笹塚で飲んで食べまくれ~色んな飲食店編~ Vol.1 | 笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

笹郎(ササロー)のゆるゆるご当地コラム

東京都渋谷区笹塚の応援キャラクターの笹郎(ササロー)の
地域の魅力再発見!をテーマにご当地を紹介するエッセイ的コラムです。
たまに趣味のやつも。

右斜め+L+R+L+R+L+L+R+R+Aな視点でゆるっと紹介する
ゆるゆるご当地コラム…始まるよぉ!

※2017年7月時点の情報です。掲載されている一部店舗は現在閉店しております。

 

食い倒れる前に夏バテで倒れそうな、どうもササローです!

 

突然ですが…いや~お昼ご飯って毎回悩むんですよ。

特にお昼時に飯屋が多い地域に居ると悩み過ぎて、どのお店にも入れず昼飯難民となる事が多くて。

こうだ!と決めていても、向かう途中、違う店からの良い香りで心変わりしちゃうとか…。

店先のメニューを見て、やはりこれじゃない…みたいになっちゃうとか…。

そんな事を繰り返し、最終的に蕎麦かカレーでいいや!に、なっちゃう訳で…。

やはり困ったら好物に行きがちになってしまいますな~。

なので、このルーティーンを壊していきたい…という記事を書いている、お昼時。

書き物をすると時間を忘れ書いてしまうので、まだ食べれていない。

あ、それに気づいたら…。

なんだか…腹が…減った…。

 

ポン

 

ポン

 

ポンッ

 

よし、笹塚で飯屋を探そう。

 

 

最初のお店は笹塚の観音通りに内にある、お食事処 常盤

 

観音通り商店街のゲートをくぐり、そこからちょっと歩いた場所にある。

 

渋すぎる店構え…超ササる…最高です。

笹塚でもっとも古い食堂で、なんと1918年(大正7年)から続く、超老舗である。

甲州街道の上に首都高がまだない時代から…全く想像出来ないな。

そんな歴史ある、笹塚の名店・お食事処常盤さんに今回、お邪魔してみよう。

 

 

・瓶ビールとオムレツ

 

店内に入ると、映画のセットのような古風な内装。

ワイドショーが流れるテレビ、手書きのメニュー。

昭和の大衆食堂であるという条件を全て満たしている。

 

まずはビール(520円)とオムレツ(単品300円)を注文。

 

オムレツはメニューを見て、一番最初にこの文字が目に入ったので、なんとなく頼んでみた。

何気にスパゲティサラダが付いているのもポイント。

 

 

お、このオムレツ…半熟だな。

中はトロっと、ちょっと甘めの味。ハム入り。そして、卵の他にダシの旨味を感じる。

特にこの焼き加減がいいな~ご主人の技が効いている!美味い!

 

そして…なんだろう、この油の風味がいいなぁ。使用されている油の香りがすこぶる良い。

独特な懐かしい風味。街中華屋とか和風な洋食屋で感じる、あの風味だ。

いや、ビールが進み過ぎる。

 

 

・チキンカツ

 

お次はチキンカツ(単品470円)

普通の豚カツではなくて、チキンなのがポイント。

 

チキンカツ好きなのよね~!弾けるような肉の弾力。これがいい。

肉自体も油感少なくて、結構サッパリ食べれるのも良い。

卓上にあるソースを垂らしてと…では、頂きます。

 

 

こいつぁ…美味過ぎる。

 

衣の香りが凄い良い!口に入れると香ばしい香りが鼻に抜けていく。

そして噛んだ時のサクサク感。薄いように見えるが丁度のこの厚みが、よりサクサク感を産んでいる。

厚さは正義じゃない…。

いいなぁ…。中より、衣の方が好きなワタクシとしては、やたらとツボ。

 

サイズ感的にご飯のお供…というより、酒のツマミなサイズ。

これもまた評価が高い。

 

 

・ハムエッグ

 

最後にハムエッグ(単品270円)

最初にオムレツで最後にハムエッグ…しまった!卵かぶりしてしまった…。

食べたいものを直感で選んでいくと、かぶりがち。

 

想像通りの味だ!ハムの塩っ気とトロっとした黄身がいいなぁ~。

奇を衒わず、シンプルさゆえに実は奥深く、卵は軟らかいが硬派な食べ物。

それがハムエッグである。

黄身を割らずに一気にガッと口に運ぶか、黄身を割って全体的にマイルドにさせるか…。

そして何をかけるか…。色々と選択肢があり迷うな…。

 

ご馳走さまでした!

