おはこんばんにちわ!!!!!!!
皆さん、お元気ですか?!!?!?!変わりないですか!!!!?!?!
ササローは変わりすぎて巡り巡って、一周していつも通りになりました!!!!蕎麦ズゾゾーーーー!!!!
蕎麦ズゾゾーーーとかどうでもいいんだよ!!!ハイッ!今回は、あのシリーズです!
いや、これ約3年ぶりなんだよね。千葉県白井市笹塚を取材してから大分時が経ちましたよ…。
そんな久し振り…いや、懐かしささえある『笹』が付く名前を探すコラム…今回の笹は…?
茨城県筑西市笹塚ですッ!!!
関東には笹塚の名前が付く土地が4つあります。
まずは我町、東京都渋谷区笹塚。
お次は取材した埼玉県三郷市笹塚。
お次も取材した千葉県白井市笹塚。
そのラストを飾るのが…茨城県筑西市笹塚です!
この『笹』が付く名前を探すシリーズ当初…4年前から、ここの存在を知っておりました。
いやはや、念願の笹塚ですよ…やっと取材出来ましたよ…。
そんな訳で!4年越しの!関東の笹塚最終回!始まります!!!
お昼前。
下館バイバス(国道50号)にある、笹塚交差点からスタートしたいと思います!
…うむ!何も無い!見渡す限り、ほとんどが田んぼである。
都内の笹塚。住宅街にある笹塚。目の前に常磐道がある笹塚。ここは畑の笹塚と言うべきか。
同じ名前だが、意外と風景に共通性が無いというのが面白い。
さて、どうやって行こうか…。
笹塚交差点を見上げると標識が。
表記もしっかり“Sasazuka”となっており、正真正銘の笹塚である事を確認!
しかし、相変わらず数時間掛けて笹塚から笹塚に来るという、謎の感覚がある。
交差点を渡り、筑西市笹塚のメイン地区へと進む。
天候は曇りで風はやや強い。
時折、稲穂の香りが風に乗ってやってくる。うむ、夏だな。夏の香りだ。
この香りで、久々だから頑張らなければいけないモードから一転、急に心が落着いてきた。
どっちの方向を見ても田んぼ。
そういえば、茨城県は実は関東で一番の米の出荷量を誇っているそうだ。
主に栽培されている銘柄はコシヒカリ。
目の前に広がる田んぼは、その出荷を担っているお米の一部なのかもしれない。
しかし、この広さは凄いなぁ。ここら一帯全てが一軒の農家さんのものなのだろうか。
田植えも収穫も大変だろう。普遍的だと思われる光景もその裏には苦労があったりする。
田んぼがあるという事は…。
水路!み、水辺があるじゃないか!
いいねいいね~!来たよ、この感覚!水辺で落ち着きがなくなる感覚!!!!!
あぁ~涼しげなんじゃ~!!!
ジャバジャバと音を立てて流れていく水。
ガキローの頃、秋田の田んぼの用水路でよく遊んでいたな~。
遊んでたのは、ちっちゃい用水路で安全に遊べるよう、大人達が低い板で堰き止めて
水位を上げつつ、緩い流れを作り、ちょっとしたプールのようにしていた水路だった。
見ているうちになんだかソワソワしてくる。うむ、スイカを冷やしたい…。
流れに逆らって泳ぎたい…前に進めないヤツ…。
なんて思い出したけど、ここは深くて流れが早そうなので…いや、入ったら終わりだなコレ。
あ、水路にある止水板は絶対開けたらダメですよ!あれ、子供は開けがちなのよね…。
更に進むと住宅エリアに。
えーっと、事前の下調べによると、確かこの辺に…商店があった気がする。
開いていたら、ちょっとお邪魔させていただきますか。
しかし、この田んぼに囲まれた住宅地。舗装など整備はされてはいるが、レイアウト的にはこれ
明治時代とか、相当古い原風景に近いんじゃないかなぁ。
何気ないようで考え方によっては、かなり貴重な感じもする。
あー!ありましたぞ!惣菜 仕出しの肉の池沢さんで御座います!
…て、残念な事に閉まっておりました。
コロッケか何か買っていこうかと思っていたが…また次回じゃな。
そして、その肉の池沢さん近くにこんな標識が。
笹塚集落研修センター…おおお!来た来た!笹塚の名前が!!!
発見するとホッとする2文字!
“笹塚集落”というのが、いいね!この表現の差よ!
