天武天皇 隠された正体 (ワニ文庫)/関 裕二
関裕二氏の飛鳥三部作の第二弾。
以前記事にした井沢元彦氏の説をより深く掘り下げた内容であり、かなり具体的に天武天皇の正体を突き詰めておられます。
もはや歴史ミステリーを越えて、探偵推理小説の域に達しています。
まあ、1300年も昔の事なんで、我々現代人には、完全に真相を知ることは出来ません。
しかししかし、関氏の情熱は時を越えて、日本創生の謎に挑みます。
どっかのお偉い大学教授の説なんかより、はるかに日本の歴史に興味を抱かされる入魂のこのシリーズ。
大化の改新、白村江の戦い、壬申の乱、これらは大陸、朝鮮半島の情勢を把握しておかなければ歴史の真相に迫れない。
このシリーズを読んでる今は、かなり天武天皇のファンになりつつある。
つまり、親蘇我氏的な視点で関氏はこの時代を睨んでおられる。
前著「聖徳太子は蘇我入鹿である」でも、タイトルの通りズバリ。
僕個人的には、比較的天武天皇に対しては少しダーティーなイメージだったんですけど、このシリーズ読むと、印象が変わりましたね。
天武はリベンジの人だったんですね。
彼の血には、蘇我氏の血が流れていた。
それは出雲からの系譜であり、新羅をルーツにする。
この著書でも、驚愕の結論を出されている。
天武天皇とは一体誰だったのか。
天武天皇とは一体何者なのか。
ずばり言うわよ!天武天皇の正体は、
この続きはまた明日!!