普天間問題は当て馬にされたか? | 空堀ホイホイ

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郵政改革法案 ~ 与党、衆院委で強行採決



以下転載

今夕の毎日新聞その他各紙報道による
と、郵政民営化を見直す郵政改革法案は衆院総務委で与党賛成多数で即日可決されたとのこと。

<記事抜粋>
・与党は31日の衆院本会議で可決し、参院に送って会期内成立させる方針。
・民主党山岡国対委員長は「(自民党は)党内が割れると困るから(審議に)出たくないのが本音だ。審議時間は短くてもいい」。
・自民党小泉進次郎衆院議員は「民主党は終わった。期待外れ、時代遅れ、うそつき。(こうした)民主党の姿を去年の政権交代の高揚から想像した人はいただろうか」。
・亀井郵政担当相は「郵政改革は大きく一歩前進した。参院できっちり審議し、成立させていただけると確信している」。

 ↓

 普天間問題に絡む社民党党首の福島消費者・少子化担当相の罷免劇によって救われそうだという話。どうせ会期内に成立するのだから、施行に向けて重要なことを考え始めるべきである。

 国会審議での政策討論は全く期待できないので、郵政改革当局の事務方は、郵貯預入限度額を2000万円まで引き上げることに向けた理論武装をしておく必要がある。

 郵政改革担当相は、次の規定を是が非でも成立させたいのだろう。

○郵政改革法及び日本郵政株式会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律 (抄)
第1条 次に掲げる法律は、廃止する。
 一 郵政民営化法(平成17年法律第97号)
 (略)


転載終了



昨日の普天間基地移設問題の日米合意発表の裏で国会はエライ事になってましたね。

もちろん昨日はどこのニュースもトップは普天間問題。

お陰で大荒れの国会の郵政改革法案は影に隠れた形になったのではないでしょうか。

これを演出したのは、、、、、





小沢一郎か。。。。

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確か五月のゴールデンウイークに小沢氏が米国に訪問するような話が持ち上げっていましたが、結局無くなりましたね。

上記の著書を参考にすると、鳩山氏が五月末までに普天間問題を解決すると宣言しながらも、その五月中に党の幹事長の小沢氏が米国に訪問するという事は、政府の決定にかなりの影響を与える事になります。

しかし小沢氏は普天間問題については距離を保った発言に留まっています。

実際米国訪問は無くなりましたからね。詳細は不明だが。

また、小沢氏は囲碁の名人。

政局も先の先の先、の先辺りまで余裕で見通しているはず。

冷静になればこの沖縄の基地問題は戦後の日本の大きな問題。

政権が交代したところでも一長一短には解決出来ないのは政治の素人の俺にも理解できる。

本当は夏の参院選までに政策を絶対実行しなければいけない優先順位でいくと普天間問題は一丁目一番地では無かったんじゃないだろうか。

民主党が公約で実行してきたのは国民の生活に関わる政策だ。

労働派遣法の見直し。

高校授業料無償化。

子供手当て。などなど。

民主党HPを覗くと冒頭に「国民の生活が第一。」と掲げられている。

在日米軍基地の問題に関しては長期展望で取り組んでいくのではないだろうか。

もちろん昨日の日米合意の発表には楽観視してはなら無く、寧ろ今まで以上に基地反対世論を高めていかなければならない。

鳩山首相は将来、基地の海外移設に向けて自ら捨駒の覚悟でこの問題に取り組んでおられると信じたい。

いずれにせよ、昨日の日米合意の発表の裏で大荒れの国会が影に隠れた形にはやはり政権運営の意図を感ぜざるおえない。

ここに、剛腕小沢の手腕が見え隠れする。