凄く良いものを見させていただいた!
笹塚集落研修センターから更に進んでいく。
一切、人の気配は無く、感じるのは風だけ。実にのどかである。
そのまま進んでいくと…なんと!!!笹塚神社を発見!!!
埼玉県三郷市の回の笹塚日枝神社に続き、2つ目の笹塚神社だ。
これは分社ではない純粋な“笹塚神社”なのか…?
まぁ、場所柄的に稲荷神社のような意味合いがあるのかもしれないなぁ。
稲荷…?ふむ。もしや…。
先ほど、原風景という話をしたが…色々と推理が浮かんできたぞ。
笹塚神社は元々、集落に住まう人々だけで建立した塞の神、いわゆる道祖神的な何かだったのかも。
そこから神社になったのか…と、色んな考えがよぎる。
外観は鳥居だけで、特に参道などは整備されていないようだ。
うむ、奥の方に社殿が見える。よし、お参りしていこう!
敷地内にある建造物は記念碑のみであった。
うーん、歴史を紐解くヒントはここにはなさそうだ。
しかし、どこの寺社もそうだが古の時から先人達の協力があって成り立ち、今に至っているのだ。
自分以外の誰かの為に…。人は知らずに誰かに支えられて生きていく。
そして、その自分の行いが誰を支える行いになるかもしれない。
この石碑は今へ続くバトンの証。協力者に感謝。
こちらが社殿。
笹塚から来ました、笹郎です~宜しくお願い致します!
祭神や詳しい成り立ちなどは不明。
帰ってから色々調べてみたが情報が出てこず、謎多き神社である。
場所的に筑波山が近いので筑波山信仰の線もありそうだなぁ。
どちらにせよ、筑西市笹塚に住まうものにとっての心の拠り所である事には変わりない。
笹塚の西方面へ向かう。
4つある笹塚の中でダントツの田舎感。
それぞれの地域では高速道路やマンションなどがあったが、こちらの笹塚は電信柱以上に高い建物が無い。
うむ、やはりここは“畑の笹塚”という事にしよう。
電信柱などを公共物を見て回っているのだが“丁目”の表記が一切なかった。
表記されているのは大体、この筑西市だけ。
区域に書かれている笹塚の表記を密かに楽しみにしていたのだが…残念。
マンホールや境界標も確認しているのだが、やはり笹塚の文字は無かった。
そのまま進んでいくと、ハイカラ横丁という商店を見つける。
うーん、こちらもお店も閉まっているようだ。
なんだかんだで結構、移動して来たので…せっかくだから、ここで何か飲むか。
この日は気温30度越えであったが、筑波山からやってくる風もあり、数値以上に快適だったりする。
暑いけど過しやすい…田舎の夏休みって感じだ。いいねぇ。
そんな夏休み気分でコカコーラをチョイス。
普段、ジュース類は飲まないのだが、この時期だけは飲んでしまう。
元気が出ない暑い日の炭酸飲料は弾ける泡と共に気分が舞い上がる。
どこに行っても風景が変わらず、若干道に迷う。
今はすぐに地図が見れるし、自分の位置も分かるのがありがたい。
いや、しかしながら意外と広いなぁ。
そんなこんなで、笹塚地区と神分地区の境にある、のぐちクリーニング店さんに辿り着いた。
ふと看板に目をやると、そこにアイス販売の看板が。
…んん?!クリーニング屋で…アイスとな…?
気になって訪ねてみたが、そのクリーニング店横に併設されている菓子処菓夢里(かむり)で販売しているとの事。
やや小腹が空いていたので、何かかじりながら行くか。
片手で食べれて、ボリュームのある、モナ王をチョイス。
目にすると急に愛おしくなる不思議。
やはり定番のバニラ味が最高だな。濃すぎずサッパリ味。
かじると微妙に柔らかく、モグモグと食べれる。バニラとモナカの風味。
モナ王とコカコーラをもって歩く。
もはや完全に子供の夏休み状態。336歳という高齢ながらも、この夏の黄金セットはテンション上がってしまう。
バニラの甘さとコーラの甘さ。じじいには甘すぎる。でも、無心で飲み食べ。
ダブル糖分を摂取しながら、笹塚を更に歩く。
途中で居酒屋を見つける。
やはり、こちらもやっていないようだ。
住宅街にある、居酒屋か…。
開店と同時に近所のおじいちゃんがやってきて、まず瓶ビールで一杯。そんな夏の“嗜み”を感じさせる居酒屋。
ベタに枝豆なんか出たりして。いや、冷やしたキュウリに味噌もいいな。
ああ、いいな…取材が終わったらワタクシも呑みに行くぞ…チクショウ…。
からの黄色いカバさん。看板娘…息子ならぬ、看板カバ。
ゆるい表情と色褪せた黄色が哀愁漂う。
このカバさん…どこかで見た事あるような、ないような…?薬局系の何かだっけ…?
