![$佐々木リョウ公式ブログ](https://stat.ameba.jp/user_images/20131117/15/sasakiryooo/9f/d0/j/t02200146_0700046612752021152.jpg?caw=800)
昨日は朝から一日レコーディング、プリプロ段階じゃけど5曲録ってみた。
アルバム制作というものは面白いものである。
僕は毎回出たとこ勝負のアルバム制作方法をとる。
例えば、今出来た曲が5曲あって、それをある程度形にしたときに一回CDに焼いていろんなシチュエーションで聴いてみる。車の中、ipod、部屋、まぁ大体こんなもんか。笑
いろんな匂いや景色、色が視覚に入ってくると、まず、曲の順番を変更してみたりする。
そして曲と曲のつなぎが微妙だなって場合、そこからまた新たに曲を書いたりもする。
いろんなやり方があって、人それぞれだと思う。
あるアーティストは500曲あるストックの中から次回アルバムの曲をチョイスし、それを計画的に制作する。
これは偉い。
ただ、ここで僕が大事にしたいのは、その時の新鮮さというか、その時の僕の生き様というか。
音楽アルバムは、誰しもが作ったことのあるフォトアルバム、僕は同じものだと思っている。
冷凍庫で凍らせていくら鮮度を維持しようとしても、少しずつ腐敗するもんはする。
それと同じで、僕はとにかく鮮度が命。
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そんな中、女の子に出会った。
一本木が生える何もない土地。
写真はネットから拾ったイメージで、僕が見た夢の中の木には葉が付いていなかった。
枯れた一本杉。
地面も雨が降ってないせいかひび割れていた。
僕は遠くからその木を眺める。そして木の陰に何をするわけでもなく佇む女の子。
遠いせいか、彼女が何をしているのか、どんな表情なのか分からないままいた。
ある瞬間、僕の方から彼女へ瞬間移動するように景色が流れて、気付いときには目の前に女の子がいた。
彼女は泣いていた。
言葉を放った訳じゃないが、
「自然を返して」
そう態度で訴えた。
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目が覚めて、無意識のままギターを持った。マイクはレコーディング期間は常にいつでも歌えるようにセットしていて、僕はRECボタンを押した。
メロディも、言葉のフレーズも、何も考えないまま目を瞑って歌った。
あっと言う間に曲が完成して、僕はその間の時間をあまり覚えていない。
いつか落ち着いたときに、歌うことがあれば、この記事を思い出してください。
鳥肌がたったんだ。
佐々木リョウ