3年前の今日、初めて大騎と会った


ポルーニンに思うこと 

https://ameblo.jp/sasaoyuko/entry-12307041577.html



私はその日、ハードスケジュールで

朝から映画を見て
初対面の大騎とランチを食べ
夕方に1人で渋谷で展示を見て
夜にもう1人の恋活の人と合う、という
禁忌「デートのハシゴ」

驚きのスケジュールだった


彼は、
恋活アプリの中で出会った数多くの1人
大抵、1週間は毎日連絡はするけど
誰しもパタっと途絶えてしまう

この1週間のメール期間に
デートに取り付かなければ進展はしない、
そういう風に私は思っていた


彼とも、楽しい会話をしたけど
そんな風に連絡が終わるんだ
そう思って、
何回かメッセージを見返したのを覚えている。


メッセージのやり取りが
途絶えて1ヶ月経った頃


また連絡をくれた。


いきなり「会いましょう」ではなくて

スパイダーマンの映画始まりましたね、
何気ない、やり取りだった。


見た目も、条件もタイプでは無かったけど

せっかくだし、会ってみることにした。
連絡先も交換してないなか、ボーッと駅で待つ私


後ろから声をかけられた
写真通りの彼、ではなく

丸眼鏡をかけた彼


そして、想定外の、

むせ返るようなブルガリの香水の匂いに

とても、びっくりした


素朴な彼に、
全く似合っていない「ダンディな香水」


だけど、そのアンバランスさは、


年上の女性である私に
少しでも魅力的な男性として映りたいという
「彼なりの努力」なのだと

すぐに分かって、
可愛げのある健気な人だなぁと思った。


フレンチか、イタリアン、それか和食
何が良いですか?


そのセリフにも、とても驚いた


何度も書くが、

素朴な出立ちな彼から
「フレンチ」や「イタリアン」という言葉に
思わず聞き返してしまった。


「すごく、緊張しています」

そう言って、
彼の住み慣れた街を迷うぐらい
緊張している彼に





私は



今まで感じたことのない気持ちになった



それは「恋」ではなく



わー😆この人なら普通に喋れそう!
せっかくだし、オタクな話しちゃおー!


という、
恋活の「面接モード」とは全く違う、

素の私、になってしまった。



彼は、可哀想なくらい緊張していた

緊張しているせいなのか
レストランに入ったら、メガネを取る彼


デートでお決まりの
私の見た目や過去の恋愛について
少しも聞いてこない


私は、

タガが外れたように
ゲームやアニメの、趣味の話ばかりした



初対面の男性に

見た目を褒められることも

もうすぐ29歳になるのに
恋愛経験がゼロなことを聞かれるのも


すごく嫌いなことで私は避けたいことだった


「恋愛も結婚は良い人としたい」


だけど


私のことを「好き」や
「興味のある人」の存在や視線に
トラウマや男性恐怖症を刺激されるから

近づかないで欲しい


デートの度に、この相反する気持ちに
振り回されて疲れてしまう


だけど、この人は
私の見た目も恋愛経験も聞いてこない!


なんなら、緊張はしてるけど
私にデレデレもクネクネもしない




つまり




きっとこの人は

私のこと、恋愛対象じゃないんだ〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+

女の子と喋ってみたいだけの人なんだ〜・:*+.\(( °ω° ))/.:+やったー!


。。。

っと、当時の私は、と予測を立ててしまった



後に知るが、
彼は「ふーん族」で表情が全く出ないタイプ

私の予測は真反対で

「眼鏡は、

タイプだと聞いて付けてきたけど
やっぱり取っておこう。

絶対にモテるタイプの人だから
過去の恋愛経験は聞かないでおこう。

可愛い、美人って言いたいけど
チャラいと思われたくないから言わないでおこう」

と、秘めたタイプだった


そんなことも、つゆ知らず、


初音ミクや鏡音リンレンへの思いを
吐き出しきった頃


私は、ふらりと
渋谷に展示を見に行く時間になった


この後、仕事だと言うのに私を
しっかり改札まで見送ってくれた


「楽しかったので、今度は映画でも」

そう言われたけど


それで、
次のデートを実現した試しが
私には無かった。

「2回目のデート」をした事が無かった

連絡先の交換もしていなかったし
社交辞令だなぁなんて思った


はい、それではまた!

そう言って、電車に乗り



1人になったとき

ふっと

良い人だったな〜😌
また会えないのは、残念だな

っと、口から溢れた


そんなことを、
自分で言ったことも驚きだった



でも、まぁ、夜もデートだし
切り替えていかなきゃな〜!😆


と、この時に感じた「安心感」を
私はすぐに忘れた




その数日後に


口約束した映画デートが実現することを


この時の私は、



まだ知らない



続くかも?