今日は「猪の目(いのめ)」という日本に古来から伝わる紋様について書きます。
「猪の目」と言って弥生時代からさらにさかのぼった時代のものからこのハートマークにそっくりな紋様が採掘されてるようです。
猪の目の起源は
陽炎を具現化し、「燃えず」「濡れず」「傷つかず」「壊れず」を表す神様である摩利支天の眷属(使い)の猪の目をかたどって、猪がもつ神様の通力や眼力をお寺、神社、懸魚(げぎょ)、刀の鍔(つば)、六葉などの装飾に摩利支天の「強さ」を与えてそのものを守る為の紋様として古くから用いられてきました。
そのものに「強い命」を与える。
それが猪の目の役割です。
他にも
「悲願達成」「福を呼ぶ」などの願もかけられているそうです。
昔の建築物や骨董品などからこの紋様が出てきたら、それはハートマークではなく猪の目なので注意してくださいね!
温故知新の大工集団がハートマークを掘ったりかたどったりした場合もハートマークではなく猪の目になりますo┐ペコリ

