HUNTER×HUNTER No.392 感想 | ばんぶーのブログ

HUNTER×HUNTER No.392 感想

【No.392 ◆情報】

原稿だけ描いていたいのだが

原稿だけ描いていたいのだが

原稿だけ描いていたい〈義博〉

 

詳しい状況や作者の心情はわかりかねるけど、展覧会関連で色々と要求されてしまっているんですかねぇ…。

体調的に1日に出来る行動“量”の限界値が低い中、やるべき事以外の比率が大きくなってくるとツライですよね。

 

ただ、それなら“展覧会なんてやらなきゃよかったのに”と、私なんかは思ってしまう。

35周年っていうのも中途半端ですし、もうちょっと腰の状況が落ち着いてから、例えば万全の状態で“○○周年パズル”でも良かった様に感じるのだ。

 

まぁそこは各所で見受けられる“冨樫さんの人の良さ”が影響して、断り切れなかったのでしょうけどね…。

最近の記事でも触れたけど、クソコンサル付いてません?大丈夫です?

 

■ヒソカ発見

変装や変身する訳でも隠れる訳でもなく、ふつ~~~っに3層に居たようですな。

 

ただ一方で疑問もあって、もし旅団メンバーが3層の乗船チケット奪っていたらどうするつもりだったんだろう。

元々、団長の側には最低2人はいるから、“なかなか達成できない”だとか“ガードが固い”と話していたが、その例として挙げられた2人は(恐らく)コルトピとパクノダという非戦闘員だった訳で、バリバリの戦闘員と共に来られたらさすがに厳しいのではなかろうか。

 

またシャルとコルトピが死んだことで―死者の念として残っていなければ―「携帯する他人の能力(ブラックボイス)「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)は消えただろうが、コルトピと類似の能力や“人形を創り出す能力”等を新たにクロロが得ていれば、「人間の証明(オーダースタンプ)「番いの破壊者(サンアンドムーン)を使った先日の作戦も生きている訳で、最悪でも“鉢合わせ”の様な状況は避けたいだろう。

 

にも関わらず、3層の(恐らく)一般客室エリアを“普通に”歩いていたことを考えると、“旅団は3層チケットは入手出来ていない”ことと“まだ旅団は3層に来れていない”ことを把握していた様に思われる。

BW号は5層構造で、

1層が王族とV5の政財界の要人

2層が各界の著名人・富裕層

━━━(隔壁で遮断)━━━

3層以下が一般渡航者区域
―とはなっているものの、診療室が3層で3か所、4層と5層は2箇所だけで、5層に至っては医者が常在していない(逆に上位層は20人1人が医者)という様な各種情報からも下層ほどランクは低く、乗船時のチェックも下層ほどザルであろうことが想像される。

旅団は普段バラバラだが、大きな仕事の際は“顔を合わせて”集合する様子もあり、チェックがザルな5層乗船チケットを入手していることは“予想”される。

 

ただ、ヨークシン事件でも顔(遺体が消えたことから、恐らく生存判定されている様に思われる)が裏社会で割れていないメンバーが、偶然強奪したチケットが3層だったら、変装レベルでも入り込めそうな気もしてしまう(それとも3層以上の乗船チェックはかなり厳しい?)

 

つまりは、天空闘技場の敗北で“反省”したヒソカ運とか予想とかそのレベル行動を決めるのかという疑問があるのだ。

 

今のところその疑問を解決出来得る方法の1つとして「ヒソカがモレナと協力関係にある」ということが、ほんのりと浮かぶ。

もし、そうだとすると3層を縄張りにするエイ=イ組(モレナ)の情報網から旅団が5層に居ることがわかっているから変装もせず普通していたというのもわかる。

また、モレナ組の者達は伸びしろはあるのだろうけど、

【エイ=イ組(モレナ)VS【シュウ=ウ組】+【シャ=ア組】+【幻影旅団(一部)】+【第4王子陣営(ケツモチ)

というのはあまりにも戦力のバランスが悪く、モレナ組の者達が成長するまでの“時間稼ぎ”役としてヒソカが―クラピカと一時手を組んでいた様に―モレナ側に付いているのなら大分戦況はゴチャ付きそうである。

 

さて、どうなのだろうか。

 

■リンチとザクロ

リンチはヒソカのカウンター1発でノックダウン(悶絶)し、ザクロに至っては空気(オーラ)だけで完全に気圧されてしまう始末。

そもそも殴り掛かる前の状況からある程度の手練れであれば“相手の強さを測れる”ハズで、「(特定の条件下であれば)攻撃力が高い」訳でもないし陰獣より弱いのかなぁという印象。

まぁ、まだ隠している能力もあるかもしれませんけどね。

 

それにしてもリンチの能力「体は全部知っている(ボディアンドソウル)は、“標的に質問してから殴る事で標的の心の声を聞くことが出来る”ハズが、ヒソカの声は聞き出せていない様子。

 

相手に“ダメージを与えた場合”に聞き出すことが出来る能力なのだろうか。

相手が気絶しても聞き出せないし、ダメージ量が多くとも少なくとも“1問1答”の様だし、相手が強ければ聞き出すことも出来ないのならちょっと使い勝手の悪い能力なのかもしれませんね(パクノダと比べてしまっているせいなのかな)

 

■ミーシャ

先週のNo.391で、

ヒンリギがモノローグで出した固有名詞だが、私はてっきりビデオカメラ化した猫の事かと思っていた。

能力の制約が、“自分が飼っていて天寿を全うさせたペットを具現できる”とかなのかと思っていたのだが、全然違った件。

「ミーシャ=ハオ」という死亡したシュウ=ウ一家の元構成員が居て「Zombie Girl(ラ・ヴィアン・ローズ)という能力を死亡時に“発現”させた様だ(死後の念)

