天国のリングでアンドレを体固め | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

『キン肉マン 完璧超人始祖編』の主題歌が

 

YouTubeで発表されたりして、

 

ますます盛り上がってきておりますね。

 

 

で、この漫画はとにかくツッコミどころが多いというのは

云うまでもない、というか、

 

『少年ジャンプ』作品の通例として

「ゆでたまご」のおふたりまでもが開き直っている感もあります。

 

どちらかというと、アタシは

『名探偵コナン』の方がツッコミどころが多いと思うのですが……。

 

まぁ、週刊誌連載で5年以上やっていればいろいろ破綻するわな。

 

そしてこのアニメで、ネプチューンキング(ビッグ・ザ・武道)を

漫才師である「麒麟」の川島明さんが演じられるそうで。

 

意気込みを語っておられた動画のTシャツが、

「クロスボンバー」を発動させる直前のネプチューンキングで

すこぶるカッコよかった。

 

 

だがしかーし(オメガマン・アリステラ風に)、

 

「いったいこの人は何だったんだ⁉」って云うのがやはり正直なところで。

 

無量大数軍(ラージナンバーズ)の面々からもボロクソに言われているし、

 

完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)でキングの師匠だったらしき

サイコマンにも「小物」と評価されているし。

 

とはいえ、ネプチューンキングだけに許された特権のようなものも垣間見える。

 

キングは「完傑」の異名をもつ大数軍の一員だったそうなのですが、

 

他の成員とは待遇が明らかに異なっているように感じられるわけです。

 

 

以下、そういった「状況証拠」を列挙してみます。

 

なお、以下の記述については、

「始祖編」以降を「新シリーズ」、

 

「王位争奪戦」以前を「旧シリーズ」と表現させていただきます。

 

 

①    「新シリーズ」で、禍福の神リヴァイアサンが

 

「ストロング・ザ・武道」(慈悲の神ザ・マンないし超人閻魔)の装束を

 

「発心の鎧」「神が身に纏う正装」と表現しているが、

 

仮に「悪役レスラー」だったとしても、ネプチューンキングが

 

それと瓜二つの衣装を纏うことをザ・マンが許可している点

 

②    「旧シリーズ」で、知性の神ら「邪悪五神」が

(もともとザ・マンと同輩だった)

 

キングのことをかなり評価している点

(ミイラ状態とはいえ「発心の鎧」を着た死骸に対して)

 

③    「新シリーズ」で、キング以外の無量大数軍は、

 

かなり長い期間にわたり同格だったはずの

 

グリムリパーが始祖サイコマンだったことや、

 

ストロング・ザ・武道が指導者である超人閻魔だったことを知らないのだが、

(あのネメシスでさえも)

 

キングは少なくともサイコマンについてその実体を知らされている点

(そもそも、他の構成員がマグネットパワーを使えそうにないし)

 

④    「新シリーズ」で、ネプチューンマンはまだしも、

 

キングについていった1000人の代表格であるだけではなく

 

あまつさえ、「凶器を使わない」完璧超人の掟を犯した

(そもそもキングがそうだが)

 

スクリューキッドとケンダマンが

 

新たに編成された大数軍に加わっている点

 

⑤    「新シリーズ」では、始祖ミラージュマンの試練を

 

突破しないと完璧超人になれないとされているが、

 

「旧シリーズ」でキング(ビッグ・ザ・武道)に引き抜かれただけの

 

ネプチューンマンが大数軍の精鋭にまで登りつめている点

(後から選抜試験を受けた可能性はあるけど)

 

他にも多分いろいろありますけどね。

 

 

で、これらを総合して立ててみた仮説が、

 

ザ・マンはキングをかなり買っていたであろうこと、

(じゃなきゃ「発心の鎧」同様の衣装は許せないだろう)

 

おそらく「代理人、支配人」もしくは「大使(ambassador)」という

 

ふうな役割を与えていたのではないか、ということ。

 

そもそも「神」だったザ・マンにとっては

「下界」の情報を「天界」で見ているだけでは

 

実情把握に限界があり、

 

そこで見出された有望な人材がキングだったんじゃないのか、なんて。

 

川島さんも「裏からいろいろ仕切る人」みたいな表現をしていましたが、

 

実務能力とかにいろいろ長けていたのではないかな、とか。

 

「超人墓場」のピンからキリまでを拵えたのが

 

きっとサイコマン、そして当初は腹心の部下だったであろうキングなのではないか、と。

 

忠臣蔵における大石内蔵助のような。

 

 

また、ビッグ・ザ・武道はストロング・ザ・武道の影武者も務めていたと思うのですね。

 

超人閻魔としてザ・マンがいろいろ指示するときはあの衣装で、

 

ザ・マンがストロング・ザ・武道になるときは

きっと「マイルドマン」のオーバーボディで(笑)、

 

と一人二役を互いに演じていたんじゃないか、って。

 

どちらかが「閻魔様からの任務に就いておられる」という名目で、

 

きっとグリムリパーも口裏を合わせて伏線を張るべく

 

「あのおふたりは同族嫌悪というか犬猿の仲ですからね」みたいなことを

 

普段から云っていたような気もするし。

 

 

そもそも始祖はジャスティスマンとサイコマンを除いて、

 

なおかつ超神は邪悪五神とかを除いて、

 

かなり性善説で出来上がっているふうな感じがします。

 

シングマンがサンシャインの「賭け」にコロっとひっかかったり、

 

ミラージュマンがオメガマン・ディクシアを実力だけで迎え入れたり。

(そもそもミラージュマン自身が良くも悪くも、すごく「いいひと」だと思う)

 

だからキングみたいな「汚れ役」を自ら買って出る人材は貴重なのかも、なんて。

 

 

最後に余談ですが、

 

上述の動画で川島さんが

 

「(家族がいないときとはいえ)キン肉マンの科白の音読をしていた」

 

そうなのですが、

 

それはちょっと聞いてみたいような。

 

アニメではストロング・ザ・武道が大塚明夫さんなので、

 

それに匹敵する「いい声」だから選ばれたのだろうし。

 

少なくともアタシがここ10年で新しく聴いた男性の声で、

 

かなり惹かれたのは川島さんと

 

木村ツヨポンさんくらいでしたかね(笑)。