母の誕生日 | 笹井恵里子のブログ

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執筆は苦手、でも企画立案と取材が大好きなジャーナリストです。

 8月16日は、私の母の誕生日です。毎年この時期になると、仙台に住む母の母、つまり私にとっての祖母が「もし生きていたら……」とか「お盆の時期に誕生日なんて」と未だにメソメソするので(笑)、何か送るか電話をするようにしています。今年は花を送りました。

(↓花屋さんで)

 前のブログにはよく書いていましたが、母は私が2歳の時にがんのため亡くなりました。当時24歳だった母は、調子が悪くてもがんだとは思わず、見つかった時は手遅れだったそうです。

 身内が亡くなると、「その人のぶんまで生きよう」などと言われることが多いですが、私はそういう気持ちにはまったくならなくて、いつも自分自身が時限爆弾を抱えているようでした。でも、やるべき義務を果たした今は、もう爆弾も怖くない感じです(笑)。

 

 それよりも最近反応してしまうのは「出身」。出身を聞かれる機会があって、自分の出身ってどこなんだろう、と。生まれたのは広島で、それから父と母と3人で名古屋で暮らしていました。でも2年で母が亡くなり、その後は静岡へ。父方の祖父母に育てられました。大学は京都で、社会人になってからは東京です。育ててくれた父方の祖父母は亡くなり、現在は空き家。父とは絶縁状態なので、今どこに住んでいるのか知りません。この場合、出身ってどこなんだろうと思い、その時の気分で、広島、愛知、静岡と言ったりします。私みたいに「出身は?」の返答に困る人、いないのかなぁ……。

 ちなみに帰省シーズンになると、ちょっと感傷的な気分になります。

 ・・・というのは嘘で、実はもう山積みの仕事が終わらなくて、毎日毎日泣きそうになっています。このブログも現実逃避のため書き始めました。5月にコロナになった時、今手にしている仕事が片付いたら、やりたいことをやろう! と思ったのに、そのゴールにいまだたどり着けず…。もちろん生活や娘の学費&受験料(重要)があるので、ある程度はがんばり続けないといけないけれど、それでも3日くらいでいいから、のんびりしたいなぁと思います。

 今度ブログに書こうと思いますが、今年は小学生を対象に「読書感想文」の講座をしました。今、講座を受けてくれた子たちにほぼサービス(数百円)で読書感想文の添削をしています。が、1人あたり45分もかかっているので、もう最賃割れしています・・・笑。けれど私の添削も、子どもたちの感想文もチャットGPTには負けたくないのでがんばっています。