“シュウ=ウ一家の構成員が誰かを殺害すると発動し、死体を操作して穏便に死体を処理する為だけ(に?)行動し、処理が済むと消える”という能力らしく、印象としてはカチョウの「2人セゾン(キミガイナイ)」やイカルゴの「死体と遊ぶな子供達(リビングデッドドールズ)」に近しいイメージ。

 

これ以上の情報は出ていないため想像になるが、“ラ・ヴィアン・ローズ(バラ色の人生)という言葉の通り、ミーシャにとって死体処理という仕事は天職だと考えていて、いつ死ぬか・殺されるかも分からない仕事柄、あるいは常に人の死に接している生活から、はたまたカキンという国の特殊性から“死んでもこのバラ色の人生を続けたい”と願い続けており、死した時に“発現した”の様に感じられる。

能力の“発現”したという状況や、能力の性質から特質系だろうか。

 

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お金出させといて応募者全員に届かなかったらやべーでしょ…。

応募期間も11/27までってことで、要は完全受注商品ってことでしょ?

何か最近の日本語ってむずかちいね。

 

■パズルでの作外情報について

触れるかどうか迷ったが、今後の事を考えて触れることにした。

先日から展覧会が開催され始めましたが、上の絵と共に記された「御礼」メッセージの中で、

“ここ(展覧会)だけの公開情報など…楽しんでいただけたら幸いです。”

という言葉が少し気になっていた。

 

そして、どうやら展覧会の中で「“冨樫メモ”に基づいた念能力設定資料」なるものが公開されているらしいのだ。

(※「冨樫義博展 -PUZZLE-」公式図録 税込2500円―の中にも収録されているらしいが、私は所持していないため詳細は不明。)

(ひとまず私自身は展覧会に行くつもりはないが行く予定の知人に買って来て貰う算段。面白そうだったり逆にウンコだったら別途レビューするかも。)

 

そして、その中では作中で必ずしも明らかになっていないキャラの念系統等が明かされているのだが―

メルエム(放出系)だとか、ゼノ(放出系)、コムギ(強化系)、ネテロ(強化系)、ノブナガ(強化系※それも強化と変化の間の強化寄り)、イカルゴ(強化系)、アベンガネ(具現化系)

―などを代表例に首を捻るものが多い様に感じた。

 

もし、それが正しいとすると、

メルエムの(オーラを一定以上持つ生物を)食べれば食べる程強くなる」能力も少なくとも放出系の能力者ならば―

理論上は習得可能ということになってしまうのだろう。

 

そして、オーラの多寡だけでは決まらないのが念使いの戦いの基本ではあるが、放出系能力者が修行の他に食事でもオーラを増やしうるならば、潜在的に放出系が全系統の中で一番強いことになりかねない様に思われる。

(※相手のオーラを拝借する“徴収型=放出系”の能力の一種と採ることも出来るが、それで一時的に使用可能なオーラ量=AOPが増えるだけならわかるが、借りたオーラでAOPとMOPが永続的に増加することには懐疑的。もし、メルエムがオーラを使えば使うほど弱体化する能力者だったならまだわかるが、それはそれで疑問。)

 

しかし、私はメルエムの能力を「接触交配の“王”版」とも言える特質系能力だと考えている。

(※女王が食べたもののエネルギーを次世代に注いでいたのに対して、王は自分自身に注ぐ)

また、他者の念を“使う”のは今のところ特質系とされているが、イカルゴが強化系では説明が付かない様に感じる。

 

そもそも未だに36巻の

“ネタバレ。あえてね。”

が何のネタバレだったのかも明確ではない様に(恐らく表紙から単行本派の人もイルミが旅団に入ったことがわかる仕様ということかとは思われるが)、基本的に冨樫さんは読者の読む楽しむを奪う様な「“直”の解答」は出して来なかった様に思われるのだ。

むしろ、もし直の解答をポンポン作中でも出してくれるなら多くの読者達が読み解くのに苦労しないのではなかろうか(それが楽しみでもあるんだけど)

 

そのため個人的にはパズルで提供されたその設定集は、作者が実際の物語の肉付けをする前の仮設定で、そこから実際に詳細を考え検討を重ねていく中で変化しているのではないかと考えている。

 

以前の記事でも書いたが、作外情報を引用する人作外情報を引用しない人(ブログ主がこちら側)が居て、その両者は交わりづらいと思われるのです。

例えば「ノブナガ=強化系」ファンブックやらアニメやらソシャゲ等で示されており、今回パズル情報ではさらに「強化と変化の間に位置(強化系寄り)と示されてしまったが、作中からはその様には読み取れない(作中からはむしろ逆方向に近い“操作系”の様に思われる)

しかし前者後者がその理由を尋ねても、答えは単純明快で「そう書いてあるから」に始まり終わってしまうだろうし、前者作外情報を元に解釈をするため、解釈の幅が異常に狭まる上、“おかしな情報”との帳尻合わせに終始する様に思われるのだ。

加えて、もはや原作を読む必要がない様にも感じてしまう。

 

もちろんのこと、どちらが正しいかは“現時点”では分からないかもしれません。

ただ、ノブナガが漸くその能力を披露しそうな流れなので、ひとまずその描写を見てから改めて考えるのでも遅くない様に感じました。

 

そんなところで今週以上。

 

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