こんなに色々な物が食べれる個人店の飲食店が減ってきたな~。

いつまでもあって欲しいなぁ…。

 

 

 

お次は京王クラウン街笹塚内にある釜あげうどんそば後楽さん。

笹塚駅から改札を出て、クラウン商店街を真っ直ぐ進んだ先にありますぞ。

 

京王クラウン街がリニューアルされる前から営業している老舗のうどんそば屋さんだ。

旧店舗の座敷席…好きだったな~。

巨大なお皿が飾られている席。今でも覚えているなぁ…。

リニューアルしたら味が変わっちゃうかなぁと心配していましたが、いざ食べに行ってみると

昔と変わらない味で凄く、ホッとした当初…。

 

そんな昔から通っている後楽。

蕎麦好きのササローなのですが、実はこのお店に関してはいつも頼むのは…ほぼうどんなのです!

ソバローが唸る程、ここのうどんは本当に美味しいのですよ!!!

特に一番のオススメは店名にも入っている釜揚げうどんがオススメなのだが…!

今回は更にイチオシのメニューを紹介して行いきます!

 

 

・肉うどん

 

という事でイチオシは…肉うどんです!

刮目せよ!このタップリと浮いた肉の油!そして昆布とカマボコと長ネギ。これが後楽さん流の肉うどん!

別皿で刻んだネギもあるので、お好みでドウゾ。

 

では、頂きます!

まずはつゆから。

 

ああ…いつもながら…美味い!!!!

 

この関西風つゆが…圧倒的に美味し過ぎるのよ!!!

“食べる”という一瞬の出来事にも関わらず、舌にやってくる美味さの情報量の多さと来たら!!!

豊かな旨味とふくよかな香り…。

この半透明なつゆにどれだけの旨味成分が含まれているんだ…。

昆布の上品な旨味に肉の味で上乗せ。至高の美味さなんよ…。

 

そして…うどん自体も良い!!!

釜茹でされ、衝撃的なまでに絶妙なモチモチ食感のうどん。

“硬い”ではなくて“しなる”ような弾力。これよ。

弾力もありつつも、キチンと歯切れも良い、なんとも技を感じさせるうどんなのだ。

 

何だかんだで後にも先にも、ここのうどんを超えるうどんには出会えてない…

という表現をしてもいいくらい、良く出来たうどんなのよ!

 

そして、合間に長ネギとカマボコをかじる。脇役達も躍動する。

ズゾゾーーー!!!うまいッッッ!!!うまいッッッ!!!

 

ご馳走さまでした!

是非とも、そのつゆ…ご賞味あれ!

 

 

 

お次は釜あげうどんそば後楽さんのすぐ近く中華料理 佳膳房さんだ!

 

ワタクシの中で笹塚の本格中華料理と言ったら、ここである。

やはりここへ来たら、アレとアレだな…うふふ。

 

 

よだれ鶏

 

まず1品めはこちら。

近年では居酒屋でも見るようになってきた、あの辛味のある鶏料理。

中国の四川省ではポピュラーな食べ物である。

名前の由来はそのまんまであの味を想像しただけで、涎が止まらないことから、よだれ鶏となったようだ。

 

食べる前から花椒香る…!早速、頂くとしよう…!

 

うんまーーー!!!

 

鶏肉の淡泊な味に濃いタレ!相性が良すぎる!

甘さと酸味。そこに花椒の辛み。複雑な味が一緒になって押し寄せる!

ボイルした鶏肉はちょっと臭みがあったりするが

花椒の強い香りが上手い事、その匂いをカバーしているのでネガな部分無く、美味しく頂ける!

 

 

麻辣(マーラー)刀削麺

 

お次はワタクシがこの店に来たら98%の確率で食べる、麻辣(マーラー)刀削麺を頂く!

怒涛の辛味!だが辛さがやがて、幸せの文字に変わる…!

