立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り~六杯目~ | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

東京都渋谷区笹塚の非公認ご当地キャラの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するコラムです。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!
※PC版、アプリ版での閲覧推薦。

おはこんにちソバ!!!ズゾゾゾゾーーーー!!!

皆さん、手繰ってますか???


ええ?暑くなってきたから、かけそばよりざるそばが良いって???

そんな冷たい事言うなよー!ざるそばだけにー!

 

はい、最近は巣ごもりが多いので、過去のコラムを手直ししている蕎麦猫です!

改めて読むと無駄な所が多く見受けられるので、添削と校正をしております。

より読みやすく!より皆様に親しんでもらおうと!色々と行ってますよ~!

もし、その他の記事が気になるようでしたら、地域話や音楽ネタもやっているので、宜しくですよ~♪

 

 

 

はい、宣伝はここまで!!!

 

そんなこんなで、本日も参りたいと思いますよ!

それではドウゾッッッ!!!!!

 

 

36杯目 『田舎そば 須坂』

 

 

蕎麦探偵はやはり現れる。

本日は新宿区上落合にある田舎そば須坂に来ております!

 

…す、須坂…?!

長野県須坂市の八丁鎧塚古墳から蘇った古の戦士、我竜神スザカイザーが居る…そして

そのスザカイザーを発掘したと言われている須坂太郎博士がいる、あ、あの須坂の事かー!?(早口)

 

 

これは蕎麦探偵ではなく、従来のご当地で活動する名探偵笹ロックホームズの血が騒ぐ!

 

 

・生あおさそばとミニ漬け丼+コロッケ

 

店内に入ると、須坂市のポスターが。これは間違いない…あの“須坂”だ!


しかし、何故中井駅近くこの地に須坂なのか。

ご主人が須坂出身で、住んでいる上落合でお店を始めたのかなんなのか。


しかし、久々のご当地グルメが頂けそうだ。

いつもより興奮しつつ、券売機を見る。

 

あおさそばが名物なようだ!

間違いない、これにしよう。

今日は欲張って、丼も付けちゃおうかな。ええい、コロッケもいっちゃえ。


おっと、蕎麦も選ぶ事が出来るのか。

蕎麦は細麺と太い田舎そばの2種類から選択出来る。

店名が田舎そばなので、ここは…太い田舎そばでいこう。

 

生あおさそばとミニ漬け丼+コロッケが到着。

 

非常にかえしの効いたつゆに、食べ応えのある太蕎麦。

太さから来る、このそばのゴリゴリ食感よ…これぞ立ち食い味。

そこに生あおさの風味と味わいがプラスされている。驚異的な旨味の底上げ!バッチリ美味い!


あおさをより馴染ませ、海鮮力上がったつゆを飲む。なんとも香り高く、味わい深い!

 

 

ミニ漬け丼もいってみよう。

 

見た目で分かる漬け具合。

おお、しっかり漬けていたのか良き塩加減。

おかずになる濃い味だ!ややモッチリ食感で、マグロの味と漬けタレの美味しさが後引く。

いや、抜群に美味すぎでしょ…。


そのままご飯を頂くと…むむ…このご飯…酢飯仕様じゃないか!

漬け丼用にご飯を変えているのか…

立ち食いなのに、この手間のかかる小技には泣かせられる。

 

上落合のリトル須坂!

気軽に須坂を感じられる場所だ。

 

 

37杯目 『立喰そば 田舎』

 

 

蕎麦探偵はやはり現れる。

本日は目黒駅目の前にある、品川区の立ち食いレジェンド!立喰そば 田舎にお邪魔。

 

人が行き交う駅前、ビル群に囲まれた場所に、一カ所だけ時が止まっている所が。

貫禄のある外観と使い込まれたカウンターに数名しか立って食べれないこの狭さよ。

これぞ蕎麦の“スタンド”

中野のかさい、大宮のつくば本店に続く、立ち食いの文化遺産ですよコレ…。

 

