
まあ、せやけど、何か手に入れるために、必ず、絶対、何かしらを失うのだ!ってのも、きつい認識ですね。
きっと、20代後半から30代にかけてって、そんな焦燥があったと思いますが、最近はまあまあってな感じです。
でも、しかし、やっぱり10代の頃を振り返ると、やっぱり明らかに何か失って、失って、失って、失ってますわ。
喪失感の日々。
単純にあの頃は、元気でしたからね。
年を取ることは汚れていき、腐り、腐敗を放ち、やがて枯れ果てて行く過程を残酷になぞらされることでしょうか。
当然その先には「死」が、在ります。
絶対死ぬから。
終わるから。
生という過程の連続。
その時感じた感情など、忘れ去ってしまうから。
どんなに忘れたくなくても。
だから、どうしようもなく、現在という今、この瞬間に執着して、落として無くしてしまわないように、あれこれ拾い集める癖がついてしまって。
でも、無くすんですよ。
でもね、唄は、残せるんです。
その時の、誰かの呼吸が、音符になって、記号になって。
今日、久しぶりに、12、3年前に作った自分の曲、歌って、ほんとに、唄、曲を残しておいて、良かったと思いました。
稚拙な歌詞とメロディーとコード進行かもしれないが、作っておいて、ほんとによかった。
そろそろ、新しい曲、新しい歌を作らなければと、思う。
沢山、失ってきた日々を走ってきたのだから。