「一握りの火薬(リトルフラワー)」について | ばんぶーのブログ

「一握りの火薬(リトルフラワー)」について

■「一握りの火薬」について

能力者:ゲンスルー

能力名:「一握りの火薬(リトルフラワー)

能力者の念系統:(恐らく)具現化系

能力の念系統:(恐らく)具現化系

能力内容:手でつかんだものを爆破できる能力(つかめる大きさの限界はバスケットボールぐらい)

 

何気なく読んでいるとその威力が良くわからない状態に陥るが、結論から言えばその爆弾には指向性があるのかと思われる。

 

■「一握りの火薬」の威力について

作中の図(※上図は復元図)から「一握りの火薬(リトルフラワー)(以下「リトフラ」と省略)にはゲンスルーの20%のAOPが用いられている。

それに対してゴンはAOPの90%の「凝」でも多少のダメージを負い(火傷痕あり)

ゲンスルー自身はAOPの25%の「凝」で完全に防いでいる。

その一方でゲンスルーはAOPの10%の体部分(顎)を、ゴンのAOPの70%の「凝」で蹴られ大ダメージを受け、

ゴンのAOP100%のジャジャン拳グーの前に敗れ去った。

 

大まかに振り返ると何のこっちゃわからない不等式がフワフワ浮かんでくるが、ここはちゃんと検討すべき点。

そして、その比較には最後のジャジャン拳は抜かすべきかと思われる。

当初ゴンの「堅」に対して『いい“練”だ』と評価しつつも、

『まだまだ発展途上だがな』

とゴンを“格下”の様に断じていたにも関わらず、

ジャジャン拳グーに対しては『何だ!? このオーラ量は!? やばい!!』と激しく動揺していた。

「堅」が攻防力50で「硬」が攻防力100、後のナックル戦でゴンのジャジャン拳の制約と誓約による係数は1.12程度とわかっているから、本来ゴンの「堅」を見ているゲンスルーはそこまで驚く様なことはないと思われる。

しかし、これはゲンスルーが“降参のフリをした騙し討ち”の後のことである。

ゴンが怒りを引き金にギアを一気に上げて眠れる力を引き出す描写は各所にあり、ドッヂボールでは時間をかけ集中して「練」することでAOP(メモリ)をより増加させていた様に、ゲンスルーの反応からもあの時のゴンはAOPが増加している様に思われるため今回の比較からは除外する。

 

明確な数値は決め難いが具体的な数値があると多少は理解に資すると思われるので、概算用の数値を決める。

『経験・“オーラの量ともケタが違う”。通常攻撃(「纏~硬」の攻撃≠発)ではダメージを与えられない。』

『それでも攻撃(いき)なさい。(必ずやられるから)』

という戦闘前のビスケの助言と戦力分析をたたき台にする。

 

この時のゴンとゲンスルーのオーラの総量は“桁違い”で、ナックル戦でのゴンはAOP1800(POP21500)程だったこと(=プロの中堅クラスと遜色ないレベル)、モラウで総量が7万オーラ程度(ユピーで70万オーラ超)だということから、恐らくこの時点でのゴンのオーラ総量は4桁で、ゲンスルーは5桁なのかと思われる。

 

そしてゲンスルー自身の念系統だが具現化系で良いと思われる。

主たる能力が「命の音(カウントダウン)という時限装置付きの爆弾で、放出・操作・具現の3系統に渡るが、

“ゲンスルーが本体ならオレ達は備品みたいなもん”

だと爆弾魔一味のバラが話していたことから、「命の音(カウントダウン)は相互協力型(ジョイントタイプ)の能力でサブとバラがそれぞれ操作と放出を担当しているということなのだろう。

 

まず適当にゴンをAOP800(POP9,000)、そしてゲンスルーをAOP1,500(POP=5桁=AOPとの関係から20,000前後?)と仮定。

そして、念の威力の計算式は―

V(速度)×{BP(生身の肉体)+(AP(纏~硬)+SP(発)MP(制約と誓約)}

―5点式を採用。

 

第一に着目すべきはゲンスルーの能力の使い方。

ゲンスルーは「リトフラ」使用時、それに20%AOPを、防御用に自らの手に25%AOP分の「凝」を用いる。

端的にAP(DP)SPの2点だけで捉えても、

「リトフラ」AP(20%AOP=300)+SP(300) < DP(25%AOP=375)「凝で防御した手」

=「リトフラ」600 375「凝で防御した手」 

という不思議な不等式が生まれてしまう。

 

