立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り~十一杯目~ | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

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東京都渋谷区笹塚の非公認ご当地キャラの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するコラムです。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!
※PC版、アプリ版での閲覧推薦。

おはこんにちソバ!!!ズゾゾゾゾーーーー!!!

 

はい、2022年です!今年も皆さん、手繰ってますか???

2020年から始めた、この立ち食い企画…今年で2年目突入ですよ!!!

そして!今年で目標の100杯目まで到達しそうです!パチパチ~!

目標達成まで生温かい目で見守っていただければと思います!!!

それでは冷めないうちに…早速ドウゾッッッ!!!!!

 

71杯目 『ガリレオ八兵衛』

 

 

蕎麦探偵は必ず居る。

 

本日は埼玉県朝霞市にあるガリレオ八兵衛にお邪魔するぞ。

朝霞駅東口すぐ蕎麦!じゃないくて側!まぁ、どっちの意味でも合ってるけど!!!

 

外観も名前も近代のお店って感じだなぁ。

そして蕎麦屋なのにお持ち帰りも……って!!!テイクアウトのはお隣のお店のか!!!(笑)

新しいお店なので、今のスタイルに合わせた仕様なのかと思ってしまった!(笑)

 

まぁ、それは置いといて…。

店頭にお品書きが貼られているな~。定番な蕎麦からご飯ものまである。

へぇ~!冬季限定で味噌煮込みうどんもあるか!

そして、珍しい梅そばと力そばもある。真新しい物には弱いのよ…。よし、これにするか。

 

 

・力そば+梅

 

店内に入る。

厨房と壁際に席がズラリと並んでいる。

モダンな内装で、非常に落ち着いた雰囲気。清潔感もあり、女性客も入りやすそうだ。

 

お、食券式か。さて、力そばと梅そば…むむ、梅は別途頼めるのか!しかも80円!安い!

よし、力そばに梅をトッピングさせよう。

 

早くも到着。

い~や~!これは美味しそう!中央の梅の赤が映える!

梅を馴染ませると、味が梅味一色になるので最初は少し寄せてと…。

それではいただこう!

 

ダシの効いた旨口のつゆ。雑味なく奇麗なダシの味。刻み海苔の良い香りも乗っている。

おお~このお店に似合う、颯爽な味だ!いいな!

そばはゆるめの、立ち食い的そば。

古き良きを踏襲した、真面目な立ち食いな一杯。飽きずに食べ続けられる味だ。

 

そして、梅で味変。

う~ん、香りの圧倒的華やぎ感…。更に爽やか仕様に昇華される。

また酸味が食欲を掻き立てる。うおお!ズゾゾー!

 

餅は揚げではなく、焼き餅仕様。

焼き目の香ばしさもありつつ、つゆの温かみでややとろけた餅。

つゆシミシミのモチモチを堪能。ああ、シンプルに美味い。これ本当に大正解だったかも。

 

ご馳走様でした!!!

居心地も良いし、味も良い。

よくよく考えると、トータル的に2021年の中では実は1番、お気に入りの店かも。いや、ホント。

 

 

72杯目 『どん亭下赤塚店

 

 

今日も蕎麦探偵はゆく。

 

本日は板橋区赤塚にある、どん亭下赤塚店にやって参りましたぞー!

下赤塚駅北口すぐ。近くていいねぇ。

 

どん亭か~神奈川に1軒、沖縄に2軒ある伝説の牛丼チェーンを思い出すな。

牛・カレー・トンカツが乗ったスペシャルなプレート、どん亭スペシャル…至高なんよ…。

とにかく、どん亭という名前には良い印象しかない。なので必然と期待が高まる。

 

むむ、店頭にお品書きが貼られているな。

へぇ~ご飯ものに力を入れているのね。

焼肉ライスが名物らしい。そばのお品書きは…店内にあるのか。

よし、では入店しよう。

 

 

・節そば+コロッケ

 

店内はカウンター席のみ。食券機スタイル。

 

食券機を見ると予想以上のお品書きの数々。いやぁ、これは迷うなぁ。

定番物から焼きそばまで…焼きそば!?焼きそばがあるのか!?!?

きしめん食べたし…2回目の外しも………いやいや、ダメだ!そばじゃないと!!!

その下には、ご飯ものがズラリ。迷いつつも、ワクワクしてきた。

 

再び、そばのお品書きを見ると…うん?節そば…?定番物に隠れ、珍しいそばがあるのを発見。

いや、これでしょう!気まぐれで、追加でコロッケもいってしまおう。

 

到着。

これが節そば!ああ!鰹節入りのそばなのか!!!そういう事か!!!

