昨日に引き続き、旧東海道の神奈川宿散策のことを書きます。

 

 

今日は、「慶運寺(浦島寺)」をご紹介します。

 

慶運寺(浦島寺)

慶運寺(浦島寺)

 

JRの線路と京急の線路の間に位置し、電車の音で騒がしいところにあります。

 

 

 

このお寺は、二つのことで有名です。

 

まず、一つ目は開港の頃、フランスの領事館として供用されていたこと。
ここで、「ボンジュール」とか、「ウイ」とか、「サバ」といった会話が飛び交っていたのですね…幕末の頃に…。

 


もう一つは、この寺は浦島寺とも呼ばれています。
浦島太郎が竜宮城より持ち帰ったという観音像など浦島伝説にちなむ遺品が伝わっているそうです。
分かり難いですけど、上の2枚目の写真では、「浦島寺」という石碑が亀の上に乗っています。

 

 

 

こちらが、本堂です。

 

慶運寺(浦島寺)
すみません。少しピンボケです…。

 

 

 

先日、私の郷里における桃太郎の伝説のお話しを書きました(→ここ)。

桃太郎にまつわる伝説は日本各地にあると書きました。

 

 

一方で、浦島太郎にまつわる伝説も、ここ横浜以外にも沖縄にもあるみたいです。
香川県三豊市の荘内半島にも、同様に浦島太郎伝説があります。

 

 

 

ここも小さなお寺ではありますが、フランスと浦島太郎というまったく結びつかないものに思いを馳せて、足を運ばれてみてはいかがでしょうか?