば!メガモリ唐揚そば…!?舞茸天そばもある。

ご飯ものはおにぎり、お稲荷さん、カレーも。おー!懐が深いなー!

 

前回のふじのカレーで立ち食いのカレーに目覚めたのでカレーはまず決定だな。

しかし、カレーライスは単品で350円でセットが500円か…恐ろしくお得だな…。

カレーライスセット+揚げ物で攻めてみるか。

 

 

・カレーライスセット+鳥唐揚げ

 

こちらをチョイス。

 

近年、密かに唐揚乗せが増えてきたが唐揚げはコロッケ以上にミスマッチなのよねぇ。

コロッケは何だかんだでつゆに馴染んでいくが、唐揚げは唐揚げのまま。

そばと唐揚げの距離感が一向に縮まない感じがなんか愛おしい。

見た目よ見た目。この派手な見た目でいいのよ。

 

それではいただこう。

 

そばはゆるめの駅そばという感じのそば。安心する柔らかさ。

そして…つゆがやたら美味いなぁ…。返しは抑えつつ、ダシの豊かさが凄い。

駅そばだと返しの強い甘口のつゆが多いが、それとは逆の本格派を進んでいる結構、本物の味だ。

一般的な駅そばでこの感じは初めてだな。優雅さというか上品さがある。

これはわざわざ降りて食べてくなる。

 

唐揚げも唐揚げとして普通に美味い。

うーん、このつゆならカレーも美味しいのかも。カレーもいこう。

 

 

…美味いぞ…!?

 

ハードルは上がっていた。めちゃめちゃ上がっていた。カレーに関しては。

あの一番だと思った、先ほどのふじのカレーの不動の地位が一瞬動きそうになった。

味としては凄くサッパリとした口当たりで粉から作った、昔ながらのお蕎麦屋さんの和風なカレーに近い。

この手の味で近しい味で例えるな、新潟のバスセンターのカレーが近いかも。

風味も舌触りも真逆なのだが、あのつゆが使われているのか絶妙な味わい。

超和風カレー。そう、超和風カレーだよコレ。

 

うんまぁ…。

 

昔ながらのカレーはシャバシャバで薄味のイメージがあるが、それを覆す、しっかり味。

ふじとは全く違うベクトルだが、美味しさの度合いでいくと全く同じ方向。

具材も少なく、本当にシンプルなカレーなのだが…逆にそれがこのカレーそのものの味が際立せているのかも。

ここ…駅のホームのそば屋だよなぁ。しかもこの安さ。いや、驚いた。

 

 

気に入っちゃうと、また来てしまう。

 

今回は紅生姜天にしてみたが、フワッと食感で、これもまた良い。

やはりカレー…カレーよ。間違いではなかった…2回目もうまし。

改めて食べても、立ち食いならではのチープさと本格的な美味しさが同居しているのが分かる。

 

ご馳走さまでした!

そば自体も駅そばの部類でいくと、かなり抜きん出た味だがカレーは更に凄い。

笹塚からだと、正反対の位置に北千住があるので中々行かないのが残念だ…。

 

 

84杯目 『つぼみ家 四ツ谷店

 

 

ごきげんよう。蕎麦探偵だよ。


新宿区四谷にある、つぼみ家 四ツ谷店にやってきたぞ。

 

うーん、しかし新宿は路麺天国だなぁ。

ここから北に行くと、前に紹介した白河そばや山吹などがある。

最初の方に紹介したはせ川もある。まだ未紹介だが蕎麦いまゐ 四ツ谷三丁目店なんてのもある。

やはり早く提供され、安くて腹に貯まる蕎麦は学校やオフィスがある所には重宝されるのかもなぁ。

 

さてさて、何にするかお品書きを見てみよう。

店頭に貼ってあるこれか。よしよし。

 

ざるそばがデカデカと掲載されている。ざる押しの所なのね。あ、かけもあるね。

セット物が充実しているな~。珍しくミニカツカレーもある。意外とカツ乗せ無いのよね~。

そばのラインナップとしてはいつものやつが多い。

 

うーん、カレーの流れが来ているので、やはりカレーは決定で。

ここんとこ連続で当たりのカレーのを引いているので…2度ある事は3度ある!信じてみよう!

またセット物に天ぷらプラスでいこうかな。



・ミニカレーセット+春菊天

到着。

 

おお!大きな春菊天が目を惹く!薄衣で揚げ方が本格的だ!

カレーはポタージュのようなルーに野菜がよく溶け込んだ本格な感じがある。

これはどちらも期待出来そうだ。それれではいただこう!


 

おおお!そばが美味いぞ!

やや平たく、食感もあり食べ応え感じる、良きそば。

これは確かにざる押しなのが分かるな!この平たさが濃いつゆがよく絡みそうで手繰りたくなる。

ここ最近ではハイレベルなそばだな~。

 

つゆ自体も良く出来ている!

