昨日、プレジデントオンラインで
「支払う力がない年収1000万円以下」は本当に苦しい…ライターが赤裸々に明かす「消費税の負担増」という現実
という記事を出しました。
Yahoo!に転載され、そこについた250くらいついたコメントを見て、朝から本当に嫌な気持ちになり、ため息が止まらず…。「そんなにため息をつくなら、コメントを見なきゃいいじゃん」と大学生の娘。その通り。でも気持ちがおさまらないので、ブログを書いて区切りにしようと思いました(今日は締め切りが2つもあるので!)。
「預かっている消費税なんだから、納めるのは当たり前」だとか「会社員は払っている」という論の人たちは、記事の内容をまったく理解していません。一般的に物を買う時に支払っている消費税が染みついているのだと思いますが、私が支払っているのは自分の仕事に対してつけられた価値の消費税なんですよ。「みなさんから預かっている消費税」ではありません。
次に「16万円の消費税くらい払えないなら廃業しろ」「個人事業主が無理なら、会社員になれ」という論の人へ。私は十分フリーとしてやっていけています。ええ、払えますよ、16万円(笑)。インボイス導入時に反対と唱えた時にも書いた気がしますが、私は自分より弱い立場の人を守るために原稿を書いています。でも、例えば「年収300万円の人の場合」という形で書くと、上から目線だったり他人事のような原稿になってしまう。だから自分ごととして書いています。
私の記事のヤフコメトップにあった「その立場にならないと見えないものが多いよね」というのはとても優しい言葉だと感じましたが、声を挙げられない人のために、また声を挙げられない人に向けて、私はいつも原稿を書いているんです。
発売中のHanada、巻頭には玉木雄一郎さんとアトキンソンさんの対談でした。
私がインボイス反対を唱えた時、アトキンソンさんから反対意見のご寄稿をいただき、さらに「それは違うと思う」と、Hanadaオンラインで書きました。が、今回アトキンソンさんがおっしゃっていることの中には筋が通っているものがたくさんありました。
ポイントは「1円でも働けば税が発生する仕組み」です。
インボイスを導入するなら、約7割の会社が払っていないという法人税にもメスを入れてほしい。
第三号被保険者制度も、もちろん。学生アルバイトだって、確かに数百円なら納税してもいいのかもしれません。
そうしたら一箇所にだけ負担が集中しなくなる。
国民健康保険も同じです。
みんなが同じ健康保険に加入すればいい。