3年前に仔猫3匹で公園に現れて以来、何かと世話をしているタマ、2年前の9月には前足を腫らして歩けない状態だったので、病院にも連れて行った。最初のうちはトラと一緒にいることが多かったが、そのうち分かれて生きるようになって久しい。タマは居場所を転々と替えるのでなかなか会えない。前回会ったのが今年3月の下旬。もう2か月会っていない。
会えなくなった野良さんは、いつも「誰かの家ネコになったんだ」と思うことにしている。タマはとても人懐っこい猫なので、その可能性は高い。が、今朝2か月振りに公園で出くわした。最初、トラかと思ったが、耳が桜になっていないので、これはタマだ。タマちゃん、家ネコになったんじゃなかったのか。
以前よくしたように抱き上げると、驚くほど軽い。だいぶ痩せたようだ。体調は悪くなさそうだが、エサの環境が前よりも悪くなっているということだ。タマはカリカリが大好きなので、小皿に載せてやるとむさぼり喰い始めた。周りにボロボロとこぼしながら食べている。このこぼし加減は間違いなくタマ。2皿平らげたら、プイっとフェンスの向こうに行ってしまった。今度はいつ会えるだろうか。
シマミケのべっぴんさん、私が公園の猫に興味を持ち始めたきっかけになった猫だが、最近、右の耳がおかしい。この写真は1ヵ月前に撮ったもの。右耳はちょっとゆがんではいるものの、ちゃんと立っている。それがだんだんと垂れてきて、最近ではこうなってしまった。完全に垂れ切っていて、「べっぴんさん」じゃなくなってしまっている。
ネットで、「猫 片耳 垂れる 原因」などでググると、「外耳炎、腫瘍、耳血腫」などが原因として考えられる、いずれの場合もなるべく早く獣医に診察を受けさせるべき、とある。確かに、右耳をしきりに気にしていて、最近は元気がない。これは、また動物病院に連れて行くしかない。前述の通り、タマを一度、動物病院に連れて行ったことがあるので、ノウハウは持っている。
だが、べっぴんさんは用心深いメス猫。簡単には捕まえられない。実際、3年前に右後ろ足を怪我した時には、捕獲に失敗して暫くは用心されて近づけなかった。なので、最近はなるべく近づいて撫でることにしている。撫でられるのに慣れていれば、ネットをかぶせることも出来るだろう。
昨日、一通りの用意をして公園に行ったのだが、べっぴんさんは現れなかった。また、こちらにはなんの資格も、保護団体の認識票もないので、他人がいると、捕獲作業はしづらい。とにかく、なるべく早く獣医に見てもらう必要があるので、来週の月曜に再チャレンジ。べっぴんさん、もうちょっと辛抱してて。