訪問日 令和2年 9月28日
今回参拝したのは、岐阜市中西郷2-35に鎮座する「物部神社」。
郡府山の東側に位置する。
祭神は、宇麻志麻遅命。
創祀不詳だが、美濃國神明帳に方縣郡従五位上物部明神とある。
境内全体の様子。
「鳥居」「社号標」付近の様子。
神社は、南面している。
「参道」。
「手水鉢」。
「拝殿」「幣殿」。
「本殿」。
「拝殿」東側にある「御神木」と由緒書の石碑。
「御神木」。
(石碑文)
郷社物部神社由来
中西郷の総氏神である物部神社は美濃
国神明帳(西暦九五五年)に方県郡十一座の内従
五位上物部明神と記録されている 御祭
神の宇麻志麻遅命は物部氏の祖神にあた
り文武産業の神として壱千有余年の間地
域の人々の信仰をあつめてきた また第
二次大戦(昭和二十年)までは郷社として県から
奉幣使が遣わされ厳粛裡に神事が営まれ
てきたのである しかし戦後の改革と伊
勢湾台風(昭和三十四年)の被害によって荒れた状
態が続いたが近年都市化の進行に伴い氏
子も順次増加してきた 斯様な中氏子崇
敬者より幣殿拝殿の再建を待望する声が
たかまり役員一同相集い相はかり造営奉
賛会を結成し両殿の造営と神域整備並び
に参道拡幅に加え過去いつの世からか建
つことのなかった社標鳥居の再興を茲に
中西郷全域の人々と有縁の士の篤志によ
って達成することができたのである
願わくば献戝せし人々の赤心に鑑みこ
の人々子々孫々に至るまで御加護賜わら
んことを請い希う
昭和六十一年十一月二十三日
物部神社氏子