Gジャンの染め替え | 「着物をもっと身近に」染太郎のブログ

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札幌で着物のしみ抜きや染色などをおこなう悉皆屋(しっかいや)野口染店舗の5代目染太郎です!「着物をもっと身近に」をモットーに日々奮闘中!!

12月に入りもうすぐ今年もあと数えるほどになりました。

 

2019年を気持ちよく締めくくれるようにしていきたいですね!

 

さて、前回のブログでは「洋服の染め替え」について記事をまとめました。

 

今回はその事例をご紹介します。

 

 

ご依頼いただいたのはアニエス・べーのGジャンです。

 

全体的にヤケが目立っている状態でした。

 

素材は綿100%です。

 

Before

 

 

 

ジーンズの特徴であるパッチは紙素材や革素材など多種多様にあります。

 

紙は染めている時に破けてしまう可能性があります。革素材のものは熱によって革が縮まり乾くと固くなってしまいます。

 

今回は外して作業に入ることにしました。

 

 

染め替えの作業工程は高温で衣類を動かしながら染めていきます。

そのため、衣類に大きな負担がかかります。

※詳しくは加工に入る前の注意事項をご覧ください。

 

 

染工程の後はすすぎを繰り返し行います。

 

その後色止め作業を行い乾燥室にて干します。

※色落ちは完全に防ぐことができません。また洗濯は単独で手洗いで洗うことをお勧めします。

 

 

After

 

 

全体がキレイに染まり、目立っていたヤケが全くわからなくなりました。

※生地やヤケの状態によって濃淡が出る場合もございます。

 

染めた後の寸法は

丈が0.5㎝、袖丈が0.5㎝縮まっています。

※素材や状態によって縮みは違ってきます。

 

新たに蘇ったGジャンをコーディネートされている姿を思い浮かべると嬉しくなります。

 

今後も事例紹介をおこなっていきますのでテーマ【洋服の染め替え】でチェックしてください。

 

 

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