文化じゃ食えない貧乏ブルース | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

本棚から何気なく取り出した一冊が、

 

『コマネチ!』(新潮社、1998年)だったんですけど、

 

ほいで何となく感じたことがあるのでちょいと文字にしてみます。

 

 

というのは、彩色された頁を経てからの

 

この本でのしょっぱなの企画が、

 

「天才とバカの間」と題しての

 

ビートたけしさん(以下「殿」)と、

 

松本人志さんの対談なのですね。

 

 

2024年6月現在、イエローメディアの

 

「飯のタネ」として松本さんの何やらが

 

取り上げられているのかいっこうに存じ上げませんけど。

 

この記述に目を通してみると、

 

なんとなく理解できるものがあるんだな。

 

念には念で断っておきますが、アタシは

 

その「何やら」に纏わる利害関係者を

 

中傷する企図は一切持ち合わせておりませんので。

 

 

かつて『ダウンタウンのごっつええ感じ』の特番が

 

何かで流れたことに松本さんが憤慨して

 

いろいろ揉めて番組を打ち切ったじゃないですか。

 

そのことについてご本人の言葉だと、

 

「テレビ局ってタレントのことをなんか

やっぱり将棋の駒みたいに思ってますよね。」

 

「スタッフに迷惑かかるのも分かってましたし、

周りから叩かれるのも、もう全部分かってたんですけど、

そんなん、もうええかなって。」

 

 

また、別の文脈で、

 

「自分が負けそうにないことというと、

お笑いしかない。

しかし、今は一般人にこっちから合わさんと

いかんような状況になってきてるじゃないですか。

でも、絶対違うんです。」

 

というふうに仰ってる。

 

 

で、この対談の締め括りで、殿は

 

「どうしてそんなにいつもお笑いのことを

考えられるんですかって言われると、

魚は泳ぐだけっていうのがあって、

泳げない人間が魚を見た時、

どうしてそんなに泳げるんですか、って聞かない。」

 

「おいら、お笑いに関しては魚かなって感じがする。

お笑い病にかかっちゃったりして。」

 

その意見に松本さんも同意しているわけであって。

 

 

まあ、『遺書』って出版した人だし。

 

で、この本について、

 

「お笑い、ずっとやってて、

若い子の支持はありましたけど、

広く支持されたのは、

結局あの本なんです。」と。

 

 

で、何が一番言いたいかということにつきましては、

 

やっぱり殿のお言葉を借りて

 

表現するしかない矮小な人間なんですけど。

 

「人を名指しで批判的に書いてる人って、あるじゃない。

あれは相当下のレベルだと思うよ。

知的レベルじゃなくて生活レベル。

生活苦しいんだろうなと思うもの。」