お知らせ
癒しフェアを運営するエルアウラのWebサイト「トリニティ」で「開運記事」の連載をしています。
みなさま こんばんは
本日お届けするのは「熊野古道 中辺路(なかへち)祈願ウォーキング」の模様をお伝えさせていただきます。
巡礼最終日10月26日 山ガールAさまと熊野古道を歩いてきました。
前日の25日 熊野本宮大社(和歌山県)で 代理ご祈祷祈願を受けて 今年の本宮勝守を授与されました。
その時の詳細について
熊野滞在中はお天気に恵まれて 参拝+祈願ウォーキング日和でした。
2004年 熊野古道は「紀伊山地の霊場と参詣道」として熊野本宮大社とともに世界遺産に登録されました。
コロナ禍前は 毎年海外からの観光客がリュックを背負って 熊野古道を歩き 日本一の大鳥居(幅約42m・高さ約34m)をくぐり参拝している光景を見ることができました。
今年はその姿が見られないので 寂しい気持ちもありますが 熊野に穏やかな時間が流れるのも大切で「土地が癒される」と思いました。
今回 祈願ウォーキングをしたのは「中辺路コース(発心門王子→熊野本宮大社)」です。
・走行距離 約7キロ
・基準歩行時間 約3時間
地図で見るとこのようなコースになっています。
今回のコースは 同行してくださったAさまが「無理なく祈願しながら歩けるコース」を調べて選んでくださいました。ありがとうございました。
学生時代から世界の高い山を登山されてきた「山ガールAさま」です。
発心門王子までの移動について
・近くの温泉宿にお泊まりの場合はマイクロバスの送迎があります。
※無い場合もあります。
・公共のバス(龍神バスや奈良交通)も運行しています。
・お車の場合は 熊野本宮大社の駐車場に停めてマイクロバスもしくは 公共のバスに乗り換えての移動になります。
コースには「初級・中級・上級」があり走行距離も異なります。詳細について
当日は茶屋で休憩をしながらゆっくりと歩いたので 約4時間くらいかかりました。
中辺路は 林道から途中舗装された道路に出て 民家やのどかな風景を眺めて再び林道に戻る「気軽に歩けるコース」となっています。
※店番をしている猫ちゃん
歩いているだけで元気になるので「パワースポット」的な役割りを果たしていると思いました。
迷子にならないように こまめに標識が建てられているので安心して楽しめます。
木彫りの八咫烏(ヤタガラス)の標識もありました。
歩いていると 地元の方が「ここからあと○○キロくらいで 熊野本宮大社に到着するよ」と声をかけてくださいます。
中辺路のスタート地点は発心門(ほっしんもん)王子です。
発心門王子について
・王子(社)とは 熊野権現の御子神を祭った神社であり目的地の本宮大社への道しるべの役割りがありました。
・かつて大きな鳥居があった場所だそうです。
・「鳥居をくぐることで 仏道に帰依しようとする心が芽生える」という意味から「発心門」といいます。
・格式高い五体王子のひとつです。
実際に訪れてみて 意味を知っておいたほうが熊野古道が果たす役割りについて理解しやすいかなと伝わってきました。
「発心門王子」について
「癒しの道を往く熊野古道 歩きガイド」より一部引用してお伝えしたいと思います。
・五体(ごたい)王子(※2)のひとつ。明治時代末の神社合祀で廃社となり社殿が移築された際に王子神社遺址の碑が建てられました。
・現在の社殿は平成2年(1990)に再建されました。
・かつてこの王子社(※1)は熊野本宮大社の入口とみなされており 平安時代の参詣記「中右記」には 王子社の鳥居の前でお祓いを受けてから参詣した様子が記されています。
※1「王子(社)」
・熊野古道の道筋に 熊野三所権現の御子神を祀った神社が王子(社)です。
・王子社は百近くあり 数が多いことを表現して「熊野九十九(くじゅうく)王子」と呼ばれています。
・旅人を守護したそうです。
※2「五体(ごたい)王子」
・100近く設けられた王子社の中で格式が高く 貴人たちの崇敬を集めたのが 藤代(ふじしろ)・切目(きりめ)・稲葉根(いなばね)・滝尻(たきじり)・発心門(ほっしんもん)の五社で これらをまとめて五体王子と呼びます。
・五体王子は参詣道の要所に置かれました。
発心門王子の前で「無事に本宮大社まで歩き切れますように」とご挨拶をして歩きはじめました。
歩いている途中の景色はこんな感じです。遥か向かい側に連なる山々を眺めることができます。
NHK朝の連続テレビ小説
「ほんまもん」に何度も登場した地元富士「百前森山(ひゃくぜんもりさん)」標高782.7mを拝むことができました。
このポイントから約10分くらいテクテクと歩いていくと「伏拝(ふしおがみ)茶屋」に到着をします。
しそジュース(200円)や温泉コーヒー(200円)はオススメです。
五臓六腑に染み渡りました。
熊野古道グッズなども販売していました。
茶屋の向かいの石段を登ると「伏拝王子」が静かに鎮座しています。
由来
・昔人々は 苦労重ねて古道を踏破し 眼下遥かな熊野川と音無川の出合う森の中に 熊野本宮大社を初めて目にした時 感動のあまりにひれ伏して拝んだといわれています。
・人々の感動の思いが「伏拝王子」の由来となったといわれています。
※現地案内板より一部引用
休憩を終えて再び林道を進み「ちょっとよりみち展望台」へ
大斎原(おおゆのはら)の日本一の大鳥居を眺めることができました。
このポイントから熊野本宮大社までは下りになります。
林道を下りて住宅街に出るとあと少しでゴール(熊野本宮大社)です。
裏鳥居の近くには「祓殿(はらいど)王子」が静かに鎮座しています。
この場所で手を合わせて心を整えると 身体の中を風が吹き抜けて祓い清めてくれる感覚になりました。