立ち食いそば探偵・笹郎の今日の手繰り~四杯目~ | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

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東京都渋谷区笹塚の応援キャラクターの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するエッセイ的コラムです。
たまに趣味のやつも。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!

ほい、蕎麦探偵ですよ!

 

暖かいような寒いような時期でも大体、かけを食べてますズゾゾー!!!


意外と続くよこのシリーズ!

そばの数だけ続くよこのシリーズ!

気になるニオイにはファブリーズ!

そんなこんなで、やっていきますよ!!!!!

 

何だかんだで4杯目!今回も色々な名店を載せていきたいと思います!

これは!!!!!!!!と、思う店は是非とも訪れてみて下されば幸いで御座います…!


それでは……ドウゾ!

 

 

22杯目 『立ち食いそばうどん たまも』

 

 

・カルシウム揚げそば


本日は東京都足立区にある、立ち食いそばうどんたまもさんに蕎麦探偵はあらわれた。

環七から竹ノ塚センター通りを入った先に、たまもさんはある。

ほぇ~珍しく駐車場付きなのか。

 

さて、何にしよう。券売機と睨めっこ。

立ち食いらしい、天玉にきつねにとろろ、山菜にカルシウム揚げ、スタミナうどんやカレーそばもある。

ミニカレー、お!チャーハンもあるのか。いや~ご飯ものは…。

 

…いや、待てよ。


メニューの中に一瞬、聞き慣れない言葉があったような。

 

…。

 

カルシウム揚げ…?

 

カ ル シ ウ ム 揚 げ ? !

 

シンプルなようで謎のワード、カルシウム揚げ。これは一体なんだぁ…?

最初は骨せんべいのように、カリカリになった素揚げの魚の骨か何かが出てくるのを想像した。

いやいや、色々と微妙だなそれ…。


その後にカルシウムのサプリが入った…なんてのもよぎった。

いやいや、未来の食事か…。

そんな、しょーもない事を思い浮かべなから既にワタクシはカルシウム揚げそばの食券を買い、カウンター席で座って待っていた。

 

到着。

見た目は普通だ。かき揚げって感じだ。

とりあえず骨感はなさそう。秘密は中に潜んでいるかもしれない。ではいただこう。

 

サクッ。

お、小海老の味がする。まずは小海老っと…。

断面をよく見ると、しらすのような小魚も見える。あ、もう分かった!!!“ここ”がカルシウムなのか!

カルシウムが含まれてる魚介類が入っているのか!ナルホドね!

他にも玉葱なども入っており、普通に美味しい。

揚げたてなのもあり、調べるのも忘れて食べる事に没頭してしまう。

むむ、もはやカルシウムとか考えている場合ではない!いや、考える事は無粋なのかもしれない!

 

そして、ゆるめのそばを手繰り、つゆをちょいっと飲む。たまにカルシウム揚げを漬けて食す。

美味い…美味いじゃないか!カルシウム揚げよ…!

 

最初は謎だらけだったが、最後は好物になっていた。

顔は怖いけど、喋ると結構優しいヤツみたいな!ワハハ!

 

立地といい、隠しキャラ的な立ち食いそば屋さん。

という事でカルシウム揚げの正体は“美味い”という事だった。

 

 

23杯目 『和楽路亭』

 

 

・とろろ昆布そば

 

立ち食いそば探偵はやはり見つけちゃう。

東武東上線坂戸駅目の前にある、和楽路亭さんに足を運ぶ。

 

本当に“ひっそりと”という言葉が似合い過ぎるぐらい、駅前にポツンとある和楽路亭さん。

まわりは営業していないお店が多く、よりそのような印象を受ける。

逆に言うと、和楽路亭さんだけは長くから愛されているのも感じ取った。

良い外観だ…そして活気もある。これで、また食べる前に“スパイス”がかかった。


店内は立食スタイル。一部座れる所もある模様。

駅前でスタンディングスタイル…久々の正統派だ。 よし、カウンターで立食だ。


つゆも蕎麦も飾らない、オーソドックスな駅そば。 

良い意味合いで、この飾らなさが逆に良い飾りでもある。

 

早速、到着。


まずはとろろ昆布を絡ませ、そばを手繰る。

昆布の風味、甘さがガツンとそばに乗って来る。ああ、これは美味しすぎる。

これは昆布を上手く配分しなければ。

残りはつゆに浸して、つゆの海鮮力を高めたい。うーん、なんとも悩ましい。

 

素朴ながらも全体的にまとまっていて、美味い。これは飽きないタイプの味だな。

小腹が空いて、なおかつ店が開いていたら、つい入って食べたくなる。そんな感じだ。

 

これはカレーも食べておけばよかったかなぁ。

天ぷらも美味しそうだったなぁ…なんて事を考えながらサクッと食べ、ササッと店を後にする。

店を出た時のこの晴れやかな気持ち、なんだか一瞬、地元民になった気分だ。

 


24杯目 『立喰い そば ・うどん山吹 鶴巻町店』
 

 

・イカ天そば+しいたけ

 

本日の笹飯は新宿区早稲田鶴巻町にある、立食いそばうどん山吹さん。

都内で有名な名店の一つ。ずっっっっっと行きたかったのよ…

 

興奮しすぎて、珍しく何を頼むか悩み過ぎた結果、イカ天そば+しいたけに。

いや、どういう組み合わせなんだ…。

 

そして、到着すると…なんと、しいたけは別皿。しかも汁入り…だと?!