まずは店内の奥に書かれたメニューを見る。どれも王道なものが多い。

うーん…王道なら王道でいこう。

 

 

・天ぷらそば

 

天ぷらそばをチョイス。 ネギもりもり。

 

ゆるめなそばに薄口醤油なつゆ。つゆはダシがしっかり効いて、尚且つ後味がスッキリしている。

天ぷらはつゆを吸い、かなり柔らかくなっている。その柔らかさが、そばと一体となり、ズルズルといける。

器を持ち、つゆと共に流し込む感じ。

なんだか凄い食べやすいそばだな。一番に感じたのがそれだった。

ペロっと食べる…まさしくそんな言葉が似合う。

 

そうこうしているうちに、食べ終わってしまった。


…これは…もしや?

これ、かっこみやすいように柔らかく仕上げてないか!?

そばも天ぷらもスルスルいける食感な気がする。

場所柄も考慮すると忙しい人向け仕様になっている気がする。

なんか、時代を感じるな…。


立ち食いそば原理主義で言う所のまさしく“原理”なそば。

ワタクシのような好事家は本当にたまらない。とりあえず…食べて。

 

※残念ながら閉店してしまいました。(2024/1/23追記)

 

 

38杯目 『立喰いそば さかうえ』

 

 

本日の蕎麦探偵は!

板橋区志村にある立喰そば さかうえに来ております!

ここが復活を遂げた“おくちゃん”を継ぎしそばかぁ。

 

ずっと行きたかった、立ち食い処の一つ。

やっと、これた…。

実は2回ぐらい行って、2回ともお店が閉まっており、3回目のトライでようやく食べれたという!

 

志村坂上駅からちょっと離れた、城山通り沿いの志村銀座商店街内にある、さかうえ。


このグットルッキングな店構え。完全なるスタンディング形式。

街並みに溶け込んでおり、これぞ“その街のお店”という感じだ

ササローが伝えたい、その街でしか味わえない、街の魅力。存分に味わおう。

 

 

・紅生姜天+おぼろそば

 

今日のメニューは決まっていた。

憧れの場所で、とにかく自分が好きな具材を入れ、手繰る!

という事で紅生姜天+おぼろそばが完成した。

 

半透明のつゆに浮かぶ、紅き天ぷらと漆黒のおぼろ。

 

関西風なバランスがとれたつゆ。

う、美味い〜!これは完成度高いな…!

そばはクラシカルなゆるめのそばで手繰りやすい。

これが…さかうえの味なのか…!

 

たまに味変で紅生姜天。

生姜独特のスパイシーさ。辛いぞ。爽快だぞ。

更におぼろにそばをくぐらせ甘みと風味を感じつつ頂く…たまらない。癖になる。

 

本当に美味しかった!ご馳走様でした!期待していた通りの良き味であった!

 

ホント、この手の感じのお店は外さないなぁ。

来た良かった!と、思わせる一杯がここにある。

 

 

39杯目 『八兆』

 

 

本日は世田谷区船橋にある、八兆に来てますよ。

小田急線千歳船橋駅に併設されているお店。

こちらは改札外にあるので、誰でも気軽に訪れる事が出来る。

 

店内は完全立食式。口頭で注文して、代金を支払うシステムだ。

 

さて、何を頼むか…。

毎回、行くぞ!という気持ちが強すぎて、メニューにまで頭が回らない…大丈夫か!探偵!

まぁ、迷った時は…アレでしょ!

 

 

・アジ天そば

 

魚だけどニクめないアジなヤツ。

何とも整った綺麗に揚げられたアジ。

大抵の店はダイナミックな揚げ方の感じだが、ここのは形が非常に整っており、お店の方の人柄が出ている。

 

まずそのアジから。

外はサックリ、中は柔らかくアジの風味。

そして………んんん?!この、風味…。

アジ以外に何か香りを感じる…。中華でよく感じるあの風味だ…。

もう一口食べる。

んんー?!これは……胡麻油か!?胡麻油の香りを感じる!

