一緒に3冊を作った中公の齊藤智子さん | 笹井恵里子のブログ

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執筆は苦手、でも企画立案と取材が大好きなジャーナリストです。

 一昨日、国保の本の著者インタビューがあり、版元である中央公論新社に行ってきました。

 取材に来てくださった方に、今回の本の担当編集者である齊藤智子さんとツーショットを撮ってもらいました。(※一旦、写真を公開したのですが、やっぱり今度改めてにします)

 

 齊藤さんは、これまで3冊の私の本を担当してくれました。

『潜入・ゴミ屋敷』2021年7月7日発売

『実録・家で死ぬ』2022年11月8日発売

『国民健康保険料が高すぎる! 保険料を下げる10のこと』2024年11月7日発売

 

 出会いは・・・プレジデントオンラインで「こんな家に住んでいると、人は死にます」というゴミ屋敷の連載をしていたら、「書籍にしませんか」と私の前のブログにご連絡をいただいたのです。オンラインの記事を丁寧に読んでくださり、面白いと判断してくれて感激でしたし、すでに第一関門である編集部の会議は突破していると聞いて驚きました。

 そして私が中公新書ラクレで初めて出版した『潜入・ゴミ屋敷』は大成功。読売新聞、日経新聞、産経新聞、週刊新潮の書評に取り上げられ、数多くのレビューがつき、増刷となりました。

 しかし2冊目の『実録・家で死ぬ』は正直、不発で……。ゴミ屋敷と同じくらいがんばったのになぁと残念な気持ちでした。またそれ以上に中央公論新社の数々の関門をくぐりぬけ、企画を通してくださった齊藤さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

 にもかかわらず昨年、中公新書ラクレから3冊目の本を出すという企画が立ち上がりました。齊藤さんと、中央公論新社書籍編集局部長の中西さんと3人でお話しする機会があって、その時齊藤さんが「私は次に出す笹井さんの本は、絶対売れるものにしたいんです!」と強く訴えてくださり、隣に座っていた私は涙が出そうに……。

 いつも本を書く時には、睡眠時間以外はすべて仕事をしているというくらい忙しくなってしまい、齊藤さんに八つ当たり状態だったことも多々あるのに、もうなんて温かいんだと思ったんです。

 だから国保の本の増刷が決まった時、今までのどの本よりも嬉しかったです。

 

 私の仕事は、いろんな人に会えるけれども、とても孤独な作業が続きます。

 そういう中で、取材先の方々と担当編集者は、私にとって仲間であり、心の拠り所だなと改めて感じました。

 

 齊藤さん、このたびもありがとうラブラブございました。