『ソングス46 略してガッテン!!』で
(改めてこう書くとしみじみ恥ずかしい)
最初に放言させていただくのは、
「愛はスローにちょっとずつ」(2019年8月12日配信シングル)。
このCDがなんとしてでも欲しくて
『YEAR BOOK [40]』を購入しました。
ご存じの通り、『ふざけるなツアー』で初披露された楽曲であり、
丁度5年前の東京ドーム公演に至るまでのステージを経て
育まれていったものであります。
アタシは6月9日の札幌ドーム公演で聴きましたが、
丁度「溢れ来る ひとすじの涙」のところで
涙がドバっと……。ウソじゃないったら。
ちょうどその年の初春に大好きだった祖父が他界したこともあり、
この歌はアタシの中では「永訣」を主題にしたものになっております。
桑田さんソロの「愛しい人へ捧ぐ歌」を、
さらにはThe Beatles 「In My Life」を
こうして「言葉言葉に愛をしたためて」いるうちに想起してしまいました。
『ふざけるなツアー』は楽曲同士の相互補完というか、
かくも圧巻のセットリストによって、
新たな解釈だったり、
これまでになかった感動が生まれてきたり、
弘さんが「これまでで最高」と仰るのも頷ける構成になっておりますが。
その辺は改めて頁を割かせてもらうとしまして。
『代官山通信』の表現を借りれば
「史上最高傑作」だった「慕情」を経て披露されることで
この曲の持ち味がより引き出されたのではないか、と思っております。
なんか、この曲を聴くたびに、
ちょっとずつ心がキレイになっていく気がする。