病めれど 止め難き 宴の才  | JIROのブログ

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「話しの中身がどうなれこうなれ気持ちも知らずに」だべっていくと思いますが、他人様を傷つけることのないようにしていきたいと存じます。

前回の記事で「さなきだに」って表現を使いましたけれども、

 

これは「そうでなくてさえ」「只でさえ」っていうことなんですが、

 

読んでくださった方々はご存じでしたでしょうか?

 

この言葉は横溝正史さんがかつて連載していた随筆で覚えました。

 

 

ここ数年に渡り、日本語に対する愛着がひときわ深まってきております。

 

卓越した言い回しに接すると、

 

なんともいえない嬉しさがこみあげてくることもしばしばです。

 

こういうのを「エモい」と云うのでしょうか(笑)?

 

まあ、「もののあはれ」「いとをかし」ってのと同じですよね。そう願いたい。

 

 

アタクシが160か月に渡り(中断期間あり)pixivで続けてきた二次創作で多用した表現として、

 

「……を敷き写しにして」というのがあります。

 

とどのつまり「トレース(trace)」の直訳です。

 

尊敬してやまない桑田佳祐さんやビートたけしさんの影響なのか、

 

アタシは比喩表現というものをついつい多用してしまいます。

 

 

ただ、「……のような」ばかりを用いていると、

 

文章がどうしても平板になり、なおかつ稚拙な印象を拭えなくなるので、

(あくまでもアタシの主観です)

 

その折節に合わせて使い分けたいな、と思った末の苦肉の策でございます。

(というほど大げさなものか?)

 

 

ほいで、これまでにどんな表現を用いてきたのか、ということを、

 

おこがましくも皆様にご覧になっていただきたい願望がはからずも湧いてきてしまいまして、

 

敢えて列挙させていただきます。

 

 

「……さながらに」

「……の如く」

「恰も……であるふうに」

「……を敷き写しにして」

 

(少しけなして)「……じみて」

(同上)「……もどきに」

(同上)「……まがいに」

 

「……そっくりに」

「……に擬して」

「……にあやかって」

「……になぞらえて」

 

「まるで……を連想させる」

「……を彷彿とさせる」

「……と比して遜色はない」

「……と称しても過言ではない」

「……顔負けの」 (技量や機略などについて)

 

 

終わりに近づいてくるにつれて「それは比喩か?」ってのが増えてきていますね。

 

云うに及ばず、「だから何だ?」ということは百も承知でございますが。

 

つまるところ、アタシの本懐とするところといたしましては、

 

みなさーん、もっと、「にほんごであそぼ」。