頭の中は更に混乱を極めた。

 

よし、ま、まぁそばをいただこう。

ダシが非常に効いた、甘さ控え目の引き締まったつゆ。ほほぅ、これは珍しい!


細身の柔らかいそばに、そのつゆがよく絡む。

丼から少しはみ出たイカ天もボリューム満点。サクサク、プリプリ。

どれも美味い、どれも仕事をこなしている。やはり名店は全てにおいてバランスが良い。

 

よし、そばは分かった。

ここでしいたけの出番だ。ひょいっと摘んで、一口で頬張る。

 

…ん?!甘くない?!


しいたけ=味付けが甘辛のイメージが強いので、思い込んでいたが…これには非常に驚いた。

まさかのハードスタイルの味付けのしいたけであったとは。いや、参った。

野球で言うところのスリーボール、ツーストライクでフォークで決めてくると思いきや

決め球が際どいコースのスライダーが外一杯に決まり、手も足も出なかった感じ。

これは見事。


噛むほどに、しいたけ本来のストレートな旨味がジュワっと出てくる。

甘辛煮特有の甘みの味付け由来じゃない、しいたけその物の味。オトナな味じゃな。

 


残った汁も入れるしかない。

いきなり全量は怖いので、少しずつ入れて味を確かめる。

 

きのこの優しい旨味と鰹香る出汁感。物凄い爽やかだなぁ。というか高級感がある。

柔らかいそばと弾力のある、しいたけを交互に食べる。そこにもう一つの弾力、イカ天も食らう。

なんとも心も口の中も弾む一杯となった。

 

しかし、新目白通り沿いはホント立ち食いの名店が多いな。

以前やった、豊島さんに伊藤松吉商店さんも実はこの通りにあるのだ。

昼飯、3杯目やってみるか…?

 


25杯目 『六文そば 日暮里一号店』

 

 

探偵はそこにも。

日暮里にある六文そば日暮里1号店さんの六文特選そば+ゲソ天を調査ですよ。


特選…?ふじ……いや、なんでもない。

 

ここの店舗は、なんと生蕎麦仕様!非常に楽しみで御座います!

 

ちなみに日暮里には六文そばさんが2店舗御座いますが

1号店は日暮里駅、目の前のサンマークシティのガーデンタワー3Fに御座いますぞ。

 

 

・六文特選そば

 

はい、来ましたよ。

ほほう、おばけ(油揚げ+天かす)に温玉か。そしてトッピングのゲソ天が乗っている。

さて、いただこう。

 

やはり、そばが美味い。他店の六文さんより、しなやかな歯応えで上品な感じ。

つゆも合わせてているのだろうか、いつものブラックなかえしの強いつゆではなく、ダシ香る上品な仕様に。 

 

実は人形町店さんの六文そばに通っていた時期があるので、この違いに一人店内で、内心、超驚いていた。

“THE 老舗立ち食い系そば”から“新進気鋭のそばチェーン店”くらいの飛躍がある。インパクトは地味に大きい。
老舗とはいえど、六文そばさんも日々進化していってるんだなぁ…と、しみじみ思いながら、そばを手繰るのであった。

 

同じお店でも、ここのはだいぶ違う。チェーンでありながら、個性出るのめっちゃ好き。

ちなみに値段の安さは変わらない。そこにちょっと安心感。

 

 

26杯目 『一由そば』

 

 

・ゲソ天+イカ天そば

 

朝から蕎麦探偵!

その朝から食べるそばが、なななななななんと!!!!!!

ああああの!!!!伝説の!!!!日暮里にある、一由そばさんです!!!!!!

 

一由そばさんと、言えばゲソは外せない…。という事でゲソ天+イカ天そば!

イカを堪能する気マンマンの組み合わせである。

 

やはりゲソ天の美味さが秀逸。

多分、日本で一番の美味しさ。旨味と風味が違うな…。

キチンと手間をかけ、下処理され調理される。旨味、歯応え、大きさに至るまで優れている。

食べればすぐ分かる、この美味さ…ゲソ天に関してはココが一番やね…。

 

身の方も、はみ出るこの大きさ。衣の付き方が丁度よく、さっくりとプリプリ。劇的に美味い。

やはり衣自体も美味しいね。包み込むような衣、そして具材。これらが一体となっている。

 

 

天ぷらだけではないぞ。そば自体も美味しい事で有名だ。

 

立ち食いらしい、柔らかいそばにダシの効いたつゆ。つゆよ…これが美味い!