ダシとして使われる鰹節がそのまま入っている。これ、ありそうでなかったやつ!

とりあえず、半分くらいは沈めてダシをとってみるか。

それではいただこう。

 

つゆはオーソドックスな、かえし効いたつゆ。

だが先に入れていた鰹節の効果で鮮烈な香りがやってくる。

これは馴染ませる量、時間によって味に厚みが出るかも…!面白い!

 

そばはしっかりめの弾力のあるそばで手繰りやすい。

濃口のつゆとしっかりそば…どちらも主張がある。これ、好きなタイプ…。

コロッケも定番のじゃがいも仕様。期待通りの美味しさ。

 

食べ進めていくと、やはりつゆが更に豊潤な鰹味へと染まってゆき

本格そばのような上品な味へと変貌を遂げてきた。

より一層、美味くなっていく…!これ、育つ、つゆ!

というか鰹節をとろろ昆布のようにそばに絡めて食べれるのもいいな…。

 

ご馳走様でした!

そばのどん亭…牛丼のどん亭…この名前にピンと来たら、食べに行くべし。

 

 

73杯目 『立喰 そば処 瓢箪

 

 

蕎麦探偵は既に注文している。

 

千代田区、市ヶ谷駅近くにある立喰そば処 瓢箪にやってきた。

へぇ~市ヶ谷駅の裏にこのような立ち食い処があるとは…。

立ち食い処らしい、渋めの外観。こじんまりしている所も都内の立ち食い処って感じだな~。

早速、中に入ってみよう。

 

 

・芽かぶそば

 

店内は完全なスタンディング式。奥には食券機が。

新しい物続きだったから、定番物…お?!お品書きに…芽かぶ!芽かぶじゃないか!

元気にしていたか!?いや~久し振りに見たな!もう即決よ!

 

芽かぶがタップリ乗ったそば。気前良し!蒲鉾の白色が眩しいこと。

それではいただこう。

 

おおお!返しとダシのバランスが良いつゆ!食べてすぐ分かるレベルの高い味!美味い!!!

香りも味わいも申し分なし!こらぁ、美味いぞ!!!

いやはや、一口で虜になってしまった…。

丁寧に作られているんだろうな~いや~素晴らしい…。

 

そばも程よい弾力とゆるさ。つゆに負けない、主張のあるそば。

手繰ると良い感じに、そのつゆを連れてくる。

そして芽かぶのとろみ、香り、シャキシャキも合わさり、ご馳走レベルの美味さ。

ただただ、シンプルに美味い。いや、参った…。

 

 

昆布と芽かぶのダブル海藻。

魚系のダシのつゆとも相性バッチシ。もう丼の中は実質、大海原。

天ぷらの油分が無くとも、全体が醸し出す深い旨味。これは虜にならざるを得ないな…。

 

ご馳走様でした!

 

全てにおいての完成度よ…。

ササローが思う美味い立ち食いそばの店は?と考えた時、まずここのお店の名前を出すだろう。

誰が食べても「これ、美味しいな」と、なるくらいの高水準の味。

笹塚に支店出ししませんか…。 

 

※残念ながら閉店してしまいました。(2024/1/23追記)

 

 

74杯目 『大信州 そばもん』

 

 

蕎麦探偵が居るのがデフォ。

 

埼玉県和光市にある大信州 そばもんにやって来た。

和光市駅北口すぐにある。なんだか今回の回は駅から最寄りが続くな~。

 

夜は呑み処としても使える、そばもん。

いいねぇ、帰りに駅近くでサクッと飲めるのは!

地酒を数多く取り扱っており、日本酒好きな方も注目だ。

やはり天ぷらで日本酒を行きたいな~。

もう酒の飲み方で妄想が止まらない…いやいや、そば調査しないと!

 

店頭に置いてある、お品書きをチェックしてみる。

コロッケそばなど大衆的なものはなく、本格志向のそばが多い印象。

かといって高い訳ではなく、お値段はリーズナブルものばかり。

どれにしようかな…。

あ、舞茸天がある!本格そばにはピッタリ。うん、これだな。

 

 

・舞茸天そば

 

店内に入ると日本酒がズラリ。見てるだけで酔える。

食券機とテーブル席が数席とカウンター席、立ち食いスペースも小さいがある。

こじんまり感がちょっと隠れ家っぽくていいな。

 

舞茸天そばの食券を買い、着席。

そして到着。

 

あ!そばが淡い奇麗な色合いのそばだ!店名が大信州なので信州そばなのかしら。

立ち食い処でこんなに上品な色の蕎麦は初めてかも。

では、早速いただこう!

 

良い弾力と手繰り加減!おお、見た目通りの本格派だ!