仮にゲンスルーが防御の「凝」を「強化」していたなら、

「リトフラ」=AP(20%AOP=300)+SP(300) < DP(25%AOP=375)+SP(375×0.6=225)

「凝+“強化”で防御した手」

=「リトフラ」600 < 600「凝+“強化”で防御した手」

と一見釣り合っている様にも見える。

しかし「リトフラ」という爆弾の破片の硬さや熱に加えて爆発の速度が乗り、さらにはMP(制約と誓約)も乗算されるため、釣り合っている様ではダメージを受けてしまう

加えて、そもそもゲンスルーが凝を“強化”していると匂わせる描写もない

 

そのため相手の受けるダメージと、ゲンスルーの受けるダメージ異なるのかと思われる。

爆発の方向に指向性があるというべきか、ゲンスルーの手から握った“対象に向かって”爆発する様な爆弾というのが第一印象

 

ゴンがギアを上げる前の反撃(蹴り)を見ると―

「ゲンスルー:DP(10%AOP=150) AP(70%AOP=560):ゴン」

―もう少しゲンスルーのAOPは多くてもいいかもしれないが、ゴンのあの体勢からではそれほど力は入らないだろうし、ゲンスルー戦後のゴンの声の様子に、

「“やっぱり”ノド潰されたんだわさ」

と話していた通り、ビスケはゴンが作戦外の行動を取りうることは想定していた様だが、元々作戦通りに進めていてもゲンスルーを倒せた作戦だったハズである。

 

すると、相手が逃げることも回避するこも出来ない状況なら倒せるというのがビスケの見込みだろうから、

ジャジャン拳グー=V(パンチの速度)×{BP(拳の硬さ) + (AP(800) SP(800)1.12}

ゴンV×(BP 1,792) VS (BP(肉体の強さ) + (DP(1,500) SP(強化:1,500×0.6)):ゲンスルー

そして緩ーく、ゴンとゲンスルーのBPを同程度と考えるなら、

ゴン:(V×1,792VS 2,400:ゲンスルー

(※ゲンスルーが「硬」して、さらに「強化」して、理論上MAXの威力・精度だとしても)

程度に収まるため、両者の差というか、両者のAOPの比率あっても2倍程度なのかと思われる。

(ビスケは“拳本来のスピードと破壊力が乗れば攻撃力は数倍、数十倍になる”とは言っているものの、各キャラのいわゆるHPがどの程度かも、攻撃側と防御側に1オーラの差があったらどれほどダメージを与えられるかも現状不明なのが大きなネックになっている)

 

また「リトフラ」をゴンは90%の「凝」で防げるのも(致命傷にはならないが多少の火傷は負う)

ゲンスルー:V(爆発の速度)×{BP(爆弾の破片や熱) + (AP(300) SP(300)(制約と誓約)}

VS BP(肉体の強さ) +DP(90%AOP=720):ゴン

程度に収まるため、良く分からない点(VBPMP)を差し引いてもゴンのAOPは800~1,000程度ゲンスルーのAOPは1,500~2,000程度なのではないかと個人的には考えている。

 

■「一握りの火薬」の正体

大雑把な説明では手でつかんだものを爆破できる能力(つかめる大きさの限界はバスケットボールぐらい)と言うが、「リトフラ」とは具体的に“何を”“どのようにしている”能力なのか。

ゲンスルーの念系統は具現化系であろうから、恐らく具現化系か変化系の能力かと思われる。

 

具現化系なら「爆弾」を具現となるのだろうが、変化系の場合はどの様な能力なのだろうか。

能力名の通り“火薬”の様な爆発性の物質やガスの性質を自身のオーラに加えているとすると火種も必要になろう。

ただ爆弾を具現できるため爆発性の物質発火装置のイメージは十分出来ているだろうから、その2つの性質を加えることも不可能ではないだろう(ヒソカのように2つの性質付加)

しかし、変化系として捉えるのは難しい様に思われる。

 

ゲンスルーは顎に攻撃を受けた際にゴンのオーラ攻防力の配分に見当を付けていたから、「リトフラ」を「凝」で防がれた際もゴンが9割近くのオーラを用いていたことも把握出来ていたであろう。

