
いやはや、二日酔いの夕方である。
頭痛かったけど、せっかくの休みなんで読みかけの本を読んでました。
すべては「裸になる」から始まって (講談社文庫)/森下 くるみ

以前誰かがこの本面白いって言ってたので、そんで、最近森下くるみさんがモーサムの百々さんのソロのPVに出演されてて、ちょっと調べたらブログとかツイッターされてて、これまた面白かったです。
AV女優という職業、経験からのエッセイで、すごい良かった。
泣きました。
ロックだと思った。
中指を立てている人だと思った。
醜く、ひずみきった世界の中でも、そこに、真実が、きっと、あるのだ。
誰かは、後ろ指を指して笑ったり、罵倒したりするかもしれないけど、男の自分にも感銘、共感が出来る。
人を受け止めることは、確かに偉大だ。
考えや思想や、何から何まで自分と違っていても、微笑を携えて、受け止めるのだ。
過酷なAV撮影の現場から、憎しみ切った父親からの思いがけなかった一言まで。
彼女の経験が、男の自分にも、普遍的な感動を与え、どうしようもなく、涙が溢れた、二日酔いの一日であった。