岩手県立図書館に足を運んでみたところ、
尼子騒兵衛氏の美術展について詳細にしたためられた本を見つけたため、
しばし読みふけっておりました。
というのも、国民的アニメ『忍たま乱太郎』及び
原作漫画『落第忍者乱太郎』は
アタクシの幼少期と時宜を併せて放映&連載されている作品であるため、
ひとしおに思い入れが強いサブカルチャーであります。
「あさひコミックス」だと25巻くらいで購読をやめてしまったため、
うら若き女性の皆様が「推し活」なるものをしている面々については
全く存じ上げないのですが、
群を抜いてお気に入りである登場人物に、
忍術学園の教諭である山田伝蔵、
ドクタケ忍者隊の首領である稗田八方斎の
ふたりがおります。
山田先生に関しては、
それ相応の規模と財政力をもつであろう
兵庫水軍がとびきりの好待遇で迎え入れて、幹部になってもらおうという
アニメオリジナルエピソードも確かあったはず。
(土井半助先生の機略により実現せず)
この人を語るうえで欠かせないのが、
「お約束」である「山田伝子」さんへの女装ですが(笑)、
室町時代後期という世相を考えると、
聞きかじりですが男色すなわち、
「表門よりも裏門を抉じ開ける方が好き」(©都筑道夫さん)なのは
おおっぴらに行われていたようなので、
かの女装も結構有効な手段だったのではないか?とも考えられます。
それを差し置いても、山田先生が本気になれば
有力な地方大名の城など楽々と陥落させられるのではないかな、なんて。
そして後者、稗田八方斎については
何といっても稀代の悪役声優である
飯塚昭三さんが声を充てていることがアタシの好きな要因ですね。
それ以外にも、山田先生が物理的な方面で秀でているのに対して、
八方斎は謀略によって戦局を左右させるのに秀でているのではないか、なんて。
朝日小学生新聞の購読をやめる前後の折節だったと思うのですが、
幻術の領域or業界(?)では知らないものはいないという大物と
専門分野で互角に立ち回るという描写がありまして。
(その理由が「読者からの応援ハガキをもらったから」ということなんですけど)
もともと彼はそういった、精神的に敵対者を追い詰めていく方面に突出しているんじゃないかな、なんて思ったりして。
初期のアニメでは油断していたとはいえ、ドクタケの側近を腕っぷしだけでやっつける場面もあったし。
ほぼ漫才の掛け合いになっている彼の「右腕」(というか「あーいぼう」?)
風鬼と組んで、ふたりだけで八面六臂の実力を見せつける挿話とか観てみたいなぁ……。
え?
だったら自分で書けよ、って?
仰る通りでございます。異議ナーシ!
それでは皆様、さよぉ~な~らぁ~。