そのため、もし変化系の発ならばその発に使用するオーラ量を増やせばより簡単にカタがついたのではなかろうか。

例えばだが「発:20%AOP、防御:25%AOPだったのを「発:30%AOP、防御:35%AOPと増やすこともできるのではないだろうか。

(※恐らく若干手を守るオーラが足りないかとは思われるが、そこはさして重要ではない)

 

しかし作中でゲンスルーはその様なことはしていないし、威力を変えられる能力ならば左右を全く同じ比率にする必要もない様に感じられる。

そのため、「リトフラ」具現化系能力かと思われる。

大変なイメージ修行を経て成された具現化系能力は基本的にはそのイメージ通りの“同じモノ”しか具現できず、ゲンスルーの能力も同じ爆弾を具現同量のオーラを使用するものかと思われる。
 

それも通常、具現化系能力はそれほどコスパの悪い能力にはなりにくいかと思われるが、「リトフラ」は具現化した爆弾自体が爆発してしまうため、オーラの使用感は放出系能力に近しくAP(AOP20%を使用した爆弾) SP(AOP20%分のSOC)といった感じでAOP40%分のオーラを消費してしまうのだろう(ゴンのジャジャン拳グーはAOP100%分SOC、パーはAOP100%同量のSOCAOP200%分消費する)

「一握りの火薬(リトルフラワー)という能力名は「命の音(カウントダウン)の様な強力な爆弾と比べると、ほんのちょっと(一握り)の火薬を使った程度の小爆弾という意味かと思われる。

 

加えて、ゲンスルーは恐らく操作寄りの具現化系能力者強化系能力の威力・精度は高くない様に思われる。

もし理論値の60%の威力・精度に達しているならば、片手で「リトフラ」を使用の際に爆弾の威力を「強化」してしまえばゴンは防ぎきれなかったのではなかろうか。

ナックル戦でのゴンのパーが、4000ものオーラを消費しても500オーラ程度の威力しか保てなかった様に、ゲンスルーがそれを実践しなかったのも使用できるオーラ量と強化系の威力・精度からオーラを浪費するだけでその効果は薄かったのかと思われる。

 

さて、それでは「リトフラ」が具現化系能力だとすると、具体的にどのような具現化物なのか。

ゴンの手首を握った状態で具現できることから、ゲンスルーの掌の形をした薄いシート状の爆弾(爆発の方向は掴んだ相手側)の様なものだろうか。

ドッチボールでキルアがそうしなかった様に、ゲンスルーの手を守る「凝」が障壁となってしまいその爆弾の威力を殺してしまう様にも思われたが、

オーラとオーラは併存(ゴンの「凝」とゲンスルーの「凝」は同じ場所に存在)オーラはそのままの状態では物質を透過出来ない(円は別の物で覆われた物を察知できない)ことを考えると、

相手に密着した状態で相手表皮の上に具現して、それが相手に向かって爆発するなら障壁になっていないのかもしれない。

そしてその爆弾の威力は相手の肉体とオーラによって減衰するから、ゲンスルーの受けるダメージは相手よりも少なく済むのだろう。

 

あるいは、「命の音(カウントダウン)が能力内容を説明することを制約と誓約にしていたが、

その様子は、しげちーに自らのことを突然話し始めた吉良吉影を彷彿とさせた。

そのスタンド・キラークイーンの能力は“『触れたもの』は『どんな物』でも『爆弾』に変えることが出来る”もので、100円硬貨を爆弾にした際は、近くに居たしげちーの肉体は内部から爆破され、爆弾となった100円硬貨自体は破壊されていなかった

 

ゲンスルーが触った物が爆弾になり(=ツボネ式具現)、その内部から爆発、爆発のダメージは相手の方が大きく、ゲンスルーはその爆発の一部や余波から自らの手を守っているだけならば描写的には近い様にも思われる。

 

ただ、ハンタの世界に落とし込むと疑問も残る。

具現化系能力はオーラだけではなく肉体等の物体も材料にして術者のイメージを具現することもでき、ツボネが自分の肉体でそれを行っていたから、相手の肉体を材料にすることもできるだろう(ルールを相手に強制させるから操作系の力も求められよう)

