コンピューターの故障により前回との間が空いてしまいました。
これまで見てきたように体内の物質の相互関係はきわめて複雑です。
現代人の心配する食肉、甘いもの、とメタボにはいけないものは、
かえってうつには必要なものばかりです。
メタボから逃げ出すためのダイエットなどが今の人たちのうつの傾向を
高めているのではないでしょうか。
セロトニンの原料になるトリプトファンをつくるためにも、
そのセロトニンの放出を高めるコレステロールも食肉を
たくさん食べなくてはなりません。
それに加えてでんぷんや甘いものを脳のエネルギー源として
食べなくてはなりません。
つまりメタボを嫌ってこのような食物をとらないことは脳にとって
きわめて不健全なあり方になるということです。
メタボを避けるには食物以外の別の、たとえば運動をするとかの、
方法を選択するほうがよいということになるのでしょう。
栄養学は時代とともに変わっていきます。
何百万人ものうつに悩まされている人たちがいる、
今の時代を生きるためには、高田 明和博士の
『「うつ」にならない食生活』のような本は大変参考になる
のではないでしょうか。
ところで、最近は音楽セラピーということも大いにはやっているようです。
私はあんまり遊びが好きでなく、日ごろも遊びのきわめて少ないタイプ
です。
ですので、癒しといっても酒を飲むことくらいしか自分を癒す方法を
知りませんでした。
ところが、うつ病と断定される頃は酒もあまりうまくなくなりました。
仲間同士で酒を飲み、乾杯といって杯をあわせても
ビールが一気に飲めません。
無理やりのどに押し込むといった時間がかなり長くあり、
少しアルコールが体に回ってくるまで続きました。
酒は飲みすぎれば確実にセロトニンを使い果たし、
翌日は急性うつ病患者を作り出します。
そんなことで脳を癒そうという試みは、心を改めて積極的に食べること
にした甘いもののほかは、ごく限られてきてしまいます。
そこで私が取った方法は音楽を聴くというものです。
「モーツアルトを聴けば病気にならない」
「モーツアルトを聴けば免疫力が高まる」
(いずれもKKベストセラーズ発行 和合 治久著)
を買ってきて付録についてきたCDを聴くことにしました。
そのほか「頭のよくなるモーツアルト」などというCDを買い込んできて
専らモーツアルトを聴くことにしました。
日ごろはクラシックなどあまり聴く時間もなく、誰が好き、この曲が好き
ということもありませんでしたが、うつに効くならということで出会ったのが
この「モーツアルトを聴けば・・・」です。
といっても改めて聴くとなると、これがやはり億劫です。
私のとった方法は全く横着な方法です。
枕元にCDプレーヤーとテープレコーダーを置いておきます。
朝眼が覚めて気が向くとCDプレーヤーかテープレコーダーの
どちらかにスイッチを入れます。
CDプレーヤーにはモーツアルトが入っています。
テープレコーダーの方は脳を鍛えるという範疇に入る速聴のテープが
入れてあります。
どちらにスイッチを入れるかはその日の気分に任せます。
こうしてCDプレーヤーかテープレコーダーのどちらかにスイッチを
入れることから、毎日のうつ病治療活動が始まります。