血塗る心理ゾーン | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

松野太紀さんのご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

アタシにとって

 

『金田一少年の事件簿』実写版は

堂本剛さんと、ともさかりえさんおふたりの、

 

アニメ版は

松野さんと小杉十郎太さんおふたりの、

皆様の名演技が心に残っております。

 

 

『金田一少年の事件簿 公式ガイドブック 

ファイナル ラストエピソード』

(講談社、2001年)に、

 

美雪ちゃんを演じた中川亜紀子さんも加えて

鼎談が行われているのですが、

 

松野さんが金田一役を演じるにあたって

心掛けていたこととして、

 

「特別な少年」ではなく、誰にでもひとつやふたつはある

他より秀でていることが推理という方面というだけで、

 

他の点では普通の少年なんだ、その一方で

「いろんなことに感動する純粋な心をもっている。

ステキな子だな、と思っています。」

(142頁)

 

なおかつ、小杉さんが松野さんの演技に感心されていたのが、

「謎解き」の部分は素早く、かつ視聴者に納得してもらうように、

そのふたつを両立されていた喋り方だったようで。

 

 

個人的には、アタシが『金田一』で一番好きな人物は

小杉さんが担当されていた剣持勇警部だったのですけれど、

 

松野さん会心の演技だという

劇場版『殺戮のディープブルー』で「オッサン」と呼ぶとき、

 

「恋愛以上の愛情というか、

美雪が意味もなく嫉妬してしまいそうな」、

 

「男同士でしかわからない感じ」を籠めていたという

旨のお話に、ジェンダーとしてはよくないのかもしれませんが、

とても共感いたしました。