みなさま こんにちは。
今日も広島巡礼(6月16日~18日)の続きをお伝えさせていただきます。
この巡礼の前回までのお話しをご覧になりたいかたはこちらをご覧ください。
http://ameblo.jp/sasareiko/day-20160618.html
2日目の愛媛県今治市にある大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)を参拝しました。
http://www.oideya.gr.jp/spot/area_shimanami/history/ohyamazumi.htm
このときに 境内に隣接された国宝館の受付で 神職の衣装を身にまとわれたご年配の女性から 大山祇神社に関連する神社やオススメの場所を教えていただきました。
境内「姫子邑神社(ひめこむらじんじゃ)」
神社裏手「生樹の御門(いききのごもん)」
宮浦港「阿奈波神社(あなばじんじゃ)」
滝山寺(たきやまでら)の側「入日の滝(いりひのたき)」
前回のブログでお伝えしたのは「姫子邑神社(ひめこむらじんじゃ)」と「生樹の御門(いききのごもん)」の2ヶ所でした。
この2ヶ所と大山祇神社を参拝し終えて 時計に目をやると午後3時少し前でした。
お昼(栄養)を摂らずに参拝することは 私にとっては「当たり前の日常。ごくごく普通なこと」ですが 同行してくださったFさまやMさまにとっては「非日常的なこと」で「お腹が空いてお疲れになったのでは?」と ここでやっと気がついたのでした。「気配りができずに本当にすみませんでした」。
集中して視ていると よくご飯を食べるのを忘れてしまい「もう動けない」と思うと「あっご飯食べるのを忘れていた」という感じになってしまいますので 同行していただくときには「気をつけなければいけないなぁ」と改めて反省をしました。
神社近くで昼食を食べた時には Fさまが「夕日に間に合うように廻りましょう」と仰ると Mさまも軽やかにパクパクと箸をすすめてくださいました。協力してくださるお二人のお気持ちに 「食べていた海鮮丼がさらに美味しさを増していました」。
巡礼は さまざまな人の愛情と目には視えない神様や御仏様のお導きによって支えられていることへ 感謝をかみしめながらご飯を口に運んでいました。ごちそうさまでした(にっこり)。
遅い昼食をすませたあとは 車で阿奈波神社(あなばじんじゃ)へ向かいました。
http://www.shimacon.jp/watch/anaba.html
場所は宮浦港です。大山祇神社の一の鳥居(石で造られた大きな鳥居)の近くの海岸線に建立されています。
姫子邑神社(ひめこむらじんじゃ)を参拝したときに「阿奈波神社を参拝しなさい」と声が聞こえてきた瞬間「参拝しなければ平等ではないし失礼になる」という感情が湧いてきました。
Q:なぜそのような感情が湧いてきたのか?
A:2社に祀られている神様は「姉妹」で2柱は「とても仲良し」だからと感じたからです。
ここで2柱の姉妹について 古事記や日本書記をとおして簡単にご説明させていただきます。
※神様(柱)の漢字については 大山祇神社に記載されているもので表記させていただきます。
①お父さんは大山祇神社の御祭神「大山積神(オオヤマツミノカミ)」です。
②姉妹の姉は「磐長姫命(イワナガヒメノミコト)」で「阿奈波神社(あなばじんじゃ)」に祀られています。
③妹は「木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)」で「姫子邑神社(ひめこむらじんじゃ)」に祀られています。
④姉妹の旦那さまは 「瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)」で天照大御神(アマテラスオオミカミ)のお孫さんです。
⑤お父さんである大山積神は 二人の姉妹を瓊瓊杵尊に差し出して結婚をさせます。
※現代の日本ではありえない話なのでビックリのひと言。「政略結婚」のようですね。
⑥瓊瓊杵尊が妻として選んだのは 妹の木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)でした。
※神様にも好み(感情)はあるのかな?「まるで人間」のようです。