関西系なダシの効いた透明感のあるつゆとも抜群に合ってる。

そばもつゆも口当たり爽やか。もう、駅そばって感じではない!

 

舞茸天もサクサク感とコリコリ食感が同居している。美味い!

ベタっと衣が付いていないので本当にサックリとした食感。

食べる事に舞茸の香りが香りが舞い上がる…舞茸だけに…。

いや~ここ最近で食べた天ぷらの中では随一のクオリティかも。

 

はい、ご馳走様でした!

おしゃんてぇな立ち食い処。夜も行きたいな~。

 

 

75杯目 『石かわ』

 

 

探偵は現れる。現れない時もある。

 

板橋区にある、石かわにお邪魔するぞ。

環八通り沿いという路麺店らしい立ち食い処。最寄り駅は志村三丁目駅となっている。

 

いや~渋い外観じゃな!

このシリーズで数多く登場した黄色を基調とした飲食店。これ、時代を感じさせて良いのよね~。

よし、早速入店しよう。
 

 

・天ぷらそば(かき揚げ)

 

店内もまた年季が入っており、渋い。うん、好き。

席はカウンター席数席。口頭で注文するスタイルだ。

 

お品書きの種類は少なく、オーソドックスなものが中心。いいねぇ、オールドスクールな感じだ。

お、かやくごはんセット!!!あーこれいいなぁ…。かやくごはん好きなんよ…。

いや、でも次の調査があるから、そばのみにしよう…。

 

しかし、どれも安すぎる!なんとミニカレーセット(530円)が石かわで最も高額なメニューとなっている。

これはお財布に優し過ぎる…。

うーん、お店の雰囲気からして…ここはシンプルに天ぷらそばだな。

……おっと!?

天ぷらは…4種類から選べるのか。かき揚げに春菊にゲソ、なすもある。

シンプルに行きたいから~ここは~…かき揚げで!

 

そして到着。

薬味と天ぷらのみ。潔し。それでは頂きます!

 

 

この返しの効いた、やや甘口つゆ。素朴で美味しいな…。

そして、妙に懐かしい味がする。昔、どこかで味わった味な気がする。

全くもって思い出せないけど…いや、ホントに何処かで食べた味。

いや…なんだろう、このノスタルジック感。

 

普通に美味しく、黙々と手繰る。

う~ん、やはりどこかで食べた味だな。でも、思い出せん…。

返しの醤油の味か…油の味か?この味が記憶の奥底に埋もれていた何か引っ張る感じ。

ワタクシだけかしら…この不思議な感覚は。

 

大きめでしっかり揚げられている、かき揚げも美味い。

かき揚げと言えば…この、玉ねぎの甘さよ。

濃口のつゆが更に美味しさを押し上げる。

 

はい、ご馳走様でした!

古い記憶の中に残る、昔食べた蕎麦の味。それが令和の今でも食べる事が出来る。

実は2021年の中では、一番印象的な味だったかも。

また後日行ったけど、やはり不思議な懐かしさがあるな~。

 

 

76杯目 『元長 北赤羽店』

 

 

お待たせ!蕎麦探偵だ!

 

本日は北区浮間にある元長 北赤羽店にやってきました。

北赤羽駅浮間口すぐの所にお店はある。

 

お!珍しく、店頭に券売機がお目見えしている。

これなら焦らずじっくり見る事が出来るな。

ふむ、お品書きはベーシックなものから変わり種まで網羅されているな。

まず気になったのは、なす天大葉茗荷そば。そばに大葉と茗荷は珍しい!!!

新しい物好きとしてはコレを行きたいが…まぁ、他もあるので…まず候補1だな。

 

その、お隣は…力!出た、力そば!

最初のガリレオ八兵衛でも登場した力そば。

そこで食べて以来、お気に入りなのよね~!これは候補2だな!

 

そして…合鴨山菜そば!鴨が山菜を背負って来てる…?!

サッパリとコッテリが同居している感じっぽいなぁ。あ、なんかこれがいいかも。

候補立てたけど、やめた。これにしよう。

 

 

・合鴨山菜そば

 

店内はテーブル席とカウンター席。

白を基調とした内装で清潔感もある。そして店員さんの元気な挨拶。良いね。

食券を渡し、窓際の席に座る。

 

お、出来上がったぞ。

 

ほぉー!鴨の油が凄い!めちゃくちゃ良い感じじゃない?!

蕎麦だけどコッテリな醤油ラーメンのような装い。食べる前から期待大。

それでは頂こう!