ダシの効いた、上品なつゆ。心地良い旨味。

そばもつゆもシンプルに良い。毎日のように食べても飽きず、美味いと感じ続けられる、そんなそばだ。

 

春菊天もいいなぁ~。

衣が薄い分、春菊そのもの風味が生かされている。やはり春菊は香りが重要なので、この揚げ方がいいね。

 

 

さて、お待ちかねのカレー。

連続で激ウマカレーを引いているので果たして、2度あることは3度あるのか!?

 

…。

 

2度あった事は…。

 

3度あった!!!

 

ほぉー!また違うパターンで来たな!!!

蕎麦屋のカレーをベースにインドカレー方向に持っていった感じ。

本格派なスパイシーな香りと馴染みのあるカレーの感じもある。

どちらかに振り切ったものが多いが、ハイブリッドな感じは初めてだ…凄く美味しい!

見立て通り、舌触りが良いのもポイント高いな~。

旨味、辛み、風味、平均のレベルが高く、独自性もある。

ふじのカレーが第3のカレーだったら、こちらはまた違うので第2.5のカレーだな…。


ご馳走様でした!

いやはや、ラッキーが続くなぁ~。

そばもカレーも平均以上。ディスクユニオンから近いし、また来よ…。

 

 

85杯目 『百万石

 

 

はい!エクストラステージでぇっす!!!

 

久々の赤羽だな~。

ササローが探偵学校に通っていた頃、その探偵学校で一緒に学んでいた友人が赤羽に住んでおり

よく赤羽に遊びに行っていたので実は馴染み深い街だったりします。

 

街は時代に合わせ移り変わっていくものだけど、ここまで雰囲気も街並みも全然変わらのも珍しい。

我が街、笹塚は大分様変わりしてきているので、ちょっとだけ羨ましかったり。

 

やはり西口と東口で街の印象が違うのが面白いのよね~。

西口はショッピングセンター ビビオやイトーヨーカドーなど、大きなショッピング施設が多く

1つの施設に多くの店舗が入っているので閑静感じだが、お買い物に関してはとても充実した所で

東口は赤羽スズラン通り商店街、1番街など個人商店など数多くのお店がひしめく

下町のような賑わいを見せている所なのよ。

 

西も東もどちらも面白いので、赤羽は1日居ても飽きないのよね~。

古き良きものもあり、新しい物もある…。

文化が綺麗に混合されていて、ササローが思う理想的な街です。

 

はい、そんな理想的な街には理想的な立ち食い処はあります。

よく帰り際に食べていたな~。

…というか青春と共にいつもそばがあるなぁ…w

 

あ!紹介遅れました!!!

今回ご紹介するのは赤羽駅東口すぐの所にある百万石ですよ!

 

見て、この色褪せた看板…。

当時も渋い雰囲気だったが、更に磨きがかかっている。

食券機の配置と混雑具合が見れるガラス…。変わらんな~。

 

さて、何にするか…。

前回のかのやと同じく、食べ慣れたものを紹介していくか。

 

 

・肉そば+春菊天

 

店内に入ると相変わらずの湯気が立ち込む、横長のカウンターがお出迎え。

お母様2人が切り盛りしており、厨房は活気がある。待っていた、この感じ。

 

昔から肉そばだったので。これをチョイス。

気まぐれで春菊天も追加してみた。

 

手際の良さも変わらず、早くも到着。

それではいただこう!

 

 

返しが強い、甘みのある濃いお味のつゆ。そこに肉味プラス。

これよ…これなのよ!

この引き込まれる、強い味…ああ、美味いなぁ。

呑んだ後だと、この味と温かさで正気を取り戻すのよね…。

 

また、ここの肉が良いんだよね~。

甘く煮つけられた豚肉と玉ねぎ。これよ。

味は肉じゃがの糸こんにゃく、ジャガイモ抜きと言えば理解しやすいだろう。

しゅんでクタクタになった玉ねぎ。実は一番のご馳走。

ゆるゆるなそばと一緒に食べた時の食感と玉ねぎの風味と甘さと感じるこの瞬間…。

 

厚く揚げられた春菊も良い。

昔ながらの立ち食い処ではよく出てくる、この厚ぼったい感じ。

その厚さ由来のかじった時の満足感。すき。

 

はい、ご馳走様でした!

楽しい街に良き立ち食い処…シンプルに赤羽は…いいぞ。

 

 

如何でしたでしょうか?!!?!?!?!!

 

カレーの回になってましたな!(笑)

近年では趣向を凝らしたカレーが多いですね。

ハシゴそばしない時は積極的にカレーもいこうかな?

これも良い研究対象になりそうですね~!

 

それではまた!ズゾゾゾゾ~~!!!


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