私の心に火をつけた | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

アタシの言葉だと「大上段から振り下ろす議論のネタ」を

 

なんか連投していたので、

 

「しょうがねぇなぁ」ってな話題で今回はひとつ。

 

 

サザンオールスターズ「最後の」夏フェス出演について、

 

明石家さんま師匠が「昼下がりのショージ」こと

(18年前になんばグランド花月の展示でそんなのがあったのです)

 

村上ショージさんと「心暖まる」お話をされていたそうなので、

 

ちょっとさんま師匠について語ってみます。

 

 

さんま師匠といえば、ブラックデビルを皮切りにして、

 

ダメダメボーイズ、アミダばばあ、パーデンネン、飲めましぇん坊やなど

 

数々の名キャラクターを長い長い芸歴の道程で演じてこられましたが、

 

そのうちでアタシがひとつ選ぶなら、「ナンデスカマン」なのです。

 

 

『オレたちひょうきん族』でブラックデビル(初回は高田純次さん)以降

 

引き継がれてきたタケちゃんマンの宿敵として活躍するひとりであり、

 

「What Do You Say?」の黒いタイツ、

 

当時のさんま師匠が連発していたギャグ「なんですか?」を表す文言ですね。

(文法的には違うのだが……)

 

 

殿のお気に入りである「牛田モー」さんの角をへし折った「耳チョップ」、

 

そして仮面ライダージョーカー(『仮面ライダーW』より、NHK人気投票で20位以内)も

彷彿とさせる紫マフラーがアタシの好み。

 

その上にそして、「タケちゃんマンロボ」に対抗して

「【さんま師匠】とうとうオレもここまでしてもらえるようになったよ。」

 

と感慨深い語り口で登場した「ナンデスカマンロボ」。

(DVD6枚組だと「呪われた館」、「1983~1984Ⅱ」だと「夏服のメイン物語」にて登場)

 

高田文夫さんによると

「ローカル番組2,3本は作れる予算をかけた道楽ぶり」とのことで。

 

なんですかね、『機動戦士ガンダム』サーガだと

「パーフェクトガンダム」や「クロスボーン・ガンダムX1フルクロス」とかを連想する、

 

「大人の男に残った幼児性」(©久住昌之さん)を刺激するカッコよさですね。

 

 

布団をどこからか引っ張り出してきて殿に絡み、際どい発言を繰り返した末に

 

「【さんま師匠】帰ってよ!!」 (「TAKECHANマン 忠臣蔵」ではここでアミダばばあに)

「【殿】何考えてんだ、お前! 貴様はナンデスカマンだな?」

「【さんま師匠】な~んですか~?」

 

の「お約束」で変身し、初期は三波春夫さん「世界の国からこんにちは」で

踊り子さんたちを引き連れ、

 

びっくり箱「ナンデスカボックス」の小道具でタケちゃんマンを翻弄(?)してから

 

着ぐるみの対決に入る、ってのがお決まりだったんですが、

 

パーデンネンとか知っとるケとかに比べて人気と知名度薄い、ような。

 

 

1984年の『ひょうきん族』はタケちゃんマンロボをはじめ、

 

さんま師匠だとバカでかい虫取り網で素人さんを捕まえる「アミトリおばさん」、

 

太平シローさんの「タネマキトカゲ」、紳助さんの「コウモリ星人」など

 

数々のキャラクターが生まれていますが、

 

1985年に入ってから生まれた島崎さんの「アダモステ」や

 

紳助さんの「さんまちゃん、寒い……」に比べると確かにちょっと弱い。

 

殿が最終回で「『全員集合』を観ていたガキがこっちに来るようになった」

過度期がこの頃で、いろいろ試行錯誤していたのかも。

 

 

だから、2008年の『27時間テレビ』のしょっぱなが大勢の演舞とともに

「ナンデスカマンスマイリー」ではじまったときの興奮と云ったら、もう。

 

 

そういや、甲斐よしひろさんや紳助さんが絶賛していた「サラリーマン」も84年末ですね。

(ただの1度だけ色彩豊かなマントでスクーターに乗った「サラリーマンライダー」)

 

ドランクドラゴンの塚地さんが、給料明細の金額まで詳細に覚えており(笑)、

(『新宿野戦病院』頑張ってください!)

 

『SUPERからくりテレビ』『有名人の集まる店』でも登場した

さんま師匠の思い入れがとにかく強いキャラクターであり、

 

「電車を追いかけてハァハァいっとった女の子を3日後にはヒィヒィ云わせてたんや!」

 

と豪語してタケちゃんマン7(そういえばこれもナンデスカマン時代の末期に誕生)が

 

自ら負けを認めたという、2012年『27時間テレビ』「今夜も眠れない」で

 

中居さんに自慢したというさんま師匠お気に入りの挿話ですが(笑)。