Hanadaと花田さんを応援します | 笹井恵里子のブログ

笹井恵里子のブログ

執筆は苦手、でも企画立案と取材が大好きなジャーナリストです。

 野球を見ながら、このブログを始めて丸2年なんだなぁと振り返りました(2年前のWBCで日本優勝、そしてラジオの最終回の日にこのブログを始めたので…)。ブログそのものは2017年からしていました。が、いろいろ壁を感じるたびに閉鎖することを繰り返し・・・当時は仕事も生活も何もかもが苦しかったです。実は今回で4度目のブログになるのですが、今は人生に対するスタンスが変わったので(笑)ラクに続けられるようになりました。

 

 さて1か月前、Hanada チャンネルですごい動画

【ゲスト 猫組長】「タブー無しで話をしよう、そして共に考えよう」

を見ました。実はこれが配信されたすぐ後に私は花田(紀凱)さんを含めた仕事関係の方々と食事に行ったのですが、こんな大変なことになっているとは知らず(他のメンバーも誰も知らなかった)、食事の翌日に動画を見て驚きました。

 今改めて見たら、配信から1か月経ち、コメントが12000件も! そのコメントにもありますが、ほんとこんな動画が配信されるなんてネットってすごい。

 すごいすごい書いても何がすごいか、わからないですよね。長い動画なのですが、日本保守党の裏側が垣間見られるので多くの方にご覧いただきたいです。

 

 私はこの動画で話されている花田さんの言葉に100%賛同します。花田さんの言動は、Hanada編集長として何ひとつ間違っていないと思いました。書き手の背景、書き手の人格まで考慮するなら、それは雑誌ではなくなってしまいます。

 

 いつもすべて、「原稿」で判断してくれる花田さん。

 私が花田さんと初めて会ったのは2018年1月でした。

 花田さんが産経新聞で連載されている「週刊誌ウォッチング」で当時、私が週刊文春で書いた「老けない最強食」が取り上げられ、「週刊文春がこれを左トップにもってくるなんて…」(情けない)という嘆きのような批判のような言葉が記されていました。それを見た時、とても悲しかったです。そして飛鳥新社(Hanadaの版元)宛にメールを送ることにしました。

「老けない最強食」はただの健康記事ではない、どこが違うかということと、「100人の記者が一斉にヨーイドンでスタートして取材執筆した時に誰にも負けないつもりで書いた」というようなことを筆者として訴えたんです。

 すると、花田さんはその日のうちに、面識のない私の携帯にお電話をくれました(飛鳥新社宛にメールを送る際、自分の電話番号を記さなければならなかった)。そして「すみません」と、何度も謝ってくださり、お会いすることになったんです。

 その2018年1月の時点で、私は著書らしい著書はひとつももっていませんでした。名前なんて今以上にありません。私の名前なんてネットで検索しても出てこないんです。そんな私のメールを、花田さんクラスならいくらでも無視できたはず。でも、そうはされなかった。

 

 その後、 Hanadaでお仕事するようになり、これまで原稿については、飛鳥新社中に響き渡るような大声で怒鳴り合いになったことも数回ありました(恥ずかしい…)。でも、花田さんは一度だって、私の人格を否定されることはありませんでした。どんなに言い合いになっても、絶対にその後に無視はしない。関係にヒビは入らない。

 花田さんは、原稿を前に筆者にも読者にも、ちゃんといつも答えてくれます。その人の背景は関係ないんです。

 こんなにフェアで、雑誌に人に大きな愛を持っている方はいないと思います。