 

ちなみにこの麻辣(マーラー)とは…。

花椒と唐辛子で味付けた料理の事を指す名称である。

醤油味、味噌味、麻辣味のように本場では一般的な味のフレーバーの一種だったりする。

花椒の痺れる辛さと唐辛子の鋭い辛さの二つの辛味が合わさっているので、中々に強烈だ。

 

まずはスープを。

何度見ても、重そうな辛さ…。

だが食べてみると、口当たりは醤油ラーメンと味噌ラーメンの中間のような

濃さは感じつつも、意外とサラリとしたサッパリ味。

いきなりガツンと辛みもやって……

 

来たああああスーパー辛味ブラザーズッ!!!

 

ハードな辛みではあるが、痛みを伴う鋭い辛さではないので意外と食べれちゃう!辛い!でも食べちゃう!

後引かずスッと抜ける辛さなので、嫌な感じは一切無く、本当に美味しく食べれちゃう。

キチンと制御された辛み。4000年の歴史は伊達ではない…。

 

 

麺は山梨県の郷土料理ほうとううどんの中間のような太麺だ。

ここの麺は繋がっているタイプの刀削麺なので、すすり易いので食べやすい。

面積が大きいので、このスープがよく絡むな~。そしてモッチリ食感。美味い!

 

ご馳走さまでした!

辛くてキツ~イ!という方は卓上にあるお酢を入れると

酸味で辛さが少しマイルドになるのでオススメだ。酸っぱ辛いのも、また良い。

 

 

 

お次は笹塚駅から歩く事、数十秒!のまんぷく食堂さんだ!

まんぷくの“ぷ”の字の半濁点がご飯になっているのがニクい。

 

定食物から一品料理まで、魚系の料理が非常に豊富なお店である。

魚と日本酒は合う…一杯やりたいね…。

 

一昔前には黒うどんというのがあり、非常に美味だったのだが…今はないか?

それでは、今日は…アレにしよう!


 

・まぐろのカツ丼

 

まんぷく食堂の名物!

ごはんの上に野菜が敷いてあり、その上に揚げたての鮪!

更に甘ダレと自家製のタルタルソースが乗っている。汁物付き。

 

早速、鮪のカツから頂きますか。

 

ぬうう…う、美味い!!!

 

サクッとした衣に軟らかい鮪の身。歯切れ良し!

鮪なので油感は少なく、揚げ物にしては口当たりが軽い…!

キチンと鮪の風味も残っているし、抜群にうまし…。

 

そして、なにより…甘い醤油のようなタレがカツにかかっているのだが…

 

こいつが、あまりにもカツと合ってる!!!!!

 

甘美味いな…。

淡白な鮪の味に甘めのタレ…マッチしている!よだれ鶏の時と似ている…!

鮪の良さを更に底上げしてくれている…!

めちゃくちゃご飯が進むよ、これ…。

 

更にタルタルソースを乗っけて食らう。

タルタルソースは手作りという感じの素朴な味なのだが、この素朴感が

変に主張せず甘いタレとも共存している。

上手い具合に味の変化球として、良い仕事をしている。めちゃ美味い。

 

味噌汁もいいな~。

調理した魚の一部をダシとして使っているのかな?

普通の味噌汁では感じない、旨味。おかわり可能だったので、即座におかわりしてしまった。

 

ご馳走様でした!

セットや大盛りも出来るようだが、普通盛りでも結構お腹いっぱいになりました。

うむ、まんぷくまんぷく!

 

ちなみにこの

“笹塚で飲んで食べまくれ~色んな飲食店編~ Vol.1の中で個人的に1番好きなのは?”

と聞かれたら、このまぐろのカツ丼と答えます!それくらい美味しい!

 

 

 

お次は笹塚駅から甲州街道を渡り、十号通り商店街へ。

ゲートをくぐり、数歩進むと老舗中の老舗、年越しの時期になると

店前でお蕎麦を売っている印象が強い、あの、そばうどんの柳屋さんが出てくる。

営業は早朝から昼過ぎまでなので、行く際には時間帯に注意だ。

 

中は5席のみという小さなお店。創業は…どれくらいだろう?

