笹塚で飲んで食べまくれ~蕎麦屋呑み編~ | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

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東京都渋谷区笹塚の非公認ご当地キャラの笹郎(ササロー)の
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※2019年3月の情報です。一部、店舗は現在閉店しております。

 

はい!!!私生活が蕎麦にまみれたササローです!

 

昨今、街中華飲みが流行ってますね…。

笹塚にも沢山の中華屋があります。そこでササロー版をやろうと考えました…が…。

それだとブームに丸々と乗っかる事になり、天邪鬼ササローは…嫌なんです…。

 

そこで!!!

 

笹塚で飲んで食べまくれシリーズで…。

街中華ではなく蕎麦屋でそれをやろうという企画で御座います!!!

(乗ったというかいつも通りじゃないとか言わないで…)

 

そんなこんなで笹塚にある、蕎麦屋のみで呑んでみました~!

では始まりま~す♪

 

 

それでは、まず一件目で御座います。

一件目は甲州街道沿いにある東京都渋谷区笹塚1丁目にある、長寿庵さんからスタートです。

 

3月某日の夜。

ひぃー!まだまだ夜は寒いのぅ…。何か温かいツマミにしようっと…。

 

 

入店。

店内はテーブル席とお座敷がある。

う~ん、入り口近くのテーブル席にしよう。

 

相変わらず昭和な内装が渋いな~。

この使いこまれたテーブルも味があり過ぎる。

 

長寿庵さんは蕎麦は勿論、ラーメンや丼物など蕎麦以外の食事も豊富。

壁に書かれているメニューを確認し、今宵のつまみを選ぶ。

うーん、色々とあるなぁ…。いいや、悩み過ぎるといけない。まずは瓶ビールとカツ頭だな。

 

来たぞ。カンパーイ!

 

料理屋で呑むとなると、やはり瓶ビール率高いな~。

小さめのコップで時間をかけて、ちょこちょこと飲む…これがなんか良い。

ジョッキでゴクゴク飲むのも良いんだけど、何故かこっちなんだよなぁ。

 

 

突き出しの登場。

 

個人店の料理屋でお酒を頼むと、お店によって様々な突き出しが登場する。

柿ピーだったり、オーソソックスな枝豆だったり。

栃木で呑んだ時は煮物とお刺身が来たお店もあったな~。

そして、長寿庵さんのは板わさ。圧倒的に粋。

 

 

醤油とワサビをつけていただく。

 

蒲鉾は元々、魚から出来ているのだからある意味、これは刺身とも言える。

…言えないか。

 

とか思っているうちに、カツ頭も来たぞ…!

 

 

・カツ頭

 

一品目はカツ頭。またはカツ煮と呼ぶ。

所謂、カツ丼の上の部分だけである。

 

カツだけと、ややしょっぱいが逆にその味の濃さがツマミとしてのポイントが高い。

 

 

では、いただきます!

 

蕎麦屋仕込みのダシがしっかり効いた、しみっしみの衣が至高。

ジュワッと美味しい。うんまい!やはり、中の豚肉よりも、このシミッシミの衣がご馳走に感じる。

合間に煮込まれて、クタクタでシミシミなネギも食べる。良いぞ。

熱々なのも寒い時期としてはありがたいな…。

 

肉とダシ感を感じつつ…そこでビールで流し込む。驚くべき美味さ。

さぁて、二品目はと…よし、これにしよう!


 

おでん

 

二品目はおでん。

 

ツマミで体を温め、ビールで冷やす。またツマミで温める…。

これが呑みの温冷交代浴だッッッ!!!!!

 

たまご、昆布、大根、つみれ、さつま揚げなど、王道の構成だ。

 

 

サッパリだしつゆでいただく、つみれ。

 

馴染みある、この魚味。泣かせる!

おでんの中で小さくて目立たない存在だが、どの具材にも負けない、味わい深さを秘めている。

 

 

大根役者…いえ、おでんの立役者、大根。

つゆがしみ込んだ、じんわりと味を感じる大根。

そんな大根さんには…やはり、カラシを活用して行きたいところだ。

目が覚める辛さからの大根の甘みとつゆの旨味。これは優勝。

 

あぁ…いいなぁいいなぁ!寒い日のおでんはいいなぁ!