しかしゲンスルーの能力は“爆破”であるため、

破壊された念獣に使用したAOPが回収できない様に、ゲンスルーの具現化物もAOPを回収できないかと思われる。

 

そして具現の材料に肉体を用いてそれが破壊された場合、AOPが回収できないのと同様に具現解除された時に肉体部分も元の状態には戻らない一部もしくは全部の破損をしている状態かと思われる。

しかし、爆破されたゴンの左腕の表皮は残っていた

もし手で掴んだものの“内部”を爆弾にしているなら、その材料にされた骨・血管・神経は具現化物と一緒に爆破(破壊)されてしまうだろうから、使い物にならなくなっているだろうがそんなことはなかった。

 

ただ、強制的にゲンスルーに表皮を爆弾化されていたとしても、ゴンはその表皮も「凝」で守っているから―爆弾が爆破した時に部品が残る様に―表皮も壊れずに残っていたのかもしれない。

左右同時爆破の際、ゴンが30%のAOPで守った右手は表皮側から、それもゲンスルーが握ったところが失われているため、爆発の方向はゴンの腕の内部からではなく、外部からでよいのだろう。

 

そのため―

掴んだ対象と掌が密着した状態で薄いシート状の爆弾(爆発の方向は相手側)を具現して爆破させているか、

掴んだ対象の表皮(掌が触れている箇所)と自らのオーラを元に薄いシート状の爆弾(爆発の方向は相手側)に強制具現して爆破させているか

―のどちらかかと思われるが明確にはわからない。

 

個人的には後者の方が好みではあるものの、前者の様な気がしている。

後者だった場合、例えば「大和撫子七変化(ライダーズハイ)で既に自分の肉体を材料に具現しているツボネを爆破できるのだろうか

あるいは念獣(相手のオーラを元に具現されている疑似生物)を爆破できるのか

はたまた、変形や変身の様な能力(恐らく複数系統で可能)を使用中の相手を爆破できるのか、それもそれに操作系能力が含まれる様な能力の場合どうなのか。

 

―という直近の更新の中で操作系能力の競合がどこまで可能で、どこから不可能なのかが現時点では不明と触れたが、後者のパティーンだった場合、能力が発動しない(強制具現できない)可能性もある様に思われるのだ。

能力発動出来なかった場合、オーラの攻防力のバランスが著しく悪い状況で相手に接近しているため一転ピンチに陥ることを考えると前者の方が無難の様な気がしている。

自分のオーラや肉体を材料に具現するのと、他人のオーラや肉体を材料に具現するのでは後者の方が要求される念技術は高そうですし、ゲンスルーの20%AOPであの威力と両立可能なのかどうかも読者視点ではまだわかりませんしね。

 

そして最後に1つだけ気になっている部分がある。


ゲンスルーが石ころを爆破した時(上図3)爆発の規模小さい様に感じられるのだ。

 

流れとしての描写等もあるから基本的にクレーター等の大きさなどから威力を測ることはしないのだが、しっかり掴めるものそうでないもの(石ころの様に小さいもの)では、ゲンスルーの掌と接する面積が異なる

ゲンスルーのAOP20%を要するのは完全に掌が接する時で、対象が小さく掌との接地面積が小さい場合要するオーラ量はAOP20%分も必要ないのかもしれない。

 

ただそれだとゲンスルーの具現しているものはどんなものなのだろうか。通常、具現物は同一であるハズなのだ。

すると“掌の形をしたシート状の爆弾”ではなく、“1cm角のシート状の爆弾”の様な物を掌の表面に具現できる能力で、対象を握った時に“対象に密着している爆弾(複数)が同時に爆発しているのかもしれない。

しかし接触していない箇所も具現していたらその分SOCが無駄に掛かってしまうし、連鎖爆発しそうな予感(恐らく爆発が一瞬遅れるから爆破音も“ボム!!”ではなく、“ボボム!!”となりそう)

そのため接触した箇所のみ具現できる様な限定条件を付せば、石ころ爆破の時の様に爆発の規模が小さいことにも説明はつくだろうか。

 

―まぁ、ジスパーの顔面爆破(上図1)や、ゴンの手を爆破したシーン(上図4、5)などは漫画の演出として、爆破された対象がどうなったかを隠すために爆発を大きくしている(次のシーンへの楽しみを増やす演出)とも取れてしまうのかもしれない。

