グローバルDJに転身したNINE MUSESラナ「脱退...1年間ひきこもり状態だった」 | 我楽多箱

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K-POP関連の気になった話題をスクラップブック的に綴る気まぐれなブログ。

[アイドルその後]

 

NINE NUSES出身のラナはDJとして海外ツアーを回り第2のアーティスト人生を歩んでいる。

 

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「グローバルスター」「ブランドアンバサダー」「ヤング&リッチ」...K-POPアイ

ドルの肩書きは華やかだが、その裏側はどうだろうか。万人のアイドルといえども、

アイドルの寿命は長くても7年。アイドルを辞めても彼女たちの人生は続くが、私

たちはその後の話にあまり注目しない。[アイドルその後]は、人生第2章を懸命に

書き進めている元アイドルに光を当てた作品だ。今回の主人公はDJとして海外で

活躍するNINE MUSESのラナだ。

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ガールズグループNINE MUSES出身のラナ(キム・ラナ)に会った。彼女はこの日、

ドバイのDJクラブと公演契約の印を押印し、契約金もたくさんもらったと話した。

ラナは国内ツアーより海外ツアーを回る。2023年はグローバルトップ100に入る

台湾のクラブで毎月公演した。彼女はK-POPガールズグループ出身の経歴を活かし、

DJパートの中で「K-POPパーティー」を作った。DJに加え、K-POPパフォーマンス

まで披露するのだから、差別化するしかない。

ラナDJ、K-POPで差別化

ラナはアイドル出身初のDJとして既に10年目。自身のパフォーマンスだけでなく、

Team XX-RATEDの代表として、まるでアイドルを育てるように「K-POP DJ」の

人材を育成している。

「ちょっとやって辞める人が多くて、私のように10年以上現役でDJをしている人は

いません。知名度を利用して、お金になりそうだとアプローチするとすぐに疲れて

しまいます。思ったよりはお金にならないので(笑)」。

国内でDJブームが盛り上がっていた数年前は、有名モデルやレーシングガール出身者

にDJを教え、ステージに立たせる専門会社も多かった。ブームが沈静化するにつれ、

やがて立ち行かなくなった。ラナは、DJは自分が楽しんでこそ長く続けられるという。

台湾でK-POPパーティーを作ってヒットすると、台北だけで私たちのコンセプトを

真似るところが5つも増えて、DJパフォーマンスもまるでK-POPパフォーマンスの

ように華やかで多彩になりました。最初は『EDMファンがずっと1時間出てくるK-

POPを好むのかな』と心配しましたが、最後まで歌って楽しんでいます。

その為、ラナは自分のチームに入った人たちにK-POPの練習生スタイルで別途レッスン

を受けさせます。K-POPの基本的なバウンスさえ覚えれば、既存のDJと差別化された

ステージを作ることができる。

 

 

K-POPパフォーマンスとDJを組み合わせたDJラナのパフォーマンス。観客の反応は爆発的。

 

 

「私たちのチームのDJはヘアメイクを受け、ステージ衣装まで着て行きます。アク

セサリーの1つまで私が用意します。今やDJは音楽プロデュースとミキシングだけ

でなく、ステージ上で自分だけのコンセプトを持ったアーティストにならなければ

なりません。」

ドバイ、香港、インドネシア、台湾、そして中国まで、DJ文化を楽しむ国でラナの

チームを探す理由だ。アイドル音楽はパフォーマンスから舞台演出まで、エンター

テインメントのすべてが溶け込んでいるジャンルだ。ラナが1時間の公演の流れを

組み立てるのも特別な理由だ。

「DJのステージでK-POPパフォーマンスの雰囲気を出すことは、正統性を損なう事

だと嫌悪する人もいますが、K-POPはグローバルなジャンルになりました。他の国

のプロモーターにK-POPパーティーを知らせ、見せ続けなければならないと思います。

K-POPだけをステージに上げる特化したクラブができるまで頑張ります。」

ラナは見るもの、聞くものを同時に満たすK-POPパーティーが、DJマニアとK-POP

マニアを融合させ、シナジー効果を生み出すことができると期待している。

 

 

NINE MUSES出身のラナ。DJ業界では"K-POPパーティー"の女王として認められている。

 

 

ガールズグループを辞めて"ヒキコモリ"になった。

ラナは2008年のスーパーモデル選抜大会で1位を獲得。当時、大会を見守った所属

事務所の提案で、モデル系ガールズグループNINE MUSESに加入した。

「運が良かったと思います。グループデビューというのは、他の人はやりたくても

中々できないことですよね。モデルからアイドル、そして他のアイドルは引退する

年齢でDJ活動まで...本当に不思議です。」

彼女は2011年、短い期間のアイドル活動を終えて脱退した。今更ながら、メンバー

間の不和が理由だった。彼女はあるメンバーから一方的に嫌がらせを受けたと慎重

に打ち明けた。

「今は活動していないメンバーの一人が特に私を狙った非難を浴びせました。メン

バー同士の時は勿論、他の業界の人たちの前でも"実力もないのに何がリーダーだ"

