19回目の引っ越し | 笹井恵里子のブログ

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執筆は苦手、でも企画立案と取材が大好きなジャーナリストです。

 地震のニュースに胸が痛みますが……。

 

 私は今年・・・ではなくて昨年から考えても、今が一番ほっとしているかもしれません。ずっと土日もお盆もなく、年末年始もなく、もうほんとにほんとに忙しい毎日でした。

 とにかく11月発売の新書の原稿が終わってよかった(ゲラはこれからだけれど)。

 

 特に先月が秒刻みかっていうくらい忙しくてあせるで、その忙しい最中に人生において19回目となる引っ越しをしました。以前、プレジデントの担当編集者・加藤さんと引っ越しの話になり、数えてみたら、もう18回も引っ越しをしていたのです(ちなみに30歳になったばかりの加藤さんはまだ2回?しか引っ越したことがないそう)。サカイ引越センターの人に荷造りを褒められて、「もう19回目なので!」と言ったらとても驚かれました(笑)。

 でも、前に住んでいた部屋が大好きだったので、引っ越し日はもう涙、涙で。引っ越しの日の朝に泣きながら連載原稿を送ると、加藤さんが原稿のお礼とともに、めちゃくちゃいいメールをくれました。さすがもう丸3年も担当をしてくれているだけあるなぁというか、私のツボをわかっている…。でもほんとにいいメールだったので、いつかご本人の許可を得て、ブログで紹介したいです。

 

 引っ越して2週間経過してしまったのですが、遅ればせながら今週「健康保険証」の住所を変更しました。今日は「救急の日」なので、ちゃんと裏に「脳死後および心臓が停止した死後のいずれでも、移植のために臓器を提供する」にマルをし、家族(娘)にサインもしてもらって。

 

 その保険証ですが、サンデー毎日で「国民健康保険」の記事を書きました。昨日、ヤフーに転載され、コメントが少し荒れました。

保険料年70万円 シングルマザーが怒り心頭 国民健康保険が暮らしを破壊する

 

 あれた原因のひとつは、「筆者です」と私が自ら書き込んだからです↓

 

 原稿を書く時、なるべく自分事にひきつけて書きます。でも「守りたいもの」は違う。守りたいものは、声をあげられない人たちです。でもネットでは、私の事例についてのみ議論される。そして私もそうコメントするしかない。

 インボイスもそうですが、とても悔しかったです。

 

 発売中のHanadaではアトキンソンさんが、私の前号記事に対する反論記事を書かれています。

 明日これに対するさらなる反論を書き、花田紀凱編集長に送ろうと思いますが、たぶん記事にはならないと思うので、できたらブログで公開したいです。

 保険料もインボイスも、みんな隣の芝生は青く見えるんだろうけど、弱い立場の人たちに優しい国であってほしいと思います……