 

おわ~!そばに鴨由来の脂が絡む!天ぷらの油分とは違う粘度の脂だ。

手繰ると鴨の独特な豊かな風味と味わい。

細身だが程よい弾力のある、そばとの相性も抜群!

いや、その鴨の味を後押ししている、つゆも美味い!

そこに山菜の風味も混じり、ビックリするほど豊か過ぎる味が舌に押し寄せてくる。

おわっ最高だ…。なんだこの一杯…。

 

 

ガッツリ入っている鴨。むちゃくちゃ美味い。

独特な臭みもなく、ヒョイヒョイ食べれる。最高過ぎる。

そして合間に山菜を食べると、鴨の油感をいなしてくれる。

多分これ、山菜でしか成しえない技。完璧なコンビネーション。優勝。

 

ご馳走様でした!

合鴨山菜超イチオシ!!!見た目通りの本当に美味いヤツ。

この企画で本気で美味しかったそばTOP5内には入る鴨。

 

 

77杯目 『かのや 新宿西口店』

 

 

はい!エクストラステージで御座います!

本日は家電量販店や数多くの飲食店ががひしめく

新宿区西新宿にある、かのや 西新宿店にお邪魔致しますよ!

実はココ、ワタクシが路麺好きになったきっかけのお店で約10年以上は通ってる所なのです!!!

 

10年…その話はワタクシがまだ見習探偵だった頃まで振り返ります…。

 

物凄くゲームセンターにハマっていた時期があり

その当時、新宿のゲームセンター入り浸ってました。

いやぁ、開店と同時にやってたなぁ…。

 

そして昼過ぎ。

朝から遊び惚け、散財した後に何処か格安でご飯食べれる所がないか探しておりました。

西口のCLUB SEGAを出て、キョロキョロしているとすぐ斜め前にそば屋を発見。

お品書きを見ると…あ、安い。この懐事情でもいけそう…というのが始まりでした。

 

今の西口周辺には、よもだそば、箱根そばなど有名なチェーン店が出店していますが

昔はこのかのやと、何故か数十メートルしか離れていないのに何故か2店舗あった富士そばぐらいだったので

安くお腹一杯になれる、この2つのお店ばかり通ってたなぁ…。

 

まぁ、そんな事よりも…そば食べよ。

 

 

外観も内装も本当に通い始めた当初のままなんだよなぁ。

なので来店した時の安心感が凄い。

唯一の変更点は使われている蕎麦が昔は信州そばのような、しなやかな細身のそばだったが

今は田舎そばな中細に変わってしまっている点ぐらいか。

つゆの味はほぼ変わらず。

 

ここのダシの旨味豊かな関東つゆ…これに尽きる。

この味を例えると、この回に出てきたあの四谷の瓢箪のような洗練された味なのだ。

それが一番安い、かけ(300円)で堪能出来る…これはハマらない訳がない。

ハマりにハマって…そう、今がある!

 

さて何にしよう。

好きでいつも食べていたのは唐揚丼セット(630円)と、かのやうどん(500円)

 

………はい、間違いではないです。かのや“そば”ではなく、かのや“うどん”が好きなのですw

 

上の写真のように、かのやでは蕎麦・うどんで、それぞれでつゆが分けられており

このうどんの時に提供される関西風だしつゆが…メチャクチャ美味いんよ…。

うどん自体もしっかりした歯応えで、食べ応えのある太さ。

また乗っている具材も秀逸で、一回味わうとこれから抜け出せなくなる。

そばも勿論、美味しいので基本的にそれを交互に食べていましたw

 

いや~いつもののヤツを行きたいが、変化球も狙いたいな…。

そうなると…こうなるな!

 

 

・かのやそば

 

お品書きには“かのやうどん”しか書かれていないが、実は出来るかのやそば。

この具材なんよ…。これなんよ!

とろろ昆布と刻まれた揚げとほうれん草、揚げ玉に昆布…豪華なんよ…それが500円なんよ!

 

この立ち食いそば探偵コラムで意外と出てくる、とろろ昆布。

そう!実はこれも、ここのとろろ昆布でとろろ昆布好きになったのだ!w

絡めて食べた瞬間のあの甘さと香りよ…。

10年経っても、その感動が忘れられず今もこうして食べている。

 

ズゾゾー。

ああ、変わらない美味しさ。

思い出補正でも路麺好き補正でも何でもない。客観的に見ても、かのやは本当にシンプルに美味いと思う。

うん、また来よう。

 

 

如何でしたでしょうか?!!?!?!?!!

 

この立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り十一杯目…。

今回は個人的に神回だな~!

特に瓢箪と元長とかのや!これだけは実際に食べに行ってほしいな!!!

 

はい、それでは2022年もズゾゾゾゾー!

 


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