今日こそ連載記事更新を・・・と思いましたが、
少し、内容を変えました。
電子タバコ自体についてではなく、
その背景について、書いていきたいと思います!
ざっくりと、タバコの歴史を
私たち、人類とその発明品であるタバコの付き合いは非常に古く、
その起源には諸説あるようですが、
5~7世紀頃、中南米にて発祥、
その後大航海時代を経て世界中に拡散したというのが、
一般的な説です。
※ご参考までに:たばこと塩の博物館さんのホームページ
1,000年以上前から、人はタバコを吸い続けている訳ですね。
そう考えると、タバコって凄いなと思います。
また、基本的に「タバコ」といえば「タバコ葉」を熱して、
発生するニコチンを摂取する点も昔から変わっておりません。
ここ数年で大きくシェアを伸ばしている、
「加熱式電子タバコ」もこの点は同じです。
※ご参考までに:弊ブログ 「加熱式電子タバコ 2つの危険性!!」
ですが、長いタバコの歴史の中でも、
「水タバコ」と呼ばれている、
中東発祥の「シーシャ」は非常に特徴的で、
タバコの煙を水に通して吸うという方法が採られました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180614/23/sasakou1126/31/b9/j/o1280085314211210345.jpg?caw=800)
これも諸説あるようですが、
13世紀のオスマントルコ時代のエジプトでは、
タバコ葉に糖蜜などを練り込み、
その香りを楽しむという、
今の「シーシャ」の原型が既にあったようです。
20世紀に入ってからは、
一時期、紙タバコに押されて衰退した、
この「シーシャ(水タバコ)」ですが、
1980年頃にエジプトの会社が、
タバコ葉を使わないフルーツやドリンクなどの、
様々なフレーバーを採用した事で、
一気に再流行の兆しを見せ始めました。
現在は日本にも「シーシャ専門店」がある程、
世界中で愛好家の多いタバコの一大ジャンルとなっております。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180614/23/sasakou1126/7d/9c/j/o0728043014211213120.jpg?caw=800)
※出典:シーシャ専門店 チルインさま
2000年代に入ってから、徐々に拡大をしてきた電子タバコ(VAPE)も、
様々なフレーバーが楽しめるという、
「シーシャ(水タバコ)」同様のコンセプトがなければ、
今の形になっていなかったと言っても過言ではないでしょうね。
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タバコとアロマセラピー
タバコというジャンルだけで見れば、
「シーシャ(水タバコ)」が主に広めた、
「フレーバー付きの様々な香りを吸いこむ」という行為ですが、
この「香りを吸う事」自体は、タバコとは関係なく、
「アロマセラピー(芳香療法)」という、
医療行為として昔から行われていました。
ご存知の方も多いと思いますが、
「アロマセラピー(芳香療法)」は、
精油されたアロマオイル(香油)を使い、
主に加熱して煙を出して吸いこむ事で、
疾病の治癒や、精神的な安定を図る医療行為です。
そして、実際にその効果も、
様々な形で実証されています。
※ご参考までに:公益社団法人 日本アロマ環境協会さんのホームページ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180615/00/sasakou1126/8e/18/j/o1280085214211226505.jpg?caw=800)
そしてこの、「アロマセラピー(芳香療法)」ですが、
医療機関では、禁煙補助としても利用されています。
ラベンダーやミントなど、
アロマオイル(香油)の小瓶を持ち歩き、
吸いたくなった時には瓶を開けてにおいを嗅ぐ事で、
鎮静作用の一環として、喫煙衝動を抑える効果があるようです。
この、様々な香りを楽しむという事は、
「水タバコ(シーシャ)」のコンセプトとも合致しており、
一部では「アロマスモーク」という呼ばれ方もされ始めました。
「シーシャ専門店」の中にも、
アロマ効果を謳った宣伝文句を採用した店も多いようです。
かなり強引なまとめですが・・・
以上のように、
香料(香油)を用いて、香り付きの煙を吸う・匂いを嗅ぐ事が、
「アロマセラピー(芳香療法)」です。
「水タバコ(シーシャ)」から派生したとも言える、
「電子タバコ(VAPE)」も香料(PG・VG)を使っていまので、
「香料を使って、香り付きの煙を吸う」という点では全く同じです。
ですので、かなり強引かつ乱暴かもしれませんが、
「電子タバコ(VAPE)を吸う=アロマセラピーになる」と、
断言できると思います!
先に弊ブログ内「電子タバコとはなんぞや?(その2)」で
お話ししました通り、
「電子タバコ(VAPE)」は加熱した水蒸気を吸入する仕組みで、
その水蒸気の元となるのは香料(PG・VG)です。
そして、「電子タバコ(VAPE)」の歴史自体はまだ浅いものの、
人類と香料の歴史は、先に触れたタバコの歴史より更に古いものです。
香料は紀元前、
今から3,000年程前のメソポタミア時代に歴史上始めて登場し、
医薬品や嗜好品として、用いられていたと言われています。
もちろん、
上記でお話した「アロマセラピー(芳香療法)」で使われる、
アロマオイル(香油)も、この「香料」の一種です。
日本でも、6世紀の仏教伝来の際に伝えられたそうで、
仏教で使われるお香や、
部屋や着物に香を焚く習慣ができたそうです。
※ご参考までに:日本香料工業会さんのホームページ
かなり長くなったので、今回はここまで!
電子タバコというよりは、歴史の話になってしまいました。
ですが!
レビュー書くにしても、いろいろと解説するに当たって、
その背景となる、歴史や用語の理解は大事だと思うんです!!
(と、思いたいささこうです・・・)
いろいろ書いているうちにシーシャにも興味がわいてきましたので、
いつか専門店さんに行きましたら、レビューしたいと思います!
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