また同じ爆破シーンでも(上図5と6)、上図6では注目させたいのが“ゴンの蹴り”の方なので上図5よりも爆破が小さく描かれている様にも思われる。

さらに石ころの爆破シーン(上図3)が、もし他の爆破と同程度に大きかったら、

爆破がゲンスルーの顔に少し掛かって若干ギャグっぽくなってしまう気もしますし画角のバランスから爆発の規模が小さくなった様にも考えられる(ドラマ「危ない刑事」等で、肘を曲げて銃を顔の近くで構えるのも画角的な問題)

それも爆破した“石ころ”そこそこ大きくも“見える”ので、ゲンスルーの掌の全面が触れてもおかしくはないのかもしれない。

 

まぁ明確にどちらかの断定は難しいので最大でもゲンスルーの掌の大きさの1cm角程度のシート状の集合爆弾”もしくは“掌の形のシート状の爆弾”で、“対象に向かって爆発する薄い爆弾”ならそれっぽく繋がる様には思われる。

個人的には石ころもそこまで小さくないのと、掌が接する面が少ないものを爆破することはむしろあまり想定していないと思うので、「リトフラ」は一律にAOPの40%分(SOC含む)を消費する「発」かと思われる。

 

'21/09/18追記

あるいはもっと単純に、“爆発”それ自体を具現している」でもいいのかもしれませんね。

電気や炎の性質付加(変化)が出来るのだからそれの具現も可能であろうし、爆発の具現も出来るように思われる。

AOP20%の爆発が可能ならば、AOP35%の爆発も可能な気がするが、それが具現化系の弱みでもあり強みでもあるのかもしれない。

具現化物が壊されようとも新品同様の品質で再度具現可能だが(但し、再度SOCは消費する)、基本的には一度具現するモノを定めたら、「リトフラ=AOP20%を用いた爆発」という様に、そのイメージ通りのものしか具現出来ないのだろう。

(※サイユウの如意棒の様に予め変形するモノとして具現した場合や、具現化したものに強化系能力を併用して大きくしたり小さくすることは可能)

 

ゲンスルーもこのリトフラは、「命の音(カウントダウン)を発動させ(移動系のカードで)一旦逃げるまでの牽制”としての使い方を想定しており、相手との戦闘に用いることを前提とした能力ではないので色々使い勝手の悪い能力となってしまったのかもしれない。

↑追記ここまで

 

■ゲンスルー戦のMVP

ゲンスルー戦でのMVPはビスケなんでしょうね。

本来「リトフラ」にどれほどの威力があるのか、ゴンがそれに耐えられるのかどうか、オーラの総量、特にAOPにどれほど差があるかが分からないハズで、下手をすれば「発」以前に“通常攻撃(纏~硬)だけでも簡単にノックアウトされてしまう程の差があった可能性もあろう。

しかし、ゴンが攻防力90くらいの「凝」をすればそこを爆破されても致命傷にはならず“「リトフラ」を使えず、逃げることも回避するこも出来ない状況なら、まだまだへなちょこなゴンの発でも倒せる相手という見立てが出来たからこそビスケはキルア立案と思われる策にGOサインを出したのであろう。

 

恐らくその見立てにはアベンガネからの能力情報や、ツェズゲラ達からボマーが実は3人組だと聞いていたことから分析した部分もあるだろうが、

GIスタート時のあからさまに怪しい勧誘の中でゲンスルーを実際に“視”て得ていた情報が基礎に置かれているのかと思われる。

ヒソカと初めて会った時も趣味に走りつつも、“ウソをついている”ことや、“かなり強い”ことを見抜いていたことから、ハメ組の中にそこそこ強い奴が居たことにも気づいていたかと思われる。

それはヒュリコフの様に能力ではなく経験によるスキル(目利き)かとは思われるが、恐らくそれが“ゴンが90%「凝」で防げ、かつ倒しうる相手”という結論を導く根拠になっていたのかと思われる。

 

そんなビスケの“戦闘用の能力”は今の継承戦編で披露されるでしょうかねー。
―と、細かいことを検討するとたぶんまた2記事を跨ぐ感じになってしまうだろうから、ざっくりこんな感じでしょーか。

以上。またいつか~。ハンターハンター再開まだですか~(泣)