傘のグリップを延長 | ささのブログ

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今日は桃の節句。都心では収納スペースの問題からほとんど見かけないが、地方に行くと、女の子の居る家では○段飾りのひな人形を飾っている家庭も多いだろう。出すのに2日、しまうのに3日かかる、なんて話はよく聞く。最上段の2人だけ出して飾ることにしている家も多い。最上段の2人を指して、「お内裏様とお雛様」という言い方は誤用のようだ。 「楽しい雛祭り」という歌はいろいろ問題がある。

 

雅楽の演奏家からすると、腑に落ちないのが「五人囃子」。ひな祭りの雰囲気に能のお囃子は、まったくそぐわない。そこは雅楽でしょう。鞨鼓・太鼓・笙・篳篥・笛の5人で「五楽人」とすれば遥かに見栄えがするし、実際の音楽も祭りに合っている。それがなぜお能の囃子になったかというと、ひな祭りの風習が武家で流行ったからだそうだ。現在では、より見栄えがする雅楽の楽人のセットが流行っているとか。

 

昨年7月に購入した、超大型の折り畳み傘、背中のリュックも全く濡れないので、重宝している。何しろ、広げた直径が120cm以上あり、うちで一番大きなロングの傘とまったく同じ大きさだ。それが300gもない重量なので、持ち運びも苦にならず、いつもリュックに入れっぱなしにしている。ただ、一つ問題がある。それはグリップが小さすぎて、風が吹くと飛ばされそうになること。

 

小さい折り畳み傘ならさほど問題にならないが、直径120cm超の大型の傘なので、風を受ける面積も大きい。本来ならば、グリップは5本の指全部を使って握れるくらいの大きさが必要だ。「無いものは作る」、いつもこれでやってきたので、今回はグリップの延長部を自作することにした。さっそく近くの100均へ。もともとの短いグリップの直径を賄える太さの木材がない。そこで、薄い木材を2本、貼り合わせた。

 

貼り合わせた木材に、元のグリップの円を描くと、結構な余りが出る。これをミニかんなで削るのだが、かなりの手間だ。旋盤やミシンノコがあれば簡単なのだが、そんなものはない。のこぎりで四隅を削り落とそうとも思ったが、万力がないので危険。結局、何千回とかんなを往復させて直径を合わせた。両手はかなりの筋肉痛(^^;)

直径が元のグリップにピタリと合ったら、エポキシで接着。さらに、木ネジ4本でしっかりと固定したので、取れる可能性はほぼゼロ。持ってみると、安定感が全く違う。これならば強い風にあおられても、持ち堪えられそうだ。さらに、ヤスリをかけて表面を滑らかにしたら、黒い塗料で塗装。最初からそうなっていたとしか思えない、ロンググリップの折り畳み傘になった♪これで暴風雨の日も安心だ。