…んん?!なんだ?!そんなつぶらな瞳しても、このアイスはやらんぞ…?
そして、どこを見ても田んぼなエリアに出る。
稲穂の香りを感じながらアイスをぱくり。
何も考えず、遠くの蝉の音と風とアイスの甘みだけを感じ、過ぎ去る時間。
えも言われぬ開放感というか、懐かしさというか、虚無感というか…。田舎らしいというか…。自身も自然の一部になってるというか…。
アイスの甘さを感じる、この感覚だけが自分が生き物だと感じさせる、変な時間。
天候は曇っているが、でもワタクシの心は何故か清々しい晴れた気分になっていた。
そのまま進むと、スタート地点の笹塚交差点が見えてきた。
1時間弱で筑西市笹塚を一回り出来たぞ!
十字路に辿り着くと、そこには新たな笹塚の文字の標識が!
やはりこの2文字を見ると心躍る!
…って、ここは伊讃(いさ)地区なの…?笹塚では、なかったの…?!
スタートした時から気になっていた歩道橋を上がっていこう。
この高さならば景色も筑波山も見え易いだろう!
歩道橋から見た、筑西市笹塚。
写真真ん中にある雑木林の所が笹塚神社がある所だ。
…うむ、何とも緑色な笹塚だ。
反対の筑西市西大島側の風景。
曇っていても分かる、筑波山のあの形。
東の筑波と言われるだけあって、万人が思い描く、山らしい形をしている。
またあっちの方にも行ってみたいなぁ。
ちなみに、ここからだと笹塚交差点の笹塚の標識が間近で見れるという。
この標識…渋谷区笹塚の交差点にあるのと同じヤツなのかしら。
いや、我が町のはもっと大きくて横に余白があったはず。あ、そういえば、三郷のは縦長だったな。
完全に同名なのに何故か全て違う規格の物が使われている不思議。
歩道橋を降りると、なんとそこには一番求めていた筑西市笹塚の表記が。
スタート地点にあったのか!!!いやはや、盲点であった。
そして、柱にはいさのこ にこにこ橋の文字。ふむ、察するにこの陸橋はにこにこ橋という名称らしい。
“いさのこ”とは隣の伊讃地区の子供を指してるのか。
交差点は人と車が直接交わる場所。そんな交わる場所でこそ、事故は起きやすい。
お互い気を配りニコニコとご安全に!
よし、これで筑西市笹塚を全てまわる事が出来たな。
ではでは、これにて取材は終了にしますか。
何だかんだで、充実した一日であった!
久々過ぎる『笹』が付く名前を探すシリーズ…。どうでしたかな?
下調べだけでは分からない、実際に訪れて分かる発見があったりで非常に豊かな時間を過ごさせてもらった。
大体、ご当地ネタをやっている時は観光というか博物館に行くように、マジマジと見ながら、研究する視点で見ているので
何かを発見すると、本当に『わ!見つけた!』という新鮮な驚きの連続だったりする。
笹塚の表記を探しているのも、そうだねぇ。
自分の街、渋谷区笹塚以外に公的に笹塚という名前使われている、その事実が嬉しいのと
同じ名前なのに違うんだなぁ!という相違が純粋に驚ける。
今は自由に動けない世の中ですが…終わったら是非とも、色んな所に訪れてみて下さい!
友人がいる地域、応援したい人がいる地域、住んでいた地域、憧れの地域…。
地域を愛し、人も愛そう…!今まで何度も立ち上がってきた人類…人の力を信じよう…!
はい、ササローからでした!
今回の茨城県筑西市笹塚のアクセス方法は水戸線の玉戸駅から
駅から車で10分。徒歩だと約30分。
特に観光地という場所ではないので『ああ、ここ笹塚なんだ』程度に感じて頂ければと。
…関東の笹塚編は終わったし、次は何にしよう…?
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2021年5月加筆修正。