G博士のうつ病心得6ヶ条その3は発病以前に在籍した元の職場には絶対に
復帰しないと心に決める、です。
これは大変大事なことです。
おおくの人が病後、復帰しては再発して休み、休んでは復帰するということを
繰り返しています。
普通は、医者も少しでも早く患者が職場へ復帰することを願って治療に
当たるでしょう。
G博士のこれまた凄いところは「元の職場に復帰するな」とい言い切る
辺りにあります。
これをいわれたら患者はどう思うでしょうか。
もし前の職場を失ったら、生活をどうするか、とまず考えるでしょう。
それを明確に元の職場に復帰するなといわれたら・・・・・・・・。
でも考えても見てください。
休む前の職場こそ多くの場合うつ病を発生させた環境でしょう。
だからもし復帰すればきわめて高い確率で再発するでしょう。
医者は病気を治すのが仕事です。
同時に再発などしないように図るのも仕事でしょう。
ですから、うつ病を発生させた環境に患者を戻すということは
医者の仕事とは矛盾する行為になるでしょう。
これは患者の個人的事情に同情を寄せた偏った判断です。
多くの人が休職、復帰、再発、休職、復帰を繰り返していることを
見れば事態は明らかでしょう。
では患者の気持ちの中の不安はどう解消していくか。
その解消法の第一歩がG博士のうつ病心得6ヶ条その2で書いた
横社会への自己の展開です。
具体的には、うつ病で眠れないときは本を読み、
考えに考え抜いたことをメモに書き取っておく、です。
そこに書きつずられたことがらの中に、全くこれまでに考え及ばなかった
ことがらを発見することになります。
それを追求し新しい人生の展開を図るのです。
必ずそうしたくなります。
自分自身に自信がもてるようになってくるからです。
G博士はいいます。
うつ病は縦社会から横社会への通過儀式であると。
そのとき「ああー! ありがたい、ありがたい。うつ病さま、さま」
といった感懐が湧いてくるでしょう。
だから私はG博士は名医だと断定したのです。