舂稲神社(本巣市) | 鬼丸のブログ

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気儘に写真を載せてます。

主に、城跡・神社かな。

訪問日 令和2年 9月28日

 

今回参拝したのは、本巣市上保219に鎮座する「春稲神社」。

祭神は、舂稲明神。

創祀及び由縁不詳。

美濃國神明帳に、正六位舂稲明神とある。

 

神社正面付近の様子。

神社は、南面している。

 

「鳥居」。

 

「鳥居」横にある解説板。

 

(解説板)

舂稲神社遺跡  場所 本巣市上保

 舂稲神社は、この本殿より約500m北の船来山尾根上

に奥の院が鎮座する神社である。大宝2年「御野国本簀郡

栗栖太里戸籍」に「道守部邑等」の妻「舂米部姉賣」が見

え、『日本書紀』仁徳天皇13年9月条に茨田屯倉と舂米

部が同時に設定された伝承を参考にすると、屯倉の倉に貯

蔵された殻を舂いて精米し、屯倉で働く人々に食用の白米

を提供していたことを想定させます(田島公2015)。

御神体とされる大石が席田君迩近の墓との伝説もある「舂

稲神社奥の院」の存在から、船来山と舂稲神社との結びつ

きはかなり古く、舂稲神社の存在は、屯倉が附近に存在し

たことが想像されます。席田郡は、9世紀にはダキニ天信

仰との説がある「妖巫」とその「類」の伝説、美濃介藤原

高房による追捕事件があり、元慶(陽成天皇即位 876

年)時の大嘗会、悠紀田に選ばれるなど、大変栄えました。

神社周辺には舂稲神社遺跡が確認されています。

 本巣市教育委員会

 

 

「参道」。

 

「拝殿」手前にある「神橋」。

 

「手水鉢」。

 

「拝殿」。

 

「本殿」。

1m強の基壇上に鎮座する。

 

「本殿」前にある「石燈籠」。

向かって右側(東側)にある「石燈籠」。

宝永四丁亥六月吉日とある。

 

向かって左側(西側)にある「石燈籠」。

正徳元辛卯天極月吉日とある。

 

境内にあった丸くて平らな石。

何かの「礎石」の様だが、何だろう?

 

神社の北側、「奥の院」が鎮座する船来山。

手前は、この地域の特産品富有柿の畑。