旨味が豊かで後引く美味さ。 天ぷらの油も合間って、パワフルでインパクトのあるつゆだ。

う~ん、久々に全部飲み干しそう。

 

どの時間帯でも、人気の一由そばさん。

いつかやりたい、六文そばさんとのハシゴ蕎麦…。
 

 

27杯目 『秩父そば御花畑駅売店』

 

 

蕎麦探偵、埼玉に現れる。

 

埼玉県の御花畑駅前にある、秩父そばさんで御座いますよ。

ちなみに…御花畑駅前にある、二つのそば屋さんの為だけに!ここまで遥々やって参りましたぞ!

 

見ての通り、完全立食式。しかも、改札横。本物の駅そば。完璧な駅そば。

全く馴染み無いのに、泣きそうなぐらいに懐かしい雰囲気…。

木造の建物に、少しヤレたカウンター。大きく書かれたメニュー。複数ある窓。全部が愛おしい。

写真じゃなくて、このジオラマが欲しい。永久にこの形を維持させたい…。


しかし、本庄そばさんといい、大宮のつくば本店さんといい、埼玉の駅そばの雰囲気良すぎないか?

 

 

・山菜そば

 

注文方法もクラシック。

食券式ではなく、食べたい物を口頭で注文し、そこで払う。

 

渋い店に、渋い探偵、そんな渋々を更に渋くさせる為に山菜そばをチョイス。 珍しく、一味をかけて。

一味はそばが提供される前に店員さんが、かけるかどうか訪ねてくるシステム。

ご好意に甘えさせてもらい、かけてもらった。

なので、この蕎麦探偵シリーズには珍しい一味仕様となっているのだ。


ゆるめの田舎そば、そしてダシ香る爽やかつゆ。 なんとも気を張らないそばだ。

そこに山菜特有の香りと、すっきりとした味わい。一味のスパイシーな清涼感。もう全部が爽やか。

そのつゆ、秩父の山水を飲むが如し。

最高だ。来て良かった…。

 

山に囲まれた自然豊かな、秩父のこのロケーション。そして駅というシチュエーション。

それは極楽へのインビテーション。

 

 

28杯目 『花結(はなゆう)』

 

 

目の前にそばがある限り、挑み続ける…それがササロー…。

 

はい!という事で、秩父そばから数十歩先にある花結さんに来ましたよ。

こちらが、先ほど書いた“もう一つのそば屋さん”で御座います!

 

こちらの外観も素晴らしい。

ネオクラシックな装い、ビールは出ませんよと書かれた給水機、そしてポテくまくん。メニューの書体まで面白い。

コンセプトのある居酒屋のような、ユニークさがあふれたお店となっている。

秩父そばさんとは中々に対照的な外観なので、凄い新鮮味を感じた。


それでは、花結さんでは…うーん、先ほどは揚げ物をいただかなかったので揚げ物にしよう。

天玉そばをいただく事にした。

 

 

・天玉そば

 

この天ぷらの大きさよ。

数分前に食べてからの…2杯目…食べ切れるかな?!

まぁ、まずはそばから行ってみよう。

 

そばはしっかめ、固めの元祖立ち食い系そば。つゆはかえしが強く、口当たりは甘口。

そして風味が凄く良い。これが店頭に書かれていた焼きあごの風味か!

味もまた、秩父そばさんと違ったアプローチで来ている。

だいぶ違いがあるので2杯目でも飽きないし、劇的に美味いぞこれ。

 

お次は天ぷら。結構なBIGサイズ。

よし、躊躇無く、がぶりと食らいつけ。ガリガリと音を立てろ。これが巨大天ぷらの醍醐味だ。

口一杯に頬張る感じ。美味い。食べ進める程に更に食欲がわく。そして幸福感よ。やはり揚げ物は強い。

 

食べ進めると、分かってきたが…この甘いつゆが卵と合うなぁ…。

つゆが濃い程、卵とマッチする。マイルドな旨味がすんごく良い。

天ぷらの油で更に旨味が増してる。ああ、これは駄目だ。汁ごと完食するぞこれ。

 

食べ終わり、丼を置きチラッと横を見ると…。何…花結さん…みそポテトも置いてあるのか…?!

いや、ポテくまくんがある時点で無いわけないだろう。

 

…まぁ…流石に入らないな…みそポテは…次回のお楽しみという事で。

 

都内の名店と引けを取らない、レベルの高い正統派の美味いそば。

秩父そばさんは技の一号、花結さんは力の二号。ああ、この2店舗の間に住みたい。

 

 

如何でしたでしょうか?!!?!?!?!!


今回で一通り、載せたかったお店をなんとか載せれました!

手繰り~五杯目~以降は、絶賛手繰り中なので、ちょっと時間かかります!ヤダ!そば伸びちゃう!!!

 

また次もズゾゾゾゾー!

 

 


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※2024年8月加筆修正