立ち食いなのに、良い油を使っている…。これ、初めてかも。

今までの天ぷらの中で一番の香ばしさだ。

二口食べただけで、揚げ物を一つだけ注文した事を後悔する。これはもっと食べたいな…。

 

いや、それよりもそばに行こう。

 

うむ、ダシの効いたつゆが非常に美味しい!程よい弾力のそばも良い!

しまった…そばもつゆも好み過ぎる…。これはもっと食べたいな…。

 

 

・イカ天+ゴボー天そば

 

後日、もっと食べに来ました。

 

笹塚から自転車で何とか来れる距離なので、思わず来てしまった。

 

2杯目は器が揚げ物で埋まる程のイカ天+ゴボー天そばにしてみた。

大きなイカ天はひと口大にカットされ、ゴボー天もひと口サイズに揚げられている。食べる人へのこの気遣いよ…。

 

やはり天ぷらから。

ああ、この胡麻油の風味よ。ただただ美味い。月並みの言葉しか出ない。ただただ美味い。

香りと素材の風味が共に生きている。

そして、ゴボー天よ。このパクパクといけるサイズ感よ。

つゆに馴染ませて食べる…と、いうよりかは

箸休め的にひょいっとパクッと食べる感じがいいかも。


天ぷらばかりの評価ばかりだが

それだけ脱出して揚げ物が本気で美味い。

興味のある方は是非とも揚げ物ダブルで!

 

※残念ながら閉店してしまいました。(2024/1/23追記)

 

 

40杯目 『そば処 新田毎』

 

 

あれだけ食べても、翌日にはまた食べる蕎麦探偵!


本日は秋葉原駅内にある、そば処 新田毎さんですよ。

こちらは駅構内にあるお店で御座います。

 

シックで味気ないこの無骨な感じこそ、古参の駅そばという雰囲気。

求めているオーソドックスなそばが出てきそうだ。

何故か坂道の所にあるのもミソ。

 

店頭の丼ものアピールが凄いな。

前日食べ過ぎたので今日はセーブして、そばだけにしよう。

 

メニューは…いや、豊富だな!

目移りしまくる。

利用者も多く、長く続けているとやはり増えていいくものなのか。

ここ最近見てなかったカレー南蛮もある!

カレーか〜半カレーも良い…。


野菜と魚介続きだから、これにしよう。

 

 

・とり天そば

 

このとり天…箸で持つと、意外なまでのボリュームさに気づく。

イメージしている、ササミなとり天ではないな。これ…ムネの方か…?かなり大きい。

しかも、それが2つも。

 

そのまま口へと運ぶ。

サイズ感、食べ応え………


ほぼ唐揚げじゃないか!!!


いや…逆に最高じゃないか!!!

 

伝説の我孫子駅の立ちそば屋、弥生軒のからあげそばを彷彿とさせる。

これは…熱いぞ…。

 

そばもつゆも駅そばらしい、かえしの効いた味に硬めのそば。これもまた悪くない。

こりゃいいな~また来よう。ご馳走様でした!

 

何だかんだで一番気になったのはステーキカレー。

こういう所で謎に高いものチャレンジしたくなるよね…。

普通の駅そばかと思ったが…ここ、かなり懐が深そう。ちょっと通ってみようかな。

 

 

41杯目 『池尻蕎麦』

 

 

蕎麦探偵だよ! 


本日は世田谷区池尻にある池尻蕎麦に来ております。

笹塚から南下し、下北沢へ。

更に南下していくと、この池尻まで来れる。

やはり南下は自転車が楽じゃのう…。

 

実は呑みもやっている、池尻蕎麦。

チョイ呑みもチョイ手繰りも出来、その両方共、大好きなササローにとっては完璧なお店である。

 

店内は立ちスペースと椅子がある。そして券売機。

うーん、どれにしよう。丼ものから冷やし系までズラリと並んでいる。

 

天ぷら、天ぷらはーっと…おお?!舞茸しめじ天?

