なんやかんや言うても ロッキンは良いな | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

小貫信昭氏の

「サザンオールスターズのやめそびれた歴史と、

その真実。『いわゆる「サザン」について』刊行決定」というのが

 

サザンオールスターズデビュー記念日46周年に合わせて

発表されましたが、

 

「やめそびれた」とか「いわゆる」っていうのが、

アタクシにはなんか腑に落ちるというか。

 

 

『葡萄白書』で、桑田さんが

「“サザンらしい”ってなんじゃい⁉」という記述をされておりましたが、

 

マスメディアなどを通じてつくられたサザンのイメージって、

桑田さんたち自らが拵えたものではないですしね。

 

「僕たち、目立ちたがり屋の芸人でーす!!」も

台本だったというし、

 

「サザンが夏のバンドだ!ってことを決定づけたアルバム」と

桑田さんの中で規定されている『NUDEMAN』への思い入れって、

 

一曲ごとについては違ったとしても、アルバムそのものへの

自己評価というとずっと低いままですし。

 

その旨は、『ブルー・ノート・スケール』

(株式会社ロッキング・オン、1987)でかなり露骨に記載されており、

 

「だからいま、こんなアルバム作ったとしたら、

ロッキング・オンじゃ叩かれるだろうし、

「無惨なりサザンオールスターズ」になっちゃうと思う(笑)。」(183頁)

 

とのことです。KUWATA BANDでやっていた頃とはいえ。

 

 

で、この本は渋谷陽一さんが

 

「この単行本の為に、僕は一年間に渡って

何度となく桑田佳祐にインタヴューした。

毎回二時間を越える長いインタヴューで、

時には五時間を越えることもあった。」(243頁)

 

ものであり、このやり取りがあったからこそ、

渋谷会長(2024年6月末時点)と桑田さんは

かなり屈託のないやり取りができているのかな、なんて。

 

 

2024年の「最後の」夏フェス参加というロッキン、

その「妄想セトリ」でかなり好き勝手に妄言しておりますが(笑)。

 

「みんなのうた」の替え歌とかなんなんですかね。

僕らは再び逢って 喜び感じてる | JIROのブログ (ameblo.jp)

 

というのは、2022年のロッキン5日目、

台風によって中止になったそのリハーサル音源と一緒に

 

桑田さんが生歌を披露した回の『やさしい夜遊び』を

今まさに聴いていると、そんなことを

演るんじゃないかな、なんて(笑)。

 

 

「真夜中のダンディー」で

「♪嗚呼 この夏のロッキンフェスは 台風だった」

なんて早速やっておりますが(笑)。

 

しょっぱなの「Soulコブラツイスト ~魂の悶絶」で

「渋谷、出てこいや!このヤロー!」とか叫んでいるし。

 

「ヨシ子さん」では、『5倍返しツアー』各地の公演同様に、

「♪フンガ、フンガ、上鴨そば」のあたりで

 

「♪渋谷、渋谷、社長!!

渋谷陽一、最高!!

ロッキンロッキン、海のそば!!

ロッキンロッキン、ここは千葉!!

Everybody お疲れさん

今日はありがとね!!

Everybody みんなが大好きな ロッキング・オン・ジャパン!!」

 

という最高の讃辞がございます。

 

 

2017年のソロ出演のときに、

なんか渋谷さんの企画に出演する、ということを

意識しすぎたセットリストで

お客さんからするとイマイチだったかな、

 

とか桑田さんが仰っていたこともあり、

この放送内で披露された曲は

(本来のセットリストから抜粋したものとのことでした)

 

「Soulコブラツイスト ~魂の悶絶」

 

「Merry X’mas In Summer」

 

「可愛いミーナ」

 

「真夜中のダンディー」

 

「SMILE ~晴れ渡る空のように~」

 

「ヨシ子さん」

 

「悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)」

 

「真赤な太陽 ―― 波乗りジョニー」

(このネタは『5倍返しツアー』本編の〆にもアップサイクルされましたね)

 

と大盤振る舞いでございますね。

 

5日目に実際演れなかったから『5倍返しツアー』で採用したのかも、というネタもあります。

 

 

2022年夏の企画でしたが、

「真夜中のダンディー」の歌詞が一部、

 

「♪仲良くなれなくても 対話を続けるべきさ

お互いの思惑はあっても 喧嘩はやめよう」

と改変されており、

 

渋谷会長と桑田さんが求道されてきた

音楽のチカラだけじゃ

今の時代はなかなか変わらないのかな、とも感じました、かしこ。