⑦妹を選んだことを知った姉の磐長姫命は身を引きます。この時に「瓊瓊杵尊の子どもを身ごもる(妊娠)していた」そうです。
※先に妊娠させておきながら!「もぅビックリの何者でもありません」。「なぜ妊娠させるようなことをするのか?」という疑問が残ります。
⑧旦那さまが選んだ理由は「妹は美人で姉はブサイクだった」からだそうです。
※姉がブサイクということは何故か感じてきません。代わりに感じてくることは「家族と国(領地)を思う責任感と強い意志と優しさ」です。
⑨身を引いて 出産するために移られたお住まいが 大山祇神社一の鳥居の側にある「阿奈波神社」だそうです。
※自分がすべてを背負えば「父と妹を守れて、お腹の子どもは殺されない」と強い覚悟をしていたのだと感じてきました。現代に人間として存在されていたら「ぜひお友だちになってみたかった」と感じました。
このようなことを頭の中で 同時に視て感じながら 一の鳥居近くに車を止めて海岸線沿いの細い道を歩いて向かいました。
神社に到着をする参拝者は私たち3人+お供のみなさんだけでした。
とても小さな神社でしたが 海風と波の音と本殿扉の奥から流れてくる「優しいエネルギー」に包まれて とても穏やかな気持ちになりました。「子を守る母の思いが伝わってきます」。
子宝や安産の神様として祀られています。手を合わせると「妊娠・出産・婦人科系の病気」に関係のあるご相談者さまの顔が浮かんできましたので 心静かに祈願をさせていただきました。
すると「お姉さんである磐長姫命はブサイクではなく 瓊瓊杵尊よりも年上で 妹の木花開耶姫命とは「年齢の離れた姉妹だった」と感じてきました。
確かに「男性はオバチャンよりも若いオネエちゃんを選ぶ傾向にありますよね」。自然の摂理には逆らえないから仕方のないことなのかなと感じてきたら「とても切ない気持ち」になりました。
磐長姫命からいただいたものは「あたたかな母なる優しさ」です。
お供のみなさんも 神社を背に海を眺めている表情からは 喜んでいるように感じてきました。
車がないと参拝するのに少し不便な場所かなと思いますが ぜひ大山祇神社といっしょに参拝していただきたいと感じた「愛に溢れた神社」でした。
次に向った先は入日の滝でした。
http://www.cyclo-shimanami.com/point/omishima/post-36.php
場所がよく分からなかったのと 夕日までには間に合いたいと思い 急いでいたので地元の人数人が集まっていた場所へ車で近づき 車内から聞いてみました。
答えてくださった男性は「ここからそう遠くない場所にありますよ」といって道を教えてくれました。
お礼を述べてから車を走らせてしばらくすると 後ろからすごいスピードでトラックが追いかけてきて追い越されました。そのトラックが 二股に分かれた左に入る道の前で停車をして 運転席からこちらに向って手を振っています。よ~く見ると 先ほど道を教えてくれた男性でした。
「この先をまっすぐ車で行きなさい」とジェスチャー付きで一生懸命に説明をしてくれました。
「先ほどの説明では、分からないかなと思い追いかけてきてくれたのかな?」と想像してみました。とても有難いなと感じました(ありがとうございました)。
男性の説明どおりに道路を進み 細い山道を上っていくと 入日の滝のある近くまで車で行くことができました。そこから歩いて向かうことにしました。まず見えてきたのは 滝山寺(たきやまでら)というお寺です。現在このお寺にはご住職は住まわれていません。
この奥を進むと 岩肌に流れる滝が見えてきます「入日の滝」です。眺めた瞬間 「昔はもっとたくさんの清水が勢いよく流れ落ちていたんだろうな」と感じてきました。流れるお水はキラキラ輝いていました。
大山祇神社の国宝館でご年配の女性が説明してくださった「夕方になったら入日の滝へ行かれてみるといいと思いますよ」という言葉の意味も体感することができました。
持参してきたペットボトルに セッションルームの神棚のお水を汲みました。
清らかなる気持ちで滝に向ってお礼とご挨拶を述べて 2日目の巡礼を終えることができました。この日もさまざまな人の助けによって導かれた時間となりました。
次回はいよいよ最終回となります。
つづく
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