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六本松ゼミナール塾長の深川です。
最近、小学校低学年だけでなく、幼稚園や保育園の園児までスマホを使っている姿を見る機会が増え、気になっているところです。
中高年よりもずっと、スマホの扱いに慣れ、ゲーム感覚でスマホで遊んでいますね。
やはりというか、隙間を狙われてしまうというか、子供たちが狙われる経済事件が増えてきています。
スマホのオンラインゲームをめぐるトラブルのうち、9歳以下の子供が親に無断でクレジットカードの決済をし、料金を請求されるケースが増えています。
国民生活センターによると、9歳以下に関する平成25年度の相談が前年度の約3倍の490件に急増したことがわかりました。
このケースは相談総数5904件のうち約8%を占めました。
26年度の約2カ月間でも約13%増。
さらに高まっており、注意が必要になってきています。
特に5歳以下の無断決済についての相談が占める割合は、22年度が1%未満だったのが、25年度には約2%、26年度も5日現在、約4%になっていて、親の気づかないうちに無断決済されるケースがジワジワ増えています。
最年少は何と、2歳児がカード決済したケース。
2歳児の年長の兄はゲームがどこまで無料で遊べるか理解していましたが、スマホを渡された2歳児は、画面をいじっているうちに有料のアイテムを購入し、課金されてしまったケースです。
また、子供が親のカードをポイントカードのようなものと思い違いをして、親の留守中にスマホにカード番号を入力し、アイテムを購入したケースもありました。
時代が大きく変化し、だれもがスマホを扱う時代。
親も乳幼児のころから、おもちゃ代わりにスマホで遊ばせるようになり、スマホの操作に慣れた子供が増えていることが背景にあります。
保護者はゲームを終えたらログアウトするなど、トラブルを防いでほしいところです。
スマホのオンラインゲームは、有料のアイテムを購入する前に画面で年齢確認などを求めていますが、内容を理解しないで購入してしまう子供もいるのです。
民法規定では、未成年が親の同意がないままカード決済をした場合、成人を装ってだまそうとしていなければ、取り消すことが可能。
あくまでも、経済産業省の規則では、事業者は消費者に購入内容を分かりやすく説明して申し込みの意思を確認する必要があり、中でも年齢確認の方法が問題となります。
例えば「成人ですか」という質問に「はい」を1回クリックした程度では、返金される可能性もあります。
その一方、スマホのオンラインゲームには、ゲーム会社、携帯電話会社、クレジットカード会社など複数の企業が関係しているので、返金についての判断が各社で分かれて解決が難しいケースもあります。
海外の企業が関係していると、交渉自体が難航する恐れもあるので、やはり、今後、ますます、親が子供のスマホの扱いに注意を払う必要がありますね。
塾でも細心の注意を払っていくようにしています。