墜落 | こぶたのしっぽ

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墜落 (ハルキ文庫)/東 直己
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「墜落」を読みました。


女子高生の素行調査を引き受けた私立探偵・畝原は、その行動に驚愕した。


ホストクラブに出入りし、そのお金を稼ぐために老人に体を売っていたのだ。


一方、ネコの首なし死体が投げ込まれるという相談を受けた畝原は、依頼主の経営する駐車場で殺人事件に巻き込まれる。


2つの依頼に共通点が見えたとき、事件の実体が明らかになる。


これは、話はなかなか面白いのですが、個人的に作者の文章というか、展開が馴染めませんでした。


なんか、1つ1つの事柄に対して異様に説明のための文章が多いような感じがしました。


その1つの事柄に対するくどいまでの説明は、先々の謎解きに対して意味を持ってくるの?


と、ちょっと最後の方は疲れてしまうくらいでした。


それで、話が進まないというか、テンポが滞る感じを受けましたし。


なんかこう、ストーリー自体はなかなか面白いと思っていたので、半ば残念な感じがしました。


こればかりは、作者の描き方と、読むほうのこちらの相性もあるからしょうがないかもしれません。


(あたまっち)