2017年の、だいきとの出会いの話です

3年前の今日、初めてのデート
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写真は周囲からの信頼の印

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初めてのデートから
こうして2回目のデートの日になった。


不安要素が、あった


なんと、彼は映画を予約していないのだ


私が予約しなくていいの?

という問いに


あそこの映画館は、
売り切れることはない、から


という返事だった。


ふ、不安である滝汗


私は、映画を見るときは必ず予約する

この宙ぶらりんな予定の組み方に
ヤキモキしながら

早めに映画館に着くと、彼は居た
今日のブルガリの香水は、普通の濃さだった


観たい映画、スパイダーマンで良いですか?
他には無いですか?


そう聞いてくると、
私の目にはもう一枚の映画のポスターが映った


なんでも、映画ファン一押しの話題作
この映画館でやってたのか…


自分1人なら2本観ちゃうんだけどな


とポツリと言ったら



じゃあ2本観ましょう
遠くまで来てくれたので僕が奢りますよ


そう言った彼の言葉尻が震えていた


無理もない、大人料金✖️四枚になるんだから


「自分は彼の本命じゃない」
という謎の思い込みを真剣にしている私は


さすがに、気の毒に思って
お返しに売店でお茶を払うことにした


自分でも要らん気遣いだとは思ってたけど
前回のイタリアンの支払いもサッとしてくれた彼



私は元々、デートで奢って貰えない前提があった

デートを奢って貰えないヘレン
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心屋に出会ってから少しずつ
男性に頼ったり、甘えたりを覚え始めた頃だった


なので、
奥手で人見知りそうな彼が
毎回スマートに払ってくれることに
とても感動したし

私に好意を無いのに
こんなに優しくしてくれて、嬉しかった


彼は、私から手渡されたドリンクに感動していた



前回は
私の話ばかりしてしまったので
彼の話を聞くことにした。


好きな食べ物の話
嫌いな食べ物の話
仕事の話
どこに住んでたか
大学では何を勉強していたか、とか


面接にならないように、楽しく話した

まさか好きな食べ物で

「粉物」と照れながら言われると思わなくて
とても爆笑した

でも美味しいよね、お好み焼き



彼の素朴な顔立ちは
相変わらず無表情でリアクションが出ないし
話す言葉はしっかりとした敬語で


彼の素が、全く見えなかった

だけど、きっと楽しんでいるに違いない

という謎の自信が私にはあった。



ちなみに、スパイダーマンも
猫の映画もどちらも良作でした!


2本も観たら、夕方で
ドトールでお茶をする事にした


私が、映画の考察や感想を、
延々と喋っていると


彼がハッとしたように呟いた


「ゆうこさん。肌、白いですね!」


あまりの脈絡の無さに、すごく驚いた


君は、今の今まで私の何を見てて
何故それを今言ったんだwwww

そう笑った。


ちなみにこれが、お付き合いするまでで
唯一、褒められたところでした。



映画は予約してくれなかったけど
2本観るのを付き合ってくれて

結局、帰りのドトールも
嬉しそうに出してくれた




「今度は夕飯でもどうですか?
それか、いつもこっちに来てもらって悪いので
今度は僕が町田に行きますよ!」


その場で3回目のデートを言われた時


さすがに、驚いた


私は同じ人と3回目のデートを
人生で1度もしたことが無かった。



3回会ったら、さすがに
女性と話す練習も次で終わりかな?
せっかく友達に慣れてきたのに、もうおしまいか


きっと前の他の人みたいに


「好きな人が居るんだけど、
どうやっていけばいいですかね?」

って、
恋愛相談を持ち込まれたり


忘れられない初恋の人の話をされたり


はたまた
突然、音信不通になったりするんだろうな



なんて、
昔のほろ苦い恋の思い出を思い返したりした。


やっぱり私は、誰かの本命にはなれない。
どうせ私は、本気で愛されない


その深すぎる思い込みは、
現実も曇らせていた。



まだ2回しか会ってないけど
友達になれそうな彼

男女の知り合いは、
いきなり関係が終わってしまうから
私はどこまで気を許せば良いのか分からなかった


心が開てない私は
自分が、どんな仕事をしていて
自分の恋愛観についてや
自分の夢についてを


彼には全く話していなかった。



当時見てきた映画の感想
ボブという名の猫