 

ふぅ、素晴らしき食事であった。

ハシゴする為、一件目はこれくらいにしておこう。ご馳走様でした!

 

 

※2021年12月25日に現閉店しております。

 

 

二件目は東京都渋谷区笹塚2丁目にある、妙高そばさんです!

長寿庵さんから道路を挟んだ反対側付近にあるのですよ。

 

ツマミ類は結構食べたので満足気味だなぁ。

う~ん、次は何を食べようか…。

 

 

入店。

テーブル席が数席でこんじんまりとした店内。

明るい内装にグレーのタイルがいかにも蕎麦屋という内装。

 

そういえば、蕎麦屋って高確率で濃いグレーのようなシックな色なのよねぇ。

これは何か決まり事があるのかしら…?

 

こちらも使い込まれたテーブル。そのテーブルの下に雑誌や新聞。

飯屋に色褪せた漫画や雑誌、新聞…くぅ!たまらなく昭和で、これも刺さる。

スマホが普及していない時代の料理が来るまでの時間潰しはコレが定番であったなぁ。

 

では、まず先に瓶ビールからいこう。

 

 

妙高そばさんの突き出しはおしんこ。

 

めっちゃ厚め!厚いってだけで、ちょっと贅沢を感じる。

この厚みを感じつつ、かじる。飲む。かじる。

漬物と酒は食べやすさの相性的な意味で抜群に合うと思う。

チビチビ飲むのに対して、チビチビ食べる…リズムが合うんだろうなぁ。

 

たくあんの後ろにある、浅漬けもいただく。

シャリシャリと、ほんのり塩気。この素朴さ…いいぞ。

 

呑みつつ、再度メニューを見る。

うむ、妙高そばはおつまみメニューがほとんど無い。

おでんと天ぷら一人前がある。おでんは先程食べたしなぁ。カツで揚げ物も摂取した。

となると…ええい!変化球で行こう!

 

 

納豆そば

 

一品目は…納豆そば

シメ蕎麦にしてみた…が!寒い時期に冷やし!ここで何故かミスチョイス…。酔っぱらいめ…。

 

冷やした蕎麦の上に、納豆と生卵が乗っている。そこに薬味とつゆをかけていただく。

ぶっかけうどんの蕎麦バージョンのような感じである。

 

 

混ぜて混ぜて、ニュルニュルにしたヤツが勝利を手にする。

側に納豆と生卵を馴染ませる。ええい!つゆも全部入れてしまえ!

ではいただきます!

 

やはり、すする食べ物には粘りっ気がある食材との組み合わせが合うなぁ。

スルスルが加速していくのである。

そのスピードと共に、納豆・つゆ、蕎麦の味が流れ込んでくる。

 

つまみだとい事を忘れて、ただひたすら手繰る。いや、すする。

そして、噛む。噛みしめる。

妙高そばさんの蕎麦は細身だが、弾力がある蕎麦なのだ。

冷やしている事で、その弾力が際立っている。

そこにつゆと納豆の旨味が絡みあう。美味いなぁ。

 

呑みではなく、普通の食事になっている…w

それでは…改めて、ご馳走様でした!

 

 

 

三件目は東京都中野区南台にある、大吉さんへ。

 

住所的には笹塚ではないが…十号坂商店街の出入り口付近にあるという事で

チョイスしてみました!ここはツマミメニューが豊富なのだよ…フフフ。

 

 

入店。

店内はテーブル席のみ。

 

こちらも蕎麦屋らしい内装。

笹塚の蕎麦屋はホント、老舗が多く、味わい深いお店がいっぱいで良いね。

 

入口付近にテレビが。やはり個人の飲食店にはテレビがないとね。

ニュースで事件や芸能人のゴシップが流れ、そこからお店の方と何気ない会話が始まったりする。

そんな触れ合いが街の飲食店の良さだ。

 

さて、メニューを見よう。瓶ビールは決まりだ。

ツマミはどうしよう…お、これとこれにしよう。

 

 

イカと里芋 もつ煮

 

最初のツマミは2品。

イカと里芋の煮付けともつ煮で御座います。

 

イカと里芋の煮付けは…イカの良い香りが小鉢全体を包んでいる。

この里芋はねっとりと良い触感。そこに甘さとイカの旨味が含まれている。

イカも柔らかくなるまで煮こまれており、歯切れも良い。

全体的に甘めの味付けで仕上げあり、癒しの一品。こりゃ酒が進む!

 

次はもつ煮。

こちらも甘めの味付けで、濃い味噌仕立て。

凄く弾力のあるもつだな~。クニクニとずっと噛み続ける。

臭みも抑えられつつ、もつの味と味噌の味を存分に感じる。

ネギと一緒に食べると、臭みは一気に消え、爽快感が増す。優勝。

 

いや~これはノッてきたな。抜群に美味い。美味過ぎる!

調子に乗ってもう一品いこう!

 

 

肉豆腐

 

お次は肉豆腐をチョイス。熱々である。

ちなみに大吉で一番好きなメニューだったりする。

これが美味いのよ…。食べた人には分かる、甘さとダシ加減。

 

本日は肉豆腐にはうってつけの寒い夜。

イカと里芋の煮付けともつ煮でヒートアップした体をビールで冷やし、これでまた体を一旦、温かくさせようじゃないの。

 

 

やはり汁物は熱いうちに真っ先に汁から頂く。

 

う~ん。ダシの風味、旨味、そして醤油の味のバランスが凄く良い。

ホント、お店でしか出せない味。うむ、流石、蕎麦屋。

 

具材に行く前に、液体をツマミに液体を流し込む。これなんよ…。日本酒が欲しい…。

 

…調子に乗ると、汁が無くなってしまう。では、牛肉から頂こう。

甘さのお陰で、すき焼きを食べてい感覚に近い。どこか高級感がありつつ、でも家庭的だ。

あーシンプルに美味いなぁ…。

 

卵は…もうちょい食べた先で割ってみよう。この旨味のキレのあるつゆをもう少し堪能したい。

卵が混ざると、全体がマイルドになっちゃうからなぁ。後回しだ。

…でも、この卵を付けて肉を食いたいので、そっと割る。で、付ける。やっぱこれだ。

 

そして、ネギを齧る。さやえんどうを齧る。豆腐はハフハフしながら齧る。

この鍋に集中している瞬間、いいよね。熱さを感じつつ、真摯に鍋と向き合ってる感じ。

 

あ、真剣に飲み食いしていたら酒が無くなって…次は…あれでいこう!

 

 

蕎麦焼酎の蕎麦湯割り

 

これだよ。これ!蕎麦屋に来たら、これをやらねば。

メニューには無いが、実はこれ作って貰えるのだ。

 

いや~蕎麦湯割りって、よくよく考えたら物凄く贅沢な飲み方なのよねぇ。

ただ蕎麦を茹でただけでは、あの少しとろみのある薄く白く濁った、お湯は完成しない。

数多くの蕎麦を茹でないと、この年季の入った蕎麦湯は完成しないのだ。

家庭ではまず出来ない、蕎麦屋のみの…は置いといて蕎麦湯割りをいただこう。

 

ミントにも似た、スカっとした舌触り。そこに焼酎のアルコール感が乗っかる。

蕎麦は焼酎にするとフルーティーな香りになるのが面白いなぁ。

麦とか芋とか色々とあるけど、この花っぽい甘い香りは蕎麦だけのもの。

蕎麦の花自体はあのような香りなのに…焼酎になると、あの白い花のイメージに合う香りになる。

不思議よなぁ。

 

うむ、良い感じに堪能出来た。ご馳走様でした!

 

 

はい、という事で、ここらでおしまいで御座います。

 

天ぷらで呑むとか!なんか、魚系も食べたかったな~!

次回、蕎麦屋呑み回があったら、盛り込もうと思います!!!!

 

短いですが!ではでは、最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました!!!

次のテーマは…街中華呑み!!!!!!!(また呑むのか)

 

 

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2022年1月13日 加筆修正