というように私を勝手に非難しました。」

ラナの話によると、騒動が続くと所属事務所はそのメンバーを「活動停止」させて

グループから外そうとした。すると、そのメンバーはラナに涙ながらに許しを求め

たという。

「泣きながら許しを求める姿に、私は"一人の人の夢を台無しにするのか"と思い、

許してあげたんです。するとまたブーイングが始まったんです。私は耐えられ

なくなり、2011年にチームを脱退しました。」

脱退後もなかなか精神的に癒されず、彼女は1年間、誰とも会わずに部屋から出ない

生活を続けた。

「お母さんが毎食部屋に食べ物を持ってきて貰うほど外に出るのが嫌でした。ガールズ

グループの活動は楽しい経験で、大きな助けになりましたが、洗い流しがたい傷を残し

ました。可愛くて実力もあったそのメンバーがなぜそうしたのか、今でもその理由が

分かりません。先日、プライベートで偶然彼女に会ったのですが、"自分の幼さがゆえ、

大人げなかった"と許しを求めてきました。でも、許すには私の傷が大きすぎました。」

 

 

DJラナのステージでの様子。彼女は第2の夢に向かって進んでいる。

 

 

偶然に出会ったDJが彼女の心を癒し、第2の人生を夢見させた。一瞬一瞬の生活の中で

幸せを感じる。

「アイドルとしてのステージ活動は本当に楽しかったので、後悔はありません。でも、

幸せを感じているのは今です。目を開けて猫を見たり、美味しい果物を食べたり、

"天気がいいな"と呟きながら、それだけでも幸せを感じます。」

ラナはDJ専門のエンターテインメント会社を経営し、自分の後を継ぐ人材を育てたい

と考えている。その夢はすでに目の前にある。

 

 

(レディーギョンヒャン)

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NINE MUSESのオリジナルメンバーだったラナの現在についての記事でした。

NINE MUSESとしてはデビューアルバムで2010年の8月と10月に活動を行っ

た後は暫く空白期があって、翌2011年8月のカムバ前にラナの脱退を発表。

 

しかしグループとしてはその8月のカムバックから楽曲のプロデュースを

Sweetuneに依頼。そのカムバック曲「Figaro」から徐々に上昇曲線を描

くといった流れになっていったのである意味では不遇のメンバーだったと

も言えます。

 

ただ現在はDJとして精力的に活動しているとの事なので今後ラナの活躍を

知らせるニュースに出会えるかも知れませんね。

 

このニュースを見た折に過去のNINE MUSESの記事を探していたら、丁度

デビュー直前の紹介記事がまだアーカイブで残されていたので最後にその

記事をご紹介します。2010年8月6日の記事です。

 

 

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[アンファン・テリブル]"モデルアイドル"NINE MUSES

「脚線美の私たちがガールズグループ最高」

 

 

平均身長172cmの9人組アイドル
ファッションショー、CFなど活動経験豊富

 

 

 

9人の「長足美女」が一斉に入場。男たちの視線が集中する。新人ガールズグ

ループNINE MUSESはスタートから注目されている。

NINE MUSESは古代ギリシャ神話に出てくる女神たち。もう一つのNINE MUSES

はJEWELRYなどを育てた芸能企画会社スター帝国が野心的に準備した9人組女性

グループを指す。ラナ、イ・セム、ウンジ、イ・ユエリン、セラ、ジェギョン、

ビニ、ヘミ、ミナの9人のメンバーの殆どはモデル出身。ファッションショーは勿論、

各種CF、ドラマなどを経験した。彼女たちの平均身長は172cmに達する。

NINE MUSESが結成されることは以前から歌謡界で話題になっていたが、実際の

デビューまでは時間がかかった。「実は去年デビューすると思っていたのですが、

何度も延期されました。でも、むしろそれが良かったと思います。 練習をより

しっかりすることができました」と前向きな姿勢だ。「途中でメンバーの入れ替え

もありましたが、結果的にレベルアップしました」と自信満々です。

彼らは"モデルドル"と呼ばれている。「傲慢に見えるかもしれませんが、現在活動

しているガールズグループの中で、写真的な面では私たちが一番優れているのでは

ないでしょうか。素敵なポーズをお見せすることができます」と宣言する。

 

 

 

セクシーなイメージばかりを追求しているのではと指摘すると、「私たちは愛嬌も

ありますよ」と即座に愛嬌競争が始まる。「モデルというと、カリスマ性を優先的

に考えてくださる方が多いのですが、NINE MUSESは9人のメンバーの色が違うん

です。その中にはセクシーさもあれば、可愛らしさもあって、清純さもあるんです」

と魅力をアピールする。

デビューしたばかりの新人だが、写真撮影やインタビューに臨む姿勢はすでにベテ

ラン。初出発のときのぎこちなさがないのもNINE MUSESならではの特別さだ。 

それでも彼女たちがガールズグループを選ぶまでには悩みがあった。「モデルは

神秘的でなければなりませんよね。ガールズグループとして放送に露出された瞬間、

モデル活動が終わるかもしれないという心配をしました。メンバーの殆どが同じよう

な悩みを抱えていました。周囲には歌手デビューを心配してくれる友達がたくさん

いました」と打ち明けた。

それでも「本当は歌手がやりたかったんです。結局、自分が楽しめることをやって

こそ幸せじゃないですか」と明るく話す。「今後、私たちの人気が上がれば、心配

していたモデルの友達も羨ましがると思います」と笑顔を見せた。

NINE MUSESの最初のシングルタイトルは「Let's Have a Party」、デビュー曲は

「no play boy」。

2010年8月、NINE MUSESは文字通りパーティーを始める。世間の視線が美女たち

に集まるのは当然だ。しかし、プレイボーイだけは近づくことができない。
 

 

(SPORTS WORLD)

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NINE MUSESデビュー曲「No Playboy」MV

 

 

「Ladies」パフォーマンスV

(※デビューアルバム収録曲でのある意味での継続活動となったのでMVはなし)