年明けにいろいろ原稿を書き終わったところで、突然まったく声が出なくなりました。頭も痛かったので少し寝込んでいたのですが、私が不調であることを知った医師から「健康保険を使いましょう」とメールがきて(もちろん「国保」の本にからめているのです笑)、医療機関を受診しました。
「声が出ません」など症状をメモ書きして医師に見せると、カメラで声帯を見ることになり……「あー、色が変わっているね」と写真を見せてもらいました(確かに灰色でした)。それで強めの薬の服用と、3日間絶対にしゃべらない、しゃべろうとしないことという約束をし、先日の連休明けにようやく声が出るようになりました。
と思ったら、今度は夜間に咳が止まらなくなり……。私は流行りのマイコプラズマやインフル、そしてコロナには過去にかかったことがあるので、そういう感じではないなあと思いつつ、とにかく夜中に咳き込んで眠れずつらかったです。声が出なくなった時点からすでに、鎮咳成分が入った薬を服用していたので、もう西洋医学でできることはあまりありませんでした。
そして、私の最終手段! 自宅から電車で1時間ほどのところに信頼する鍼灸師のIさんがいるので、鍼をうってもらいました。6、7年前に知り合い、私より10歳近く年下の方ですが、当初から大ベテランの腕利でした。でもここ3年くらいでますます腕が上がったと、素人の私でも感じます。Iさんに何度助けられてきたか……。
今回、頭やのどに徹底的にうってもらいましたが、もう痛いのなんの。「痛いです…」と涙目で言うと、「まあ……我慢ですよね」とIさん。
我慢の甲斐あって?その日から、咳はおさまったのでした。すごすぎる。
鍼は、理論はシンプルなのですが、とても奥深いです。
昨年発売された『東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬 西洋医学で見る驚きのメカニズム』(講談社ブルーバックス)が面白く、とてもヒットしているので、いつかさまざま取材し、記事にしたいと思っています。
さて、発売中のプレジデントでは、「コーヒー」について書きました。
〝コーヒー博士〟として知られる薬剤師の岡希太郎先生が、昨年『Nature Metabolism』で報告されたコーヒー豆に含まれる成分についての論文を教えてくださったのですが、内容が難しくて、長い時間いろいろうかがっていました。
岡先生が「これ、すっごい報告なのに、朝日新聞がちょろちょろっと書いただけで、どこのメディアも書かないんだよね。なんでだろ」と言うので、「それは多分、文系が多いメディアが内容を理解できないからだと思います」と答えました(笑)。もちろん私もなかなか理解できず、取材テープを聞き直すと、ほぼ同じ方向性の質問を繰り返していました…情けない…。
コーヒーにはちみつを入れると、どちらも抗炎症作用などがあるので、調子が悪い時に良いのです。実際に咳止め薬より「はちみつ入りコーヒー」のほうが咳の軽減に効果があったという報告もあります。というわけで、最近は毎日コップにはちみつを大さじ1ほど入れ、その上にドリップコーヒーをセットして熱々のお湯を注いで飲んでいます。
そして昨日は、がつんとおいしいものが食べたいなーと思い、ドムドムの「まいたけバーガー」といちごを買いました。いちご、めちゃくちゃ高いのですが、やはり今年も2日に1回は買ってしまいます。どちらもおいしかったです![]()