舞茸天単体はそこそこあるがミックスしちゃってるタイプはあまりないな。

珍しい、いやコレにしよう。

そして気まぐれで…生卵も入れちゃえ。

 

 

・舞茸しめじ天+生卵そば

 

やはりこの舞茸しめじ天から頂きたい。

舞茸独特のコリッと感のあとに

しめじのプリプリ感がやってくる。

これは…感じたことの無い食感…!


これをチョイスして良かった…。

どこをかじってもサックリコリっとしていて、めちゃめちゃ美味い。

 

 

そばもいただこう。

 

この立ち食いそば探偵コラムの中では一番の細さを誇るそば。他に例えるなら、ゆで太郎に近い。

手繰ってみると、これがなんとかなりモッチリ食感。

こんなにも細目だが、つゆの熱でしなやかさは失われておらず

今までにないモッチリ食感。うわっ、超好きコレ。


本格そばのように芯があるかのような、キチンと練り、打ち込まれた立ち食いの粋を超えた一品。

この立ち食いそば探偵コラムで出てきたそばの中で、一番の好みかも。

 

かえしが強めのつゆもまた良い。

細そばだと、つゆが付着する面積がどうしても少なくなるが、これくらいの濃さだと味が伝わりやすい。

また濃口なので、生卵とよく合う。

これにより、濃口がマイルドに生まれ変わる。いや、よくぞ気まぐれで入れたよ…。

 

シンプルにめちゃ美味い!ご馳走さまでした!

 

笹塚から北から南まで、本当に良い路麺がある。

ここもさり気なく、また来よう…。

 

 

42杯目 『立喰そば・うどん ファミリー』

 

 

はい、お待ちかねの!特別編で御座います~!

 

本日は京王線千歳烏山駅近くの世田谷区南烏山にある、立喰そば・うどん ファミリーにお邪魔したいと思います!

烏山駅前通り商店街、えるもーる烏山の裏路地にお店が御座いますよ。

 

黄色いテントのクラシックな外観…。

商店街に溶け込む感じ…。

志村坂上のさかうえや、目黒駅前の田舎もそうだったけど、ありふれた感じで

当然の如く、そこに“ある”のが良い。

 

店内はカウンター席のみ。赤いテーブルに赤い椅子なので、街中華屋がある。

そんな中、年配のお母様が一人で切り盛りしていた。

 

 

・肉そば

 

煮込まれて、味染み染みのクタクタな長ネギが良い感じ。

ほわぁ~つゆが美味いなぁ。ダシもバッチリ。丁寧に仕込まれているのだろう。

そこに肉味。魚と肉の旨味が交互にやってくる。

 

そばは柔らかめで、非常にらしいそば。手繰りやすい。

ゆるめのそばに旨味タップリのつゆと共に食べる。ああ、美味いなあ。

 

店内には私しかおらず、手繰る音、食器を洗う音が店内に響く。

そして、ゆっくりと時間が過ぎていくのを感じる。

なんだか一瞬、実家に居るような感覚になった。この居心地の良さ…。

 

長く通っていると段々と普遍的になっていき

特に感情は湧かず、でも来てしまう。

このお店こそ、住まう人の心に残る“いつもの”店という感じがした。

やはり街にはこういうお店がないといけない。

 

カレーが美味しそうだったので、次はカレーもだな。

 

 

如何でしたでしょうか?!!?!?!?!!

 

コラムを書くにあたって

“地域にあった物を残していく” 

“地域の魅力再発見” 

“その街にしかない魅力を配信していく”

この3つを念頭に置いて書いてます。

 

特に“地域にあった物を残していく”これを重要視してます。

気づいたら無くなっていたらでは遅すぎる。これなんですよ、これ。

いつか失うかもしれない在りし日を残しつつ、食など色々な物を通して今の街を知ってもらおうかと。


蕎麦屋が特にそれを体現しているんですよね。

“長年親しまれている、その地域にしかないお店”

全て集約されてます。


立ち食いを通じて、まだまだ地域を配信していくぞー!

また次もズゾゾゾゾー!

 


☆ご感想等はコチラのTwitterまで☆


※2024年8月加筆修正