十号通りもだいぶ変わってきてしまったが、この柳屋さんとお隣のカメラのタカヤさんと

向かいのお店のこまつ館さんはずっと変わってない。

 

という事で昭和から現存する貴重なお店、柳屋さんに入ろう。

 

 

・ソーセージ天そば

 

揚げ物のケースには定番物から変わり種まで置いてある。

うむ、ではここでしか食べれない物をチョイスせねばなぁ。

 

という事でコレ。

THE・関東風な黒いつゆ。そのつゆに染まったそば。

そしてソーセージはソーセージでも魚肉ソーセージを揚げたもの。

薬味のネギには長ネギの他に一部玉ねぎが入っている。

…なんだ、この普通なようで独特な感じに完成された一杯は…!?

 

 

では、頂きます!

 

まずはつゆから。

濃い魚介の旨味を感じつつ、返しのコクが合わさる味…これぞ関東の味!

色は濃いが、しょっぱくなく非常に良い塩梅である。う、美味い!

 

そして蕎麦。

田舎そばな色ではなく、つゆ色に染まった蕎麦。

軟らかくて食べやすい。そして、つゆとよく絡む…文句無しに美味い…。

これだよ、かけそばは!コレなんだよ!

これが長年愛され続けてきた味か…。チープさと懐かしさがある、この感じ。

どんなに美味しいものを食べても、結局、ここに戻ってくる…そんな味。

 

あっと、忘れてはいけないソーセージ天。

…うん!つゆに浸っていても、THE・魚肉ソーセージである。

天ぷらやコロッケだと、つゆにつけると溶けて、調和への姿勢を見せるがソーセージ天はそうではない。

何にも染まらない感じがロックである。

 

ご馳走様でした!

キーマカレーそばなど現代的なチャレンジメニューもある柳屋さん。

福寿に続く、笹塚の名店に認定したい!

 

 

 

お次でラスト!

 

十号通り商店街を抜けて水道道路(都道431号)にぶつかったら

区役所笹塚出張所方面へと、しばらく進むと出てくる。

ここがアジアンダイニング&バー バラトさんだ。

 

ケバブなどスパイシーなアジアな料理が好きなので

実は蕎麦屋の次ぐらいに、本格インドカレー屋に入る事が多いかも。

来店時はお昼時。よし、ランチタイムだな。入ろう。

 

ランチメニューは飲み物とカレーの種類&辛さを選ぶ事が出来る、カレーとナンかライス、サラダと飲み物の4点セット。

で、今回のワタクシがチョイスしたものは…。

 

・豆カレー(辛さは辛口)

・ナン

・ラッシー

 

ここのお店は豆カレーが美味しいので、大体豆カレーをチョイスしている。

飲み物に関しては寒い日の飲み物はホットチャイが多く、暑い時期はラッシーかアイスチャイを選んでいる。

 

 

先にサラダとラッシー。

JINROのコップに入っている所がニクい。

 

ここのお店のドレッシングがすんごい美味いのよね~!自家製かしら?

ホント、このドレッシングを買って帰りたい…。

 

 

・豆カレーセット

 

お!メインが来ましたよ!

 

まずはナンから。

あっつー!と言いながら、手でちぎっていくのが恒例。

ギー(バターオイル)の香りを感じる、モチモチの生地、ほんのり甘さを感じる。

出来立てはメチャうま。うーん、カレー無しでも、美味い!

 

 

そしてカレー。

かぼちゃカレーのように具材が非常によく溶け込んでいて、ポタージュのような濃厚感がたまらない。

完全に溶け込んでいる訳ではなく、形が少し残っているのがポイント。

この舌触りとスパイス感…そしてベジタブルな具材でしか出せない味わい…。

これこそが豆カレーの醍醐味である。

 

ご馳走さまでした!

この独特な濃厚さを求め、定期的に通いたくなるな…。

 

 

さてさて…お腹いっぱいになったので、ここらで閉店致しましょうぞ。

 

いかがでしたでしょうか?!笹塚で飲んで食べまくれ~色んな飲食店編~ Vol.1はッ!!!!

色々なお店に行き、再認識しました!自信をもって言います…!

 

笹塚の飯は…美味いッ!

 

笹塚飯はこれでも、ほんの一部です!まだまだあるのよ!!!

なので…第2弾…やるかも!?

 

今回も読んで頂き、ありがとうございました~!
Byenow!

 

 

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2022年4月3日 加筆修正