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六本松ゼミナールです。
新しい大学入学共通テストでは、2021年から英語の「読む・聞く・話す・書く」の4技能について、外部検定試験の併用がスタートします。
都立高校入試でも早ければ今の中1が受験する2020年から、「話す力」を問うスピーキングテストを導入する方針なので、都立高受験の新たな対策が塾でも問われてきます。
都立高校入試の「スピーキングテスト」のプレテストは、早ければ現在の中1生から始まります。
現小6生から本格実施するかどうかについては、現段階では何とも言えない段階。
東京都としてはグローバルな人材を育てたいのが目標で、中学で4技能を伸ばす授業を行うので、高校入学時にスピーキングも含めた4技能をきちんと測る必要があり、都独自の考えによるテストを準備しています。
入試日程に例えば、秋ごろにスピーキングテストだけ実施して、結果を入試に反映させるような形になれば、テスト実施段階では都立か私立か、進学か就職か決めていない生徒も受けることにはなり得ます。
現段階ではテスト形跡については、対面も、コンピューターも一長一短あります。
公立の中3約8万人のうち約5万人が都立高入試を受けます。公平な評価はもちろん、技術面でも、会場、問題の漏出防止、パソコンのトラブル対応など、様々な観点から検討する必要がありそうです。
都立高の受験料は現在2200円。島部や奥多摩の生徒が事前にテスト会場まで出るとなると、テスト料以外にも、交通費や時間的負担が増える懸念があるので、実施は1回が限度ととられています。
試験は英検3級程度のレベル。大阪府のように、英検準1級などレベルの高い生徒を外部検定の結果で読み替える入試制度とは違い、日比谷や西など自校作成問題の都立高校はもしかすると指標になりにくいかもしれません。
都立高の入試改革については、グローバル社会で活躍する人材育成について検討してきた東京都教育委員会の有識者会議「都英語教育戦略会議」が2016年9月の報告書で提言。
2017年12月、都立高等学校入学者選抜英語検査改善検討委員会が、民間団体と都教委が協力して独自のスピーキングテストを作り、受験者が1回だけ受ける仕組みや、18年度の試行調査をした上で19年度以降にプレテストから実施する方針を示していました。
【大阪府立高校入試の英語外部検定との連動】
TOEFLiBT IELTS 英検 読み替え得点率
60点 6 準1級 100%
50点 5.5 (対応なし) 90%
40点 5 2級 80%
※大阪府教委資料から。英検2級取得者の場合、入試当日の英語の配点の80%の点数に読み替え可。当日の得点と比べて良い方で合否が判断される。