G博士のうつ病心得6ヶ条、今回は「新しいことをしないこと」です。


これまた難しい、というよりは無理難題です。


うつ病心得6ヶ条その3には元の職場に復帰しないこと、

というのがあります。


となれば、うつ病を治したあとは、新しい仕事に転進しなくてはならない、

ではないですか。

そういうことになれば、当然、休職中に次のことを考えなくてはならない

でしょう。

そこで、何か新しい事を始める準備をしなくては、とおもうのは当然の

成り行きです。


それを、新しいことをするなといわれたらどうなりますか。


対応に困って悩み、うつ病は嵩じます。

そう思うでしょう。いかがですか。


しかし、ここがポイントです。


新しいことでなくても、以前から時間ができたら本格的に取り組みたい、

と思っていた事は誰にでも、いくつかあるでしょう。


興味のないことを無理やり、生活のためにやるのとは、

これは全く違います。


その中から没入するものを選択するのです。


私は没入するものを「般若心経の謎解明」に定めました。


その過程で意外なことが起こりました。


私は何回か転職して赤字部門の建て直しをやってきました。

ですから、いろいろな分野の仕事を経験して何でもできるという自信が

ありました。


けれども、弱気になった時、実は何もできないことに気が着きました。


ところが、般若心経の謎解明が進むにつれ、これまでに経験してきた

ことの中から、これをやりたい、これを仕事としてみたい、というものが

でてきたのです。


好きでやる道、どんな狭い分野でも、その分野では絶対に人には

負けない、という分野が確立できれば、次に転進する道として、

選択は可能でしょう。


おそらく、いろいろな困難はあるにしても、そこにはやりがいと喜びを

感じることもできるでしょう。


人を押しのけての出世にうつつを抜かしていた自分が挫折し、

今度は人を助けることになり、喜ばすことになるという転進であれば、

なおのことうれしいではないですか。


そのとき、目の前に広がっている世界がG博士のいう、


「よこ社会」


なのでしょう。