コロナ | 笹井恵里子のブログ

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執筆は苦手、でも企画立案と取材が大好きなジャーナリストです。

 GWはコロナで倒れていました。進めるはずだった仕事は遅れに遅れ、娘においしいごはんを作ってあげるどころか彼女にごはんを作ってもらい……。数日前、原稿と一緒に「コロナにかかっていました」と花田紀凱さんにメールすると、電話があり、「なんで今頃」と笑われました。ほんとに。

 2020年のコロナ発生当初から全国の病院に出入りし、何度も密着取材をし、昨年末は娘もコロナになって、その間一度も体調を崩すことはなかったのに。「気の緩み」という言葉は好きではないのですが、それでもやっぱりちょっと緩んでいた部分があったのかもしれないです。ただ、その緩みというのは「だらける」というのとは違って、何というか、社会的に責任をおわなくていい時期というか……。取材が連続して入っている時や密着取材を行う時、そしてコロナに関連する原稿を書かなきゃいけない、またラジオをしている時期は、絶対にかかるわけにはいかないと思ってきました。もちろん病気はどんなにそう思っても、なる時はなりますし、ちょっとしたことで感染するほどコロナが弱毒化しているというのもあると思いますが。

 

 実は私自身は一度もワクチン接種をしていません。それにはいくつかの理由があるのですが、ともかくワクチンをしていないので病院に入り込んで取材をする際は、毎回PCR検査や抗原検査を行い、陰性証明を提出してきました(自費です)。

 ワクチン接種をしないにあたり、二つ決めていたことがあって、一つは自分が書く原稿(記事でも本でも)では一切ワクチンについては触れないことです。推奨も否定もしない。また調べる力がないということもありますが、接種率や接種を原因とする何かも書かないと決めてきました。

 もう一つは、もしコロナにかかったら何があっても病院を受診しないということです。

 

 20代の頃、インフルエンザのワクチン接種をしたのですが、子どもを経由してやっぱりかかってしまい、40度の熱が3日間続いて、気管支炎と中耳炎になりました。あの時もつらかったですが、今回は高熱の上に、頭痛とのどの痛みが激しく、その痛さで寝たいのに寝れないみたいな状態がつらかったです(あ、でも20代の時は40度の熱があっても、子どもの夜泣き対応のため立って抱っこしないといけなかったですが、今回はむしろ娘に看病してもらえたので、その点ではなんてラクなんだと思いました笑)。

 

 それで寝込みながら、万が一のことはずっと考えていました。普段から思っていますが、改めてもし自分に万が一のことが起きても、もう人生にぜんぜん悔いがないなーと思いました。やらなきゃいけないこと、私ができる社会的責任は全て果たしたと思います。自分の免許証にも保険証にも、脳死および心臓が停止した死後のいずれでも、眼以外の臓器移植はOKと意思表示していますが、その気持ちにも変わりはなかったです。

 というくらい悔いがないのですが、一方で今、自分が大事にしているものや人はよくわかりました。だから元気になったら何かをできる時間を大事にし、会いたい人にちゃんと会いたい話したいと言おうと布団の中で思っていました(笑)。

 なので、いま取りかかっている秋発売の新書の原稿を書き上げたら、ずっとやりたいと思ってきて、一度もやってこなかったことをいろいろしてみたいです。

 

 そうそうGW中に食べものの記事をプレジデントオンラインで3本出しました。私が倒れている最中に、プレジデントオンライン編集部の星野さんが「今、yahoo!で総合4位ですよ!」とお知らせしてくださいました。コメントでは賛否の「否」がだいぶ吹き荒れていたようですが、芸能ニュースばかりの中で